大阪シニア自然カレッジ

13期生2月6日講座報告

開催日2019年2月6日(水) 雨のち晴れ
講座名絶滅危惧植物入門と剪定実習
講師本田 高史先生、森 由紀子先生(大阪府立花の文化園職員)
場所大阪府立花の文化園(河内長野市)

午前の座学は植物の多様性保全について学んだ。

私たちは生態系により化石燃料等色々な資源とその過程から多くの恩恵を受けている。生態系の中にいる生物も又複雑に絡み合っている。植物は光合成を得るために背丈を伸ばして光を奪い合う。

美味しい桜餅、あのサクラの葉には他の植物の育成を妨げるクマリンという毒素が含まれている。カンコノキとハナホソガの絶対送粉共生の不思議な関係等も興味深い。生態系を維持するためには、多様性(生態系、種、遺伝子)が必要。例えば、牡蠣を養殖する人は海中のプランクトンを増やすため、山に木を植える。

日本に自生する約7500種の植物にうち25%が絶滅危惧種に指定されている。植物が減っているその原因は人の生活が影響していると考えられる。私達は今後も自然からの恩恵を次の世代に渡していかなくてはならない。花の文化園などの植物園では様々な角度から多様性保全に取り組んでいる。

午後は基本的な剪定の講義を受け、雨の止んだ現地に移動。まずキンモクセイ5本を剪定。「車枝などは栄養の邪魔になるので、遠慮なく切っても良い」との言葉を受け、皆の大胆な剪定が始まる。いつの間にかキンモクセイはスッキリした風情になったが少し不安になる。次はセイヨウカンボクの剪定。「花芽があるので少し気を遣って」と注意を受けるが、だんだん大胆になり終了。木の姿を見ながら木の声を聴いて場所を間違えないで地道に切る。なんだか“木育て”も“子育て”と一緒だなあと思った。(3班作成)

これは松に寄生するマツグミ(赤い実が食べるグミに似ている)。寄生された松は枯れにくいそうです。“マツグミの恩返し”
雨も止み、足取りも軽く、やる気満々で剪定実習場所に移動中。
青空の下、セイヨウカンボクの剪定。どの花芽を残そうか?どこから切ろうか?迷います。