マップ作り部会 3月活動報告
いよいよ今年度最後になりました。ウワミズザクラはどんな花かなとかヤマモモの花はもう少ししたら花が咲くねなどと、心残りを持ちつつ始まります。いつものコースではないですが、花芯まで真っ赤な椿をÑさんが見つけて、これは園芸種かなとか言いながらも結論は出ませんでした。そしてミミズバイ、ソヨゴの実を見て、松尾寺の有名なヤマモモの蕾が膨らんでいるのを見つつ、春日大社へ。コスミレが咲いてました。そして、コクランの所へ向かいます。ヤブコウジを見てどんぐりが小さな芽を出しているのを確認。今度はシハイスミレを発見。ツルアリドオシとコクランを確認して、階段を下り池の横を通り、もみじ谷へ。ノシランの実がまだ残っていて、ワサビも生えていました。そして、昼食場所へむかうと、途中ヤマザクラの花がむかえてくれます。昼食のところではこぶしの大きな花が咲いていました。キュウリグサの花スズメノヤリの花など観察して、今年度は終わりになりました。皆さんの観察力、探求心に支えられた一年でした。来年度もよろしくお願いいたします。(H.M)
ヤマモモの蕾
真っ赤な椿の花は園芸種?
マップ作り部会 10月活動報告
今年はとても暑い夏でしたが、やっと秋の気配の漂う一日となりました。 Fさんがテイカカヅラのさや(長い毛をつけた種が入っている)を持って来て下さり観察した後、春日大社へ。
ホウノキは剪定され、キンラン、イチヤクソウ、ムヨウラン何もなく、先月コクランのあった場所に向かうとテイカカヅラのさやを見つけ、コクランはそのままで、赤い実をつけたツルアリドオシ、葉っぱに生えた粘菌のようなキノコなど色々なキノコを発見。そして、松尾寺のほうへ戻り、ハナミズキの赤い実を見て、カリンの実を眺め、ヤマボウシの実を探しましたが、黒い食べれそうにない実が一個あるだけでした。気を取り直し、進みます。前回満開だったクズはさやをつけていて、皆さんそれぞれいろいろ観察します。ノシランはまだ青い実はつけていなくて、休憩所に行くと、コブシの集合果が裂け赤い実がでていて、お昼にしてるとNさんが紫アケビを見つけてきてくださいました。
昼からはアケビのある場所へ行くのは断念して、タラノキの実を見て松尾寺へむかいましたが、草は刈られていて寂しい状態でした。そこから頑張って、ツワブキやユリを見て、松尾寺への階段を上っていきました。皆さまご苦労様でした。(H.M)
マップ作り部会 5月活動報告
暑くなく爽やかな一日でした。まずは春日大社へ、とその前に駐車場でソヨゴの花を見つけ観察が始まり、そして、春日大社へ。キンランは種をつけて、イチヤクソウは蕾をつけてました。サジガンクビソウの蕾、コナスビの花を見つつ少し行くとテイカズラの花。松尾寺の方へ行くと、ヤマボウシが大きな花を咲かせていて、前回横にキンランが咲いていた階段を下りて広がる道は、前は一面のオオジシバリでしたが、ノアザミが咲いていました。もう少し先にはユウゲショウの花、ヒメコウゾの花、ナナミノキの花、コクランの葉、甘いヤブヘビイチゴの実があり、食べるときには中にアリがいることがあるので気を付けるようにと教えてもらいました。
モミジ谷にはまだノシランの実が残っていてガンピの花が咲いていて、昼休憩のため休憩所へ向かいました。昼食後、スイカズラの花、ヤマハゼの花を見つつ、駐車場の方へ。ウワミズザクラの実を見て来年の3月は楽しみといいながら、立派なツノホコリを見つけ、前回は雨で行けなかった松尾寺の階段の所まで行き、階段を登り、大きなモミジの木々を見て秋のマップ作り部会も楽しみになりました。とても綺麗なスジベニコケガがいたり、いろいろな蝶、毛虫がいたりと盛り沢山の一日でした。(H.M)
ウワミズザクラ
ツノホコリ(粘菌?)
