大阪シニア自然カレッジ

10期生3月16日講座報告

開催日2016年3月16日(水) 曇り
講座名植物が「動く」方法
講師長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館学芸員)
場所大阪市立自然史博物館

植物が「動く」??? かつて、動物との違いを説明する項目の一つに、植物は「動かない」というのがあったはず。一体今回のテーマはどういうことか? いろいろと想像を巡らしながら講座を楽しみにした。

講義の副題として〜タネの形と動き方の多様性〜とある。なるほど!!何故タネは動く必要があるのか?移動の方法は?移動のための工夫は?綿毛でふわふわ、翼で滑空、プロペラでくるくる、風でころころ・・・など。これらは風を利用。他に動物等にくっついて移動、鳥や哺乳類が食べて運ぶ物もある。生き延びるための、子孫を残すための戦略だ。どの生物も環境や生活スタイルに合わせた機能美示す。

午後は自然史博物館内を案内していただいた。古代からの生命の進化、自然の仕組み、ヒトと自然の関わりなど、どの展示も解りやすく理解しやすいような工夫が感じられた。ドングリが芽吹く確率をシミュレーションした模型もあり、ゲーム感覚で大いに楽しんだ。

種子とタネ。違いは何?(長谷川先生講義資料を改変)
タネ達の風で運ばれるための工夫
第2展示室。日本列島、大阪平野に現れた生き物たち。
タネの動物による散布。絡みついて、トゲでひっついて、粘液を使って。ライオンゴロシは果実のかぎ爪を四方に伸ばし,動物によって遠くまで散布される。
鳥や哺乳類が食べることで散布。赤と黒が鳥にとって目立つらしい。ウアズキのタネは有毒。鳥は食することはできず,色につられて運ぶだけ。宝飾に利用
生き物は環境を利用し、互いにつながり合って生きている。模型を用いて展示。上:ドングリが落ちてから芽吹くまでのシミュレーション。下:昆虫と花。昆虫は蜜を得、植物は花粉を遠くへ散布。