大阪シニア自然カレッジ

14期生10月9日講座報告

開催日2019年10月9日(水) 曇り
講座名自然観察の視点
講師菅井 啓之先生
場所堺市立栂文化会館、西原公園

今日のテーマは「自然観察の視点」4月以降自然観察を行ってきたがちょっと深い講義となった。

自然観察は視点の置き所が大切で見方が定まらないとどんな活動をしてもわからない。ラベルを見ないで中身を見ることが必要であるとのこと。例えばスズメは名前を知っているが生活方法や生態のすべてを知っているわけではない。名前は人間が後から付けた記号であって、名前を知っているだけで分かった気になっている。また、葉っぱの色が変わる原理は科学的に解説できてもなぜ変わるのか分からない。見て知って覚えるそれは自然が分かったことにならない。知識だけでなくその奥にある物語を読み自然の本質に目を向けるというやや哲学的な話に戸惑いながらも目から鱗の話に引き込まれていきました。

午後からは、西原公園での観察の実践です。3本のクスノキの下で、これらの木はそれぞれ葉が重ならないように枝を伸ばしている。また、幹に生えているコケで雨の流れるところがわかり、枝を見ればその木の成長の過程がわかる、じっくり見れば一本の木の中に環境があるなど、一つひとつ丁寧に公園内の植物の普段気が付かないところを説明してもらいながら観察して回りました。最後に自然観察ということは見て知るという考え方ではなく、直観を働かせ洞察して読むこと学ぶことであると教えていただき、これからの自然観察の視点をそれぞれが考えながら講座を終えました。

他の木と重ならないように本来の樹形ではなく、環境に応じて斜めに伸びるケヤキ
ヌスビトハギの花は、蜂が止まれば雄しべ雌しべが出てくる。まるでバネ仕掛けのよう!
にぎりこぶし状の、でこぼこの形からその名がついたコブシの果実