大阪シニア自然カレッジ

18期生 9月 2日 講座報告

開催2026年 9月 2日 (水)  晴れのち曇り  
講座名外来種問題について
講師大門  聖 先生
場所堺市立栂文化会館・西原公園 (堺市) 

 座学では最初のテーマ「外来生物について」から始まった。外来生物とは本来その土地にいなかったのに、人の手によって別の地域から運ばれてきた生き物の事で、植物・動物・昆虫などが含まれる。外国からやってきたものは2200種以上、現在も増加中で殆どは植物が占めているそうだ。
 「なぜ外来生物がダメなのか」
① 外来生物が増えることにより、在来種との競合や捕食により生物多様性が失われること(ソウシチョウ・カダヤシなど)
②農作物や林業、水産業への被害など経済損失も大きいとされていること。(クビアカツヤカミキリ・ブルーギルなど)
③アレルギーや毒など人の健康に影響をもたらす種もいること(セイタカアワダチソウやセアカゴケグモ)などがある。
 「被害を防ぐには」
 国には外来生物法という法律があり特定外来生物の持ち込みに対しての規制を行っているが、侵入・定着した場合は防除活動によって被害を防ぐ必要があるそうだ。私達でも出来る被害予防の三原則は、入れない・捨てない・拡げないこと!正しい知識を身につけ、命を尊びながら責任を持って適切に管理・防除をしていくことが大切だそうだ。
「常に身近な自然に興味を持つことが大事です。」との先生の言葉に胸を打たれた。  

午後は公園での観察。建物を出てすぐ傍の側溝でセアカゴケグモを発見。巣は枯れ葉に紛れて分かりにくい!こんな近くに危険な生物がいることに驚いた。その後セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシが付いたセイタカアワダチソウやワルナスビなどの外来生物も観察できた。
暑い公園での観察は早めに切り上げ、今日の講座は終了した。先生の経験を交えた解説が、とても分かりやすく楽しい時間だった。先生感謝です!     (S・Y)        

座学風景
シタベニハゴロモ(外来生物)を先生の標本でかんさつしています。
左:タイワンウチワヤンマ (もともと台湾、中国南部に分布していて北上してきた侵入種)
右上:セアカゴケグモ(特定外来生物)
右下:ウスバキトンボ(世界の熱帯や亜熱帯に広く分布していて日本には春から夏にかけて渡ってくる。寒さに弱く冬を越すことなく殆どが死滅する。自力で移動するので外来種ではありません。)
上:ワルナスビ(外来生物)
下:外来種昆虫捜索中??