| 開催日 | 2019年5月8日(水) 晴れ |
| 講座名 | 琵琶湖の環境と薬用植物観察 |
| 講師 | 藤原 務先生(滋賀県庁職員)、山浦 高夫先生(日本新薬山科植物資料館 館長)、スタッフ2名 |
| 場所 | 滋賀県庁(大津市)、日本新薬山科植物資料館(京都市) |
午前は、滋賀県庁で「琵琶湖における水質・環境保全」「琵琶湖の全層循環」について説明を受けた。
我が国最大の琵琶湖は、近畿1450万人の水源として、また、世界有数の古代湖として、等の様々な価値を持つ国民的資産である。琵琶湖の課題への取り組みは、1972年からの総合開発事業による治水・利水対策を経て、1986年からの湖沼水質保全計画による水質汚濁・公害対策を現在も推進中であり、併せて2000年からマザーレイク21計画が策定され、在来魚介類減少・生態系保全対策にまで拡大している。この間、住民による石鹸運動の展開、工場排水の規制等、県民全体の活動と意識の高揚につながった。
小学5年生を対象に、学習船「うみのこ」による1泊2日の宿泊体験学習を行い、次世代につなげている。現在の主な課題は、外来魚の増加・在来種の減少、水草・外来水生植物の大量発生、等であり、住民・企業・研究機関・行政が一体となって琵琶湖を守り、活かす取組を推進している。
午後は、山科植物資料館で説明を受け、珍しい植物を目の当たりにした。創立100周年を迎えた、日本新薬(株)所属で、3000種以上の薬用・有用植物を植栽している。回虫駆除薬の原料となるミブヨモギ、珍しいキソウテンガイ、ウラジロガシ、等。身に覚えのある多種多様の匂いを堪能する事ができた。現在の新薬は、天然由来ではなく科学的に合成されるので、実用の役割は終えた薬用植物が大切に保存され、一般にも公開され、丁寧に案内していただけるのは、歴史的にも文化的にも大変貴重な取り組みだと思う。(1班作成)



