19期生 9月16日講座報告
先週は天候不順でお休みでしたが、2週間ぶりの講座は、さやかホールでいろいろな実験をしながら気象と天候について学びます。
はじめの座学では、大気中のエネルギーの授受(温度変化)や大気圧の影響による水の状態変化や大気の循環により、気象の変化が起きることを学びました。水滴や氷晶のサイズ、高度・温度が複雑に絡み様々な雲ができ、雨が降るとのこと。世界共通である「十種雲形」の分類説明で、身近な雲の分類があることなども初めて知り、難しい講義が少し身近になりました。
引き続き、気象現象に関する実験を行いました。はじめは「雲の発生」。ペットボトルにポンプのように加圧できる栓をとり付け、空気を目いっぱい詰め込み、栓を開放すると減圧によりボトル内がうっすら白くなり、これが雲の生成原理とのこと。さらにエタノールを少し加えると、蒸気圧の関係でボトル内は真っ白になり、わかりやすくなりました。次に「竜巻発生」。一方に水を入れた二つのペットボトルを5mmほどの穴の開いた両側にネジのある特殊な栓(ネットで売っているとのこと)でつなぎ、上に水の入ったボトルを持ちます。はじめ、水は落ちませんが、くるくる回すと、水が落ち始めるとともに渦を巻きました。これが疑似竜巻とのこと。最後に「浮沈子」。空気と水の量で重さを調節し、色をつけた魚型のしょうゆ入れを水の入ったペットボトルの中に入れ、ボトルを握ると浮かんだり沈んだり、手品のようです。みんな持ち帰り、家でやりましょう!講座生からガリレオ温度計と同じ?との質問に先生から「正解!」 とお褒めをいただきました。
午後はなんとか雨がやんだ屋外に出て、観察会と実験です。空は雲に覆われ、白~灰色で乱層雲とのこと。ハンディ計測器を使用し、気温は23℃(あの猛暑日はどこへ?)、風力は0.4~1.2m/秒でした。「虹をつくる」実験では霧吹きで霧を出してみましたが、陽射しがなく見られません。全員でやってもだめでした。また今度、天気の良い日に、太陽を後ろにして黒い背景となる方向に霧を吹いてみましょう!
部屋に戻り、大気光現象の例について映像を見ながら学びました。虹の発生、薄明光線(光芒、天使のはしご)、彩雲と光冠、ハロ、幻日の映像を見て、きれいな太陽光(気象)現象を学びました。気象現象は物理、地学、化学(物質の特性)などに及ぶ、複雑な仕組みで起こるとのことで非常に難しい講義でした。しかし今日は、実験を織り交ぜながら楽しく学べた充実した講座でした。
なお、今回実験は行いませんでしたが、二酸化炭素は水に溶けやく、海水に吸収されるのですが、最近は海水温の上昇により炭酸ガスが大気に溶けきらず増えているとのこと。これが地球温暖化を一層進めているとのことで、昨今の異常気象(酷暑や豪雨)にもつながっているとのお話でした。なんとか、みんなで環境に優しくしていきたいですネ。(Y/M)
講座風景、下は「十種雲形」について
雲の発生実験。目一杯加圧にして一気に減圧。エタノール入りは白くなり易い
竜巻実験、入浴剤入りで着色した水が渦を巻きます
曇り空の屋外へ、まずは空を見て、気温・風速測定
虹の発生実験。残念ながらいくら霧吹きを使っても、陽射しがなく見れません
太陽光現象:虹・光芒・光冠・ハロ・幻日等、美しい映像の事例を学びました
19期生 9月2日講座報告
夏休み明けの第1回の今日は二色浜駅から近木川の河口に向い、河口・干潟の生物の講座です。午前は河口の葦原で蟹釣りに挑戦し、浜辺のカニについて学びます。午後からは河口の干潟のいろいろな生き物を探し、貝などについて学びます。
駅から20分ほど移動し、河原に着きました。夏休み明けですがまだまだ暑い中、休憩・給水を取りながら、和泉葛城山を水源とする近木川にて蟹釣りに挑戦です。それぞれ、カニ釣りの竿に、餌のスルメや沢庵をつけて葦原の巣穴めがけて糸を垂らします。はじめは、なかなか出てこないカニも、徐々に姿を現し、釣り上げるタイミングも覚えてきました。釣れた!との声とともに、バケツに10cm近い大物を入れます。逃げられたり、うまくバケツに入らなかったり、多少のバタバタもありましたが、ハマガニ12匹、アシハラガニ10匹の釣果がありました。山田先生から丁寧な説明を受け、ハマガニは胴幅が7cm近くにもなり、爪が紫色、ふんどし(おなか)は卵を産むため、雌の方が大きいことなどを学びました。アシハラガニはやや小ぶりで爪が黄色っぽく、ともに雑食です。これらのカニたちは残念ながら食べることはできないとのこと。巣穴は迷路のようになっており、中には何匹もいるとのことでした。最後にカニたちはリリースしましたが、水道水でも生きるので子供たちは持ち帰って、飼ったりもするとのことでした。