蝶(蛾)3種
マップ作り部会 4月活動報告
天気予報で、午後から雨ということにもかかわらず、16名も集まってくれました。 今回から16期生2名が加わりました。熱心で知識も豊富な方々です。 まずは、春日大社の境内から。すぐに、つぼみの状態ですがキンランが見つかりました。そして、イチヤクソウも。よく見ると、あちらこちらにあり、とても葉の柔らかなホオノキもありました。 そして、春日大社を出て松尾寺境内を通り、段差のある階段をおりていくのですが、途中にキンランが咲いてました。 その先には、セイヨウタンポポの道が広がっていて、見渡すとヤマフジが咲き誇り、左手にはタカノツメがつぼみをつけてました。 そして、モミジ谷へ。紫の実がついたノシラン、ノアザミ、ムラサキケマン、アメリカフーロを観察して、公園の休憩所へ行き昼食です。賑やかで楽しい時間を過ごしました。
残念なことに、雨が降ってきて駐車場まで歩いて解散となりました。それでも、ヒナギキョウ、コメツブツメクサ、ニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、ブタナ、ウマノアシガタ、カマツカ、ヘラオオバコ、スミレなど雨の中観察しました。 不慣れで知識もない世話人を皆さんが助けてくれ、助言してくれたおかげで、無事に終わることが出来ました。ありがとうございました。(H.M)
タカノツメの蕾
キンラン
マップ作り部会 3月活動報告
2024年度最後の部会は先週とは打って変わって暖かな春の日となった。森の館前の広場は縁取っていた背の高いトキワススキが綺麗に刈り取られて見通しがよくなっていた。下の草はらに向かうと早速見付けて下さったのはツクシ(土筆)。シダ植物のスギナに付いて出て来るので「付く子」から名前が付いたとか。咲いていたのはオオイヌノフグリ。花は色鮮やかで大きく茎もしっかりしている。ナズナやハコベも生き生きと美しい。小さなヒメオドリコソウは触るとフワフワだ。濃い紅色のスイバの根生葉(基部は矢じり型)が眼を引く。ピンク色のホトケノザ、筒状のままで花の開かないノボロギク(野襤褸菊)、オランダミミナグサ、スズメノカタビラ(雀の帷子・イネ科)、スズメノテッポウ(イネ科)、スズメノヤリ(イグサ科)、ミチタネツケバナなどを見る。まだ背の低いタンポポ、セイヨウタンポポ。やっと咲き始めていたのはカタバミ、ムラサキサギゴケ。昨年株元にナンバンギセルの群生を見られて感激したススキはすっかり刈られてその場所の広さがよくわかる。カヤネズミはどうしているのだろう。びっくりするほど大きな株のヨウシュヤマゴボウは消えていた。スタッフさんからまだ見ていないと言われたスミレだがタチツボスミレが咲いていた。そしてコナラの丘から尾根道へ向かう階段では段を上がるごとにシハイスミレを見付ける。また途中ショウジョウバカマが見られた。コモウセンゴケは笹に覆われていないのでロゼット状の葉の様子がよくわかった。
見はらし広場で昼食の後、尾根道を館の方へ向かう。道の脇には大きな蕾を付けているシュンランが次々見られて嬉しくなる。ヤマガラ平から分岐を左に折れ、初めてヤマガラの道を第二豊田川みちへと降りると黄色い花のヒイラギナンテン(柊南天・メギ科)を見付ける。長い花穂に咲く甘い香りのする小さな花は開花時、雌しべに触れると外側にある6本の雄しべが雌しべの方向に動く様子が観察できるとか。第二豊田川沿いを歩いてみるとこちらでもオオイヌノフグリ、ハコベ、ミチタネツケバナなどは咲いていたが、昨春群生していたチゴユリやニョイスミレなどを見る事はできなかった。ヤブミョウガの赤い実は残っていたが、赤かったカラスウリの実は色が抜けて薄茶色になっていた。
木本ではヒサカキの花があちこちで見られた。赤い花のヤブツバキ。コバノミツバツツジは咲き始めたばかりでモチツツジはもう少し時間がかかりそう。アケビ(通草)もまだ蕾だった。見はらし広場などで見られたコウヤボウキは細い枝に小さな新芽がぽちぽちと付いている様がとても可愛らしかった。
寒さが続いていたので花や蕾は少なかったが季節の変わり目を見ることができ、また寒い間にも手入れされていて里山らしさを感じる一日となった。ふれあいの森のスタッフの方々には折々色々なことを教えて頂いた。ありがとうございました。(文・写真 Y.M)
マップ作り部会 11月活動報告
