| 開催日 | 2019年2月20日(水) 晴れ |
| 講座名 | 自然観察の視点 |
| 講師 | 菅井 啓之先生(京都光華女子大学 こども教育学科教授) |
| 場所 | 栂文化会館、西原公園(堺市) |
午前は「自然観察の視点」というテーマで座学。
自然観察というと物の名前を覚えたら良いと思っている人が多いが、自然は人類が誕生する前から存在したもので、あとから名前を当てはめたにすぎない。そして名前を知っても、わかったことにはならない。花咲くヒラドツツジを見ても、その後の実を付け、種の生長までは見ていない。
いのちのありかた、営みを自然から直接学ぶ「自然を読む」ことが自然観察である。いのちあるものには全てに存在する意味がある。世界最小のウニや2~3ミリの微小貝も広い海の中で同種のものに出会い子孫を残す“不思議”に感動する。そしてお互いのいのちをあるがままに受け入れ、共存していくことが大切なのだと学ぶ。
午後からは西原公園での観察。アイリスの葉は二つ折にピタッとくっついているが、内側が表、外側の両面が裏で、ネギも外側が裏で内側のヌルッとしたところが表という。では私達はアイリスもネギも裏しか見ていなかったのか!?モミジバフウにまだ実が残っているのは、時期をずらして落ちるからという。天変地異によって全滅するリスクを避けるため、と聞いて感心。木の根元は落葉が溜まらず陰にならないから苔が可愛い芽を出し密集して生えている。反対にカシのどんぐりは落葉がないと芽が出ないので苔と対照的。又あちこちに倒木が目立つ。樹木は地上部と地下部の量が同じでないと生きていけないことが良くわかる。実物を観て、触れて不思議と驚きの連続。気づくことの喜びと同時に“自然観察は楽しい”と実感した一日でした。(3班作成)