その後、河口に移動し、高速道路下の日陰で昼食をとってから、午後の磯の生物観察に移ります。干潮が15時39分と時間的にやや早かったので、海水はやや多めでしたが十分歩ける深さです。はじめは生き物が見つけられませんでしたが、徐々に貝、ヤドカリ、フナムシなどを採取できるようになりました。集めた生き物について、昔は絶滅危惧種だったウミニナ、小さなマルウズラタマキビガイ、そのほかユビナガホンヤドカリ、アサリ、タテジマフジツボなど14種以上が採取でき、それぞれの説明を受けました。ほぼ完璧な形のワタリガニの抜け殻もあり、脱皮してすぐとのこと。見た目は生きたカニのようで、非常に興味深い物を見ることができました。
干潟を後にして、貝塚市立自然遊学館に移動し、涼しい屋内で休憩がてら展示を見て、帰途につきました。曇りがちとはいえ、まだ暑いなかでしたが、カニ釣りや磯歩きなど、子供に返って楽しめる経験ができました。(Y/M)
カニ釣りへ出発! 堤防でのカニ釣りの様子。 釣れたカニをバケツに入れるのが大変。
釣りあげたカニについて講義を受けます
海の中に入って磯の生物探し
採取した磯の生物について講義を受けます。14種以上集まりました。
貝塚市立自然遊学館にて
19期生 7月28日講座報告
本日は、木村先生による「ビオトープ入門」講座に参加するため、夏休みの泉北高校を訪れました。暑い時間帯を避けるため、まずは野外観察からのスタートです。
最初に向かった中庭では、水草の植物観察を行いました。白くて可愛い花が咲いている「ガガブタ」や、食虫植物の「イヌタヌキモ」、「デンジソウ」などを観察。さらに、「タデ」の葉は食べて辛さを体験したあと、お口直しに甘みのあるハーブを味わうといった、五感を使った体験も楽しみました。可愛いアマガエルのおたまじゃくしにも出会えました。続いて、校舎の端にあるビオトープ池へ移動しました。池の周りにはアカメヤナギやコナラの木々が木陰をつくっており、思いのほか涼しく感じられました。池には数種類の水草が生い茂り、縄張りをもつトンボの姿も見られました。夏の水温上昇による注水作業や、防水層劣化による水漏修復作業について学びました。特に人手不足の中、粘土質の土を運ぶ重労働など、大変な苦労と努力で池が維持されていることを実感しました。
室内に戻った後は、生物の分類についての講義を受け、顕微鏡を使った観察を行いました。先生が近くの池から採取してくださった水には、ミドリムシやミジンコ、ケンミジンコなどが元気に動き回っており、その姿に感動しました。また、乾燥した「イシクラゲ」をすり潰してからプレパラートで観察。これは約27億年前に誕生し、地球に酸素をもたらした「シアノバクテリア(核を持たない光合成を行う単細胞生物)」の仲間だと知り驚きました。先生が用意してくださった12試料の観察はまさに喜びと驚きの連続でした。
学校ビオトープ池の講話では、その考え方や造成、管理について学びました。2000年ごろから地域環境の保全を目的に、小規模なビオトープ池が多く造られました。2005年9月に完成した泉北高校ビオトープ池では、木村先生やサイエンス部の皆さんが長年、生き物や水質の調査・研究を重ねてこられました。一方、池の維持管理には多大な労力がかかっています。落ちた葉の除去や水草の刈り取り、水位維持のための注水に加え、外来種(ウシガエルやアメリカザリガニ)の増加への対応など、課題は少なくありません。今回の講話を通じて、環境を維持する難しさを実感するとともに、生態系の土台を支える「プランクトンの多様性」が、池を維持する上で非常に重要であることを学びました。
近年ビオトープ池は、維持管理が大変なことや携わる人が減少していることから、大型の都市公園の里山に引き継がれたビオトープ池を除き、相次いで閉鎖されている状況です。泉北高校のビオトープ池も厳しい現状にあるとのことです。
今回の講座は、自然の仕組みを学び、環境保全の重要性を深く理解する大変有意義な機会となりました。(M/Y)
座学の様子
まず、中庭でガガブタやタデなどを観察
ビオトープで様々な水草や生き物を観察
実験室に戻り、生物やプランクトンについて説明を受けます
顕微鏡観察に挑戦!
