| 開催 | 2026年 9月 16日 (水) 曇りときどき雨 |
| 講座名 | 気象と天気 |
| 講師 | 實本正樹 先生、(気象予報士・気象防災アドバイザー) |
| 場所 | SAYAKAホール(大阪狭山市) |
先週は天候不順でお休みでしたが、2週間ぶりの講座は、さやかホールでいろいろな実験をしながら気象と天候について学びます。
はじめの座学では、大気中のエネルギーの授受(温度変化)や大気圧の影響による水の状態変化や大気の循環により、気象の変化が起きることを学びました。水滴や氷晶のサイズ、高度・温度が複雑に絡み様々な雲ができ、雨が降るとのこと。世界共通である「十種雲形」の分類説明で、身近な雲の分類があることなども初めて知り、難しい講義が少し身近になりました。
引き続き、気象現象に関する実験を行いました。はじめは「雲の発生」。ペットボトルにポンプのように加圧できる栓をとり付け、空気を目いっぱい詰め込み、栓を開放すると減圧によりボトル内がうっすら白くなり、これが雲の生成原理とのこと。さらにエタノールを少し加えると、蒸気圧の関係でボトル内は真っ白になり、わかりやすくなりました。次に「竜巻発生」。一方に水を入れた二つのペットボトルを5mmほどの穴の開いた両側にネジのある特殊な栓(ネットで売っているとのこと)でつなぎ、上に水の入ったボトルを持ちます。はじめ、水は落ちませんが、くるくる回すと、水が落ち始めるとともに渦を巻きました。これが疑似竜巻とのこと。最後に「浮沈子」。空気と水の量で重さを調節し、色をつけた魚型のしょうゆ入れを水の入ったペットボトルの中に入れ、ボトルを握ると浮かんだり沈んだり、手品のようです。みんな持ち帰り、家でやりましょう!講座生からガリレオ温度計と同じ?との質問に先生から「正解!」 とお褒めをいただきました。
午後はなんとか雨がやんだ屋外に出て、観察会と実験です。空は雲に覆われ、白~灰色で乱層雲とのこと。ハンディ計測器を使用し、気温は23℃(あの猛暑日はどこへ?)、風力は0.4~1.2m/秒でした。「虹をつくる」実験では霧吹きで霧を出してみましたが、陽射しがなく見られません。全員でやってもだめでした。また今度、天気の良い日に、太陽を後ろにして黒い背景となる方向に霧を吹いてみましょう!
部屋に戻り、大気光現象の例について映像を見ながら学びました。虹の発生、薄明光線(光芒、天使のはしご)、彩雲と光冠、ハロ、幻日の映像を見て、きれいな太陽光(気象)現象を学びました。気象現象は物理、地学、化学(物質の特性)などに及ぶ、複雑な仕組みで起こるとのことで非常に難しい講義でした。しかし今日は、実験を織り交ぜながら楽しく学べた充実した講座でした。
なお、今回実験は行いませんでしたが、二酸化炭素は水に溶けやく、海水に吸収されるのですが、最近は海水温の上昇により炭酸ガスが大気に溶けきらず増えているとのこと。これが地球温暖化を一層進めているとのことで、昨今の異常気象(酷暑や豪雨)にもつながっているとのお話でした。なんとか、みんなで環境に優しくしていきたいですネ。(Y/M)






