大阪シニア自然カレッジ

11期生11月15日講座報告

開催日2017年11月15日(水) 晴れ
講座名九度山散策と紙漉き体験
講師阪井 和枝先生、中尾 智美先生(九度山町まちなか語り部)、紙遊苑 施設担当者
場所九度山町(和歌山県)、紀州高野紙伝承体験資料館 紙遊苑(和歌山県)

「望みを捨てぬ者だけに道は開ける」あの「真田丸」の舞台地、真田三代ゆかりの里を2班に分かれ九度山町まちなか語り部の阪井先生、中尾先生にガイドして頂きながら、まずは「真田のみちエリア」(真田庵、真田抜け穴伝説の真田古墳など)を散策しました。途中真田ゆかりの品を並べた店々があり楽しませてくれます。なかでも真田紐の強さにはびっくり!まさに優れもの。

その後、清流、丹生川の橋を渡り、弘法大師の母が住んでいた慈尊院へ。高野山へと続く道しるべ「高野山町石道」の最初の180町石を見つけ、「高野山へ続くこの道をいつか歩いてみたいね。」と次の活動への意欲が高まり、さらに179町石まで歩き、今日の目的地「勝利寺境内の紙游苑」に到着。茅葺屋根の紙游苑の縁側に腰を下ろし、柿色の山を見ながら、膝の上の六文銭弁当の昼食は何とも優雅な一コマでした。

午後の講座は空海に教えてもらったと伝えられる手すき和紙「高野紙」の紙漉き体験です。楮(こうぞ)の木をどのようにして和紙にするか、楮(こうぞ)の幹の皮を剥き表面の黒皮を取り除き、白皮にして煮た後に叩いて繊維をほぐしてトロロアオイのネリと混ぜた液を漉いて紙を作るという先人たちの知恵と努力を知るだけで戦わずして負ける心境です。しかも空海の時代から伝承されていることに大きな価値を感じます。

いよいよ紙漉きの実践、自分で漉いた高野紙が修了証紙になると思えば、この和紙に対する思入れは大きくなります。講師に紙漉きの手順を見せてもらうけど、いざやってみるとそう簡単にはいかない。でも一人ひとり丁寧に手ほどきしていただくと、1枚1枚、持ち味のある高野紙が出来上がりました。3月、素敵な修了証書をみんなで手にすると思えば今からでもワクワクしてきます。およそ1200年、途切れることなく伝承されてきた高野紙の紙漉き体験は貴重な体験でした。充実した時間を過ごし、九度山を語るには欠かせないという富有柿を土産に帰路につきました。(活動報告作成2班)

高野山の表玄関・女人高野の慈尊院
紅葉の下 愉快な仲間と
手く漉けますように