学生時代以来かな?
顕微鏡で見えたプランクトンたち
19期生 7月22日講座報告
今日は狭山市のSAYAKAホールに集合し、中島先生による「天体入門」講座で、大宇宙の魅力を1日たっぷりと楽しみました。
まず、太陽の話。我々地球上すべての生命は太陽からの光や熱のエネルギーで支えられています。その太陽の莫大なエネルギーが黒点近くで起こす爆発現象が「太陽フレア」。大規模な爆発により地球磁場が乱れ、通信機器・GPSを狂わせ、電車やバス、野菜の価格にまで影響が及ぶこともがあるそうで、そのリスクは他人ごとではありません。
次に、月の話で印象に残ったのは、「見かけの大きさが違って見える」のは人間の目の錯覚であること。「皆既月食になった時の月の色が赤っぽい」のは月に大気を通り抜けた赤い光が曲がり届くから。「月の模様(うさぎやカニ)が変わらない」のは、月の自転と公転がともに27日で同じだから…?!。先生の話は知らない事も多く、楽しく、どんどん進みます。
次は、太陽系の惑星「水金地火木土天海」と衛星の解説。写真や資料で比較してみると、それぞれの特徴が実に個性的で驚きでした。あの「冥王星」が準惑星になったのは、「冥王星のまわりには、同じような氷の小天体がたくさんある」という大発見があったからなのです。アメージング!
次は、夜空の星たちの話。時間や季節によって見える星が違います。北斗七星、春、夏、冬の大三角などは、星座とは違う特徴のある星の並び方なので、星を見つけるための目印になると教わりました。恒星までの距離の話はとても印象的で、夏の大三角のベガと地球との距離は25光年(光が25年かけて進む距離)、つまり、私たちが今見ているのは、25年前の星なのです。プレアデス星団「スバル」までは約440光年、年齢は2億歳手前で、星の世界では小学生ぐらいとのこと、宇宙のスケールには驚愕です!!!
天体望遠鏡は天体観測に便利なツール。初めて作ったのはガリレオ・ガリレイ、今や宇宙望遠鏡まで登場しています。講座では先生のニュートン式反射望遠鏡の実物を見ながら仕組みの説明を聞きました。値段は安いが、調整して使うのが難しいとのこと。その望遠鏡とスマホを使って写した月の写真は、実によく撮れていて美しかったです。 星座早見盤も星の位置や名前を調べるのに役立つツール。製作した星座早見盤を7月22日20時の夜空に合わせて、使い方や星空観察のポイントを教わりました。星座は全天で88あり、それにまつわる神話や物語、星の名前の由来や歴史などを語っていただきました。先生の心地よい語り口や楽しい仕掛けを通して、星空の世界を深く満喫できる時間になりました。(M/Y)
座学:太陽の構造と表面の様子
座学:日食・月食の見え方
座学:月の見え方と模様
座学:太陽系 冥王星はどこ?
