大阪シニア自然カレッジ

11期生10月4日講座報告

開催日2017年10月4日(水) 晴れ
講座名大阪湾のウミウシ観察
講師田中 広樹先生(大阪自然環境保全協会)他、スタッフ3名
場所城ヶ崎海岸(和歌山市加太)

今回は加太湾城ヶ崎海岸でのウミウシ観察です。

田中先生が「ここ城ヶ崎海岸は日本で唯一、容易に多種のウミウシ観察ができる磯ですよ。」と、にこやかに話されて講座が始まりました。さて幻想的な色彩・容姿のウミウシとはどんな生き物なのでしょうか?

早速、頂いた「大阪湾で観察された49種類のウミウシの写真資料」を手掛かりに、洗濯板のように浸食された岩場を歩きながら、最も見つけ易い?オカダウミウシ探しです。と言っても私たちはそのオカダウミウシを見つけることが出来ません。すると「いましたネ。これです。」と濡れた石に付いているオレンジ色の1mm程度の点を田中先生が指さしました。「えっ!これ?」あまりにも小さいのにびっくり。

ルーペで見ると確かに触角を愛らしく動かしています。オカダウミウシを確認すると私たちも簡単にオカダウミウシを見つけることが出来るようになり、その後は「これはエダウミウシ」「アメフラシ」「ふむふむ、クロミドリガイ」「おっ!ハクセンミノウミウシだ」と午前中だけでも10数種類のウミウシを見つけ、観察ができました。

爽やかな秋空にトビが舞い、煌めく波間、穏やかな海面を見ながらの長閑なランチタイム。午後からはウミウシだけでなく、磯に棲む生き物たちの観察も出来ました。潮だまりの岩場に腰を下ろし、宝石箱を開けるように1つ1つ、石をそっとひっくり返すと、イソギンチャク、クモヒトデ、ヤドカリなど次々と愉快な生き物たちが飛び出してきます。潮が満ち始めると、採集した21種類のウミウシを田中先生が同定しながら、ウミウシの特徴を面白楽しく解説されました。全て雌雄同体、鰓呼吸、巻貝の仲間で幼生の頃には貝殻を付けているが、成長の過程で貝殻を消失。食べ物は種類により多種多様で毒素を体内に溜めるものもいれば、動物でありながら光合成するもの、他の種類のウミウシを食べてしまうものもいる。

いつの間にか、徐々に海水が岩のくぼみに流れ込み、宝石箱の蓋を静かに閉じていきます。「短時間にこんなにたくさんのウミウシを見た人たちは皆さんぐらいですよ。」と締めくくりの言葉。城ヶ崎海岸のウミウシ、そして海の生き物たちに拍手を送りたいです。「ウミウシ」って大きいと思っていませんか?出会ってビックリでした。(活動報告2班)

これがオカダウミウシ ピンセットで採取
をひっくり返して 探してます
これもウミウシ 背中の青色がきれい
く見れば可愛い?!ウミウシのファンが増えそう