大阪シニア自然カレッジ

12期生11月8日講座報告

開催日2017年11月8日(水) 雨のち曇り
講座名淀川と水生生物
講師淀川資料館 生田先生、中村先生、水生生物センター 小田 優花先生
場所淀川資料館、水生生物センター

淀川資料館ではプロジェクターによる「淀川の歴史」を視聴。現在の淀川は明治18年の大洪水をきっかけに治水対策として新たに開削され、また過去の河川工事のなごりであるワンドには国の天然記念物のイタセンパラも棲息しているらしい。降り続く雨のため館外周辺のみ歩き、大阪城の石垣修復用に切り出すも用いられなかった「残石」等の説明を聞く。

雨が止まず、京阪電車と京阪バスで水生生物センターに移動。「様々な個性を持つたくさんの生物が他の生物や環境とつながり合いながら存在する」と定義される生物多様性の座学からスタート。中でも淀川のシンボルフィッシュであるイタセンパラの生態が特に印象に残る。秋の産卵期になるとオスは淡紅色の「婚姻色」に染まり、メスの産卵を誘う(ここから「板鮮腹」の名前がつく)。またメスは長い産卵管を2枚貝のイシガイの入水管に伸ばして産卵する。貝の体内で孵化した仔魚は翌春に貝の出水管から泳ぎ出す、と言うサイクルを聞いて一同ビックリ。

その後館内の水槽内で泳ぐイタセンパラや同じく婚姻色に染まったカネヒラ、さらにチャネルキャットフィッシュ等を観察。ようやく雨が上がり、屋外のビオトープでもんどり網を使って淡水魚を採集、イタセンパラ等の数種類をゲット!さらに水中に潜むイシガイも見つける。

受講生は歓声をあげながら、生態の不思議さや自然保護の大切さを再認識した。

ビオトープの傍に生えたデンジソウ、水田等に生えていたが絶滅危惧Ⅱ種に指定される。葉の形が「田」に似ているところから名付けられた。でも、四つ葉のクローバーと偽ってプレゼントしないでね。
淡紅色の婚姻色に染まったイタセンパラのオス。でも人間の男性が淡紅色のマントを着ても、女性は寄ってきませんよ!
ビオトープで見つけた2枚貝のイシガイ。イタセンパラのメスが「生みの親」なら、このイシガイは「育ての親」?頑張って育ててね。