天体望遠鏡に挑戦。ニュートン式天体望遠鏡はお値打ちだけど少し難しい
自作した星座早見盤を使ってみます
国際宇宙ステーション「きぼう」…
自宅で見てみよう!
【先生からのお知らせ】
☆天体ショーの予定☆彡 次回皆既日食:2035年9月2日 日本では北陸から関東北部で観測できる
次回皆既月食:2029年1月1日(何とおめでたい!!!)
☆近くの星空観察のメッカ…和歌山県護摩壇山、奈良県大台ケ原、兵庫県大撫山(西播磨天文台:ここは来年度の講座で予定してます)
☆自宅から国際宇宙ステーション「きぼう」が見えます → きぼう予報を調べて下さい
⇒きっと宇宙が身近になりますよ。(^_^)
19期生 7月8日講座報告
今日は大仙公園横にある堺市緑化センターに集合し、緑化入門の講座です。前半はハイドロカルチャー・サンドアート作成から綺麗な鉢植え作品作りの体験ができる講座、後半の緑化入門では植物のしくみ、剪定方法など学べ、少し剪定の体験もできるもので、楽しみです。
井上先生は丁寧な説明で、ハイドロカルチャー・サンドアートの構造と作り方、育てる注意点などわかりやすく教えてくれます。説明を聞いた後、まずはハイドロカルチャーの作成からです。ハイドロボールをプラスチックカップに少し入れ、テーブルヤシを植え、根をしっかりと固めるようにハイドロボールを追加していきました。植え加減を確認できたら、カラーサンドに移ります。もう一つのプラスチックカップをガラスカップに両面テープで注意深く中心に固定してから、10色ほどあるカラーサンドを少しずつ入れていきます。層状やデザイン性の在る形などいろいろな模様を作りながら、最後に砂を十分沈めた後、固め用の砂にて上部を固めて完成。ついで、ハイドロカルチャーのカップを入れれば、カラフルな鉢に植わったテーブルヤシの完成です。それぞれ、個性豊かな作品ができました。何年も育ち続けるでしょうか?水は控えめですよ( ^_^)。
午後は、堺市都市緑化センターの中嶌先生による植物(主に木本)の講座です。都市緑化センターは高度成長期に堺市の緑を増やそうと設立された施設だそうです。今回、樹木の構造、分類に加えて、土の管理、剪定方法を教えていただきました。枝の剪定は、切る方向に注意すると切りやすいとのことでしたが、トライしてみると太めの枝は結構難しい…。講義が終わると、センターの庭園の樹木観察に出発。暑い中でしたが、様々な樹木(珍しい樹木もたくさんありました)の名前、特徴を教えてもらいました。途中、自宅にある樹木の管理方法など質問も出て、今後のお庭の管理に役立ちそうな講座でした。(Y/M)
座学:ハイドロカルチャーとカラーサンドの特徴・作り方、イメージが少しずつ湧いていきます。
ハイドロカルチャーの作成、先生やサポートの方から細かな注意が入ります。
カラーサンドアートの作成、それぞれのこだわりが
感じられる作品ができていきます。
みんなのカラーサンド鉢植え作品集、個性豊かで綺麗にできました。
午後の講座:センターの中庭観察、温室には珍しい植物も多くありました。
19期生 7月1日講座報告
今日は2週前に昆虫入門で来た堺自然ふれあいの森に集合し、両生類と爬虫類の講座です。両生類と爬虫類と聞いただけで苦手な方も多く、休もうと思った講座生もいるほどでしたが、どんな講座になるのでしょうか?
