大阪シニア自然カレッジ

12期生3月13日、14日講座報告

開催日2019年3月13日(水)、14日(木) 晴れ
講座名卒業旅行(紀伊田辺・白浜方面)
講師玉井 済夫・弓場 武夫先生(天神崎の自然を大切にする会)、各施設担当者
場所南方熊楠記念館、天神崎、紀州備長炭発見館、奇絶峡、稲むらの火の館

卒業旅行の幕開けは明け方の予想外の雨。旅行に水を差すのでは?と心配されたが、次第に晴れ間が広がりホッと一安心。初日の最初の訪問先は南方熊楠記念館。DVDや展示物を見て、粘菌研究から地域の自然保護活動まで幅広い功績を残した熊楠の偉業を学ぶ。午後は天神崎へ、天神崎の自然を大切にする会の玉井先生からナショナルトラスト運動の説明を受けるが、会の名称を「守る会(=敵がいる)」でなく、「大切にする会(=みんなが理解・協力する)」にした経緯が印象に残った。その後、弓場先生の案内で日和山に登り、セトウチサンショウウオの成体や孵化直前の卵嚢等を観察し大喜び。さらに磯に出て強風にもめげず磯の生物を採集し同定。かんぽの宿では宴会や懇親会で大いに盛り上がった。

二日目はまず紀州備長炭記念館へ、ウバメガシの「択伐」と備長炭ができるまでの説明を聞いた後、目の前で備長炭の窯出し場面を見ることができて大感動。続いて奇絶峡で奇岩・巨岩や不動の滝や磨崖三尊大石仏を見学後、小学校の跡地を活用した秋津野ガルテンでスローフードバイキングの昼食。締めくくりは昨年日本遺産に認定された広川町にある稲むらの火の館へ、安政地震津波の襲来時やその復興期に尽力した濱口梧陵の功績を知る。さらに語り部の案内で梧陵が資材を投じて築いた広村堤防等を見学。

初日は風強かったが二日間とも晴天に恵まれ、またセトウチサンショウオの生態や炭の窯出し等を観察・見学でき、楽しかった卒業旅行もこれにて幕閉じ。

天神崎で磯の生物を採集中。ミレーの「落穂ひろい」を連想するのは私だけ?
紀州備長炭発見館の炭の窯出し。なかなかこのような場面を見ることはできないらしい。
稲むらの火の館の近くに築かれた広村堤防。高さ5m、全長636mの大堤防上を往時をしのんで歩く。
かんぽの宿の宴会場にて「はい、チーズ!」。
セトウチサンショウウオの卵嚢の中に孵化直前の幼生が見える。孵化後は共食いが珍しくないそうだが、何とか無事に成体に育ちますように!