大阪シニア自然カレッジ

19期生 9月2日講座報告

開催2026年 9月 2日 (水) 曇り 時々 晴れ
講座名河口・干潟の生物 (河口・干潟でのカニ釣りと生物観察)
講師山田浩二 先生(貝塚市立自然遊学館 学芸員)
場所近木川河口の葦原・干潟、貝塚市立自然遊学館(貝塚市)

 夏休み明けの第1回の今日は二色浜駅から近木川の河口に向い、河口・干潟の生物の講座です。午前は河口の葦原で蟹釣りに挑戦し、浜辺のカニについて学びます。午後からは河口の干潟のいろいろな生き物を探し、貝などについて学びます。

 駅から20分ほど移動し、河原に着きました。夏休み明けですがまだまだ暑い中、休憩・給水を取りながら、和泉葛城山を水源とする近木川にて蟹釣りに挑戦です。それぞれ、カニ釣りの竿に、餌のスルメや沢庵をつけて葦原の巣穴めがけて糸を垂らします。はじめは、なかなか出てこないカニも、徐々に姿を現し、釣り上げるタイミングも覚えてきました。釣れた!との声とともに、バケツに10cm近い大物を入れます。逃げられたり、うまくバケツに入らなかったり、多少のバタバタもありましたが、ハマガニ12匹、アシハラガニ10匹の釣果がありました。山田先生から丁寧な説明を受け、ハマガニは胴幅が7cm近くにもなり、爪が紫色、ふんどし(おなか)は卵を産むため、雌の方が大きいことなどを学びました。アシハラガニはやや小ぶりで爪が黄色っぽく、ともに雑食です。これらのカニたちは残念ながら食べることはできないとのこと。巣穴は迷路のようになっており、中には何匹もいるとのことでした。最後にカニたちはリリースしましたが、水道水でも生きるので子供たちは持ち帰って、飼ったりもするとのことでした。

 その後、河口に移動し、高速道路下の日陰で昼食をとってから、午後の磯の生物観察に移ります。干潮が15時39分と時間的にやや早かったので、海水はやや多めでしたが十分歩ける深さです。はじめは生き物が見つけられませんでしたが、徐々に貝、ヤドカリ、フナムシなどを採取できるようになりました。集めた生き物について、昔は絶滅危惧種だったウミニナ、小さなマルウズラタマキビガイ、そのほかユビナガホンヤドカリ、アサリ、タテジマフジツボなど14種以上が採取でき、それぞれの説明を受けました。ほぼ完璧な形のワタリガニの抜け殻もあり、脱皮してすぐとのこと。見た目は生きたカニのようで、非常に興味深い物を見ることができました。

 干潟を後にして、貝塚市立自然遊学館に移動し、涼しい屋内で休憩がてら展示を見て、帰途につきました。曇りがちとはいえ、まだ暑いなかでしたが、カニ釣りや磯歩きなど、子供に返って楽しめる経験ができました。(Y/M)

 カニ釣りへ出発! 堤防でのカニ釣りの様子。 釣れたカニをバケツに入れるのが大変。
 釣りあげたカニについて講義を受けます
 海の中に入って磯の生物探し
 採取した磯の生物について講義を受けます。14種以上集まりました。
 貝塚市立自然遊学館にて