前日は微妙な天気予報で部会の実施を迷ったが、当日は穏やかな天気のもと9名でスタートする。<木本>館前からの眺めははカキノキのオレンジ色の実が空に映え、秋らしさ感じる。スタッフさんに今咲いている樹の花はチャノキ(ツバキ科)とお聞きしたが早速に出会う。野生では高木になるそうだが此処のものは小さい。ゴンズイ(ミツバウツギ科)はまだ黒い実を付けており、それを包んでいた赤い果皮が眼を引く。センダンの実はまだ色付いていなかった。ニシキギは四角ばったコルク質の翼のある枝が特徴だが、日本各地では様々な方言名で呼ばれているようである。ニッサ(ニッサボク・中国原産)やスズランノキ(夏にスズランのようなベル型の花を咲かせる)と共に世界三大紅葉樹と云われているが、濃い紅色の紅葉はカエデ類やハゼノキなどとは少し違う色合いに感じられる。ヤマハゼが綺麗に紅葉していて扁平で無毛の薄茶色の実も見られた。
<草本>草地では一度刈られた後なのか背の低いイヌタデやキツネノマゴが咲き揃っていた。また薄紫色のヨメナや花柱が5裂しているウシハコベの花も見付ける。ヨウシュヤマゴボウは葉が落ちて露わになったツヤのある赤い茎が美しい。足下には所々黄色のコマツヨイグサの花も咲いていた。薄の元にはまだ堂々たる風情のナンバンギセルが一つ咲いていて驚く。双眼鏡を覗いていた人が法道寺川の向かいの斜面にヤクシソウが咲いていると教えて下さるが確かめていない。
丘を登っていくと同定していないが薄い色のスミレを見付ける。館へ向かう尾根みちでは紅葉、黄葉はあまりみられなかったが、木本のフユイチゴやヤブコウジ(十両)の赤い実が見られた。また館の入り口近くで今まで気付かなかったジュズダマを見付ける。
昼食後、雨はまだ降りそうになかったので第二豊田川みちの方へも足を延ばす。途中に2.5m程のイヌザンショウの木があり赤い花柄でまるで花が咲いているように見えた。川沿いでは可愛いスズメウリの実や沢山の朱色のカラスウリの実が見られた。細長いタチカモメヅルの実に変化は無く、白い冠毛の付いた種子を見る事はできなかった。ついに雨が降ってきたのでここで引き返すことにした。(文・写真 Y.M)
イヌザンショウ花軸・実
・・スミレ
ナンバンギセル
フユイチゴ・実
ニシキギ
マップ作り部会 10月活動報告
入り口では9月に咲いていた季節外れの桜がまた出迎えてくれていた。寒くなると花の命は延びるのだろうか?森の館前の広場は草が刈られていたので大きなトキワススキを見て下の草地に行く。キンエノコロに比べアキノエノコログサは数が減ったようだ。カタバミ、キツネノマゴ、イタドリなどの他に今日はミゾソバを見付ける。白い蕾の先に薄紅が指し美しい。
ゴンズイの樹ははまだ赤い果皮が眼を引く。先月群生していたナンバンギセルを見に行くとまだ何本か花を付けており、薄の中を覗くと沢山の枯れた花柱が見えた。近くにシロソウメンダケが生えている。田んぼは稲が刈り取られて水気はなく、コナギやイボクサは消えて代わりに花を半分にしたような形のミゾカクシが咲いていた。ヨウシュヤマゴボウの白い花は終わり皆濃い紫色の実になっていた。
丘を登っていくとチカラシバがキンエノコロと群生。良く見かけるヒヨドリバナは葉に黄色の模様の入ったものがあったがウイルスによるものらしい。黄色の花を葉のように見える総苞片が取り囲んでいるのはアメリカセンダングサ。今日も見はらし広場には上がらず里道を館前に戻り昼食にする。
昼食後は豊田川沿いの道を歩く。アキノタムラソウ、今頃まで咲いている黄色のイヌガラシ、小さな花のハキダメギク、コセンダングサ、ヨシノアザミ、イヌタデ、まだまだ綺麗なボントクタデ、アメリカイヌホオズキ、アキノノゲシ等を見る。特徴のある葉脈や鋸歯が印象的な葉のアオミズが花を付けていた。また花は夕暮れから咲き始めるのでなかなか見られないがカラスウリがまだ青い筋の入った若い実と熟れた赤い実を付けていた。ノダケはA地区にもあったがC地区の方に多く見られた。タチカモメヅルの花は終わり細長い実は色づいてきている。こちらに咲くミゾソバは真っ白でこれもまた美しい。今年は特に綺麗に思えた赤いミズヒキはほんの少ししか残っていなかった。奥の谷道の入り口にあるハナミョウガは緑の実を疎らに付けていた。ヌルデの実はあまり白い粉を吹いているようには見えないが舐めると酸味のある塩味がした。
思ったより花を見られて満足の一日となった。(文・写真 Y.M)
カラスウリ(奥に若い青い実)
ボントクタデ
アオミズ