| 開催日 | 2017年1月25日(水) 晴れ |
| 講座名 | 環境対策施設見学 |
| 講師 | 舞洲工場、舞洲スラッジセンター各施設スタッフ |
| 場所 | 舞洲工場(大阪市・八尾市・松原市環境施設組合)、 舞洲スラッジセンター(大阪市建設局) |
おとぎ話に出てきそうなモザイク模様のカラフルな建物「舞洲工場」「舞洲スラッジセンター」へ。
午前は高性能な焼却設備・粗大ごみ設備のある「舞洲工場」を見学しました。施設のDVD上映後、職員の方に施設内を丁寧に案内していただきました。5階から真下を覗くと、とてつもなく大きなゴミ貯蔵庫(ゴミピット)に大量の生活ごみがあり、ビックリです。丁度、巨大なツメ(広げると直径6m)を持つクレーンが大量のごみを鷲づかみし持ち上げていました(まるでタコが足を広げたよう)、これらのゴミは焼却炉で完全燃焼するそうですが、
心配なのは環境汚染です。ガス中の煤塵はバグフィルターで濾過、大気汚染の原因となる塩化水素・硫黄酸化物・窒素酸化物・ダイオキシンは加熱処理や薬品処理で除去、固形物は完全に灰にして埋立処分地へと兎に角、複雑な過程を経て、排水を含めて燃焼物を無害化することで、公害対策も万全を期しているがわかりました。3階から見下ろした大きな粗大貯蔵庫に、またまたビックリ。破砕機で細かく破砕される粗大ごみは可燃性粗大ごみと鉄とアルミに選別され、鉄とアルミは塊にしてリサイクルしていることを聞いて少しホッ!としました。
一方、発生した蒸気で発電利用、余剰電気は売電し売電金額は年間10億円近くにもなるそうです。安全で無駄のない稼働の裏には、昼夜休むことない厳しい監視体制があることも知りました。それにしても私たち人間社会がこんなにゴミを出し続けていること自体が問題ですね。
午後は隣接の「舞洲スラッジセンター」で下水処理場の汚泥処理について学びました。臨海部の下水処理場から出る汚泥は埋設パイプで輸送されていることには驚きです。これらの汚泥は世界トップレベルのプロセスで処理され、最後は黒い細かな粒(溶融スラブ)になります。記念品としてそのスラブを戴きました。出来たスラブは今のところ建設資材への有効利用する計画だそうだが、賢者の知恵でこのスラブが多種多様なところで活用できればと思います。
下水処理は微生物の働きを利用しています、食用油の処理には多量の水を必要とすることも聞きました。私たちにできることは油類を流さないように心掛け、そして家庭排水については無頓着にならないように気をつけたいと思います。
施設内を案内して頂いて、外に出ると高さ120mの青色のきれいな煙突の下に出ました。見上げると青い煙突を螺旋状に巻くように木が植えられ,建物のバルコニーや屋上にも木が植えられています。100年後には建物や煙突は緑に覆われ、小鳥たちが歌い、それが「舞洲工場」「舞洲スラッジセンター」をデザイン・設計したフンデルトヴァッサー氏の思い描く、自然と調和した穏やかな風景だったらいいなと思います。
100年、200年、さらに何百年先を想定しての建築物だと思うと、想像の翼を広げて悠遠のかなたへと駆け巡ることができそうです。(活動報告書作成2班)



