| 開催日 | 2026(R8)年4月24日 |
| 場所 | 石川 玉手橋下の河原(藤井寺市・柏原市) |
| 参加人数 | 38人 |
石ころ部会はこの4月で設立8年目を迎えるが、17期生の新たな加入により総勢57名となる。この日は部会員38名が道明寺駅前に集合し、玉手橋を渡った対岸の河原での石ころ観察である。先ずは、石ころの収集であるが、これまでの護岸工事のせいか、全ての石が小粒で、種類も量も減っているように思われる。石の分類表や鑑定の検索表に少し慣れたところで、石ころの名前当て(鑑定)クイズに挑戦する。出題された石ころは8種類あり、これらは事前に地質学の佐藤氏に選んでいただいた。迷いながらも回答票に8種類の名前を書き、最後の答え合わせに一喜一憂する。全問正解者はなし。石ころの名前は植物や昆虫、野鳥などと違い、図鑑と見比べただけでは分からない。奥が深いと言うべきか、焦っても仕方ない。最後にそれぞれの岩石の特徴を聞き、本日のまとめとして石川流域における岩石の分布状況を地質図で確認し、それらの石がどのように出来てどこから来たのか思いを巡らせて本日の観察は終了。その後は道明寺天満宮と道明寺を参拝して解散。
見たもの、学んだこと
- 鑑定クイズに供された岩石8種(写真参照): ①泥岩、②砂岩、⓷礫岩、④花崗岩、⑤溶結凝灰岩、⑥チャート、⑦サヌカイト/サヌキトイド(安山岩の一種)、⑧流紋岩
- 本日観察された岩石:上記以外には閃緑岩と片麻岩があり、上記と合わせて合計10種類であった。他に玄武岩らしきものもあったが、目視のみでは判定不能とされた。
- 地質図からみた石川流域の岩石の分布状況(写真参照):石川の最上流部にあたる岩湧山周辺は和泉層群の砂岩、泥岩、礫岩や泉南流紋岩が分布する。二上山周辺は安山岩(サヌカイト、サヌキトイドを含む)や流紋岩が分布。(玉手橋近辺にある流紋岩や溶結性凝灰岩は二上山からのものではなく、泉南流紋岩類であるようだ。)金剛山や大和葛城山系一帯は領家帯の花崗岩、閃緑岩、片麻岩が分布ずる。今回観察した岩石はチャートを除き全てこの地質図にあるものばかりであった。
- チャートはどこから来たのか:石川流域にチャートが分布する地質帯はないが、和泉層群が堆積した7000万年前には上流にチャートが分布していたようである。今回観察した礫岩の多くはチャートを含んでいる。和泉層群の礫岩が川の流れで浸食され、その中で一番硬度の高いチャートが単体として洗いだされたものと思われる。