緒方先生は子供たちにも教えることが多いので、優しくわかりやすい講座をしてくれます。はじめに、爬虫類・両生類にはどんな物がいるのかとの問いから始まりました。蛇、蛙、亀などに加えて、ここにはいませんがワニやカメレオンまで挙げられました。引き続き、堺自然ふれあいの森の歴史と豊かな自然ができた経緯を学びました。江戸時代から発展してきた堺市の中で、南端にあり、130年前から都市化されずに自然を維持してきたところだそうです。動物・植物の状態を調べ、維持に務める作業を続けて自然を保護しているとのこと。そして、この森に居る爬虫類の写真を見ながら後で採取に向う準備が進みました。
天気が崩れる前に採取に出発。植物の隙間、田んぼ、小川や水路などちょっとした隙間を探しながらターゲットを探します。暖かいところが好きだけど、暑いところは避けて餌を探す。そんな生態をたよりに、排水溝のトカゲ、田んぼの蛙・オタマジャクシ、トカゲなどを見つけ、素早く逃げる動物たちを網や素手で捕まえます。途中メモなど取りながら、逃げ足の速い蛙やトカゲを追うことは大変でしたが、手足の生えかけたオタマジャクシ、アカガエル、カナヘビなどを捕まえることができました。雨が強くなる前に早めに切り上げて、動物たちはリリースし部屋に戻りました。
午後は、爬虫類と両生類の違いをクイズ形式で学びました。在来種として、トカゲは32種、蛇は40種、亀は10種だそうで、繁殖方法、卵の状態、耳の有無、目の数やまぶたの違い、呼吸方法(えら・皮膚・肺で親子でも異なる)などの意外な違いを学ぶことができました。また、マムシの標本の瓶も手に取って間近に見る経験もできました。今まであまり触れあいたい対象ではなかった爬虫類と両生類でしたが、講座を通して親しみが湧いてきて、「よく見ればかわいい生き物」であることに気づくことができました。(Y/M)
座学:ふれあいの森の成り立ちとここに生きる爬虫類と両生類
採取へ出発します
採取した動物たち
午後の座学:爬虫類と両生類の違い・生態をクイズ形式で学びます
19期生 6月24日講座報告
今日は河内長野のノバティホールに集合し、地質観察講座(1)です。佐藤先生のイチオシ「私選ジオパーク『汐ノ宮・石川・嶽山』」の紹介を中心に、地質・地形・岩石・鉱物に着いて学びます。ジオパークとは地形・地質から地球の歴史・生き物・文化・産業などを学べる場所と定義されており、日本に48箇所、内11カ所がユネスコ世界ジオパークに登録されています。今回の見所としては、①溶岩の観察(柱状節理・火山岩/鉱物・湧出ガス)、②様々な岩石、③ゾウの足跡化石、④見やすい地形(段丘とその年代調査)、⑤嶽山の地形・地質(歴史を推定)だそうです。柱状節理の形やでき方、炭酸ガスの湧き出すしくみ、火成岩の分類などを学ぶことから、大地の動きを知ることができることがわかりました。南大阪の地層・地形からゾウの足跡化石やワニの化石を見ることができること、それは地質形成を通して必然であり、年代も火山灰層(2.7万年前の姶良カルデラ)からわかることなどを学びました。最後に嶽山・汐ノ宮溶岩は1500万年前の火山活動によりできた物で、瀬戸内海の火山帯と連動したものであり、地球の動き・日本列島の成り立ちにつながる活動の一部であるとのこと。身近な地元の低山や川が日本列島の成り立ちにまでつながるとは、その奥深さに驚くばかりでした。
汐ノ宮に出向くと、あいにくの雨のため、まずは願昭寺からの景色を見ました。遠くにみえる大きな丘が河岸段丘であり今の石川を作ったこと、石川の河原まで降りると安山岩、砂岩、泥岩などの見分け方を学び、身近な石が地球スケールの動きの元に「そこに在る」ことに気づける興味深い講座でした。(Y/M)
座学の様子と講座の内容
汐ノ宮から願昭寺に移動、ちょっとしんどいけど、高いところからの景色を見ます。
景色を通じて、石川のでき方を聞き、ちょっと驚き!
石川河原(雨のため溶岩島までは行かず)での地層・溶岩と鉱物見学
(柱状節理・炭酸ガス写真は過去の資料より)
19期生 6月17日講座報告
今日は堺自然ふれあいの森に集合し、昆虫入門講座です。世界中の生物140万種のうち、虫は何種類?そんな質問から始まりましたが、答えは100万種、そのうち日本には10万種程度で欧州全土並みの種類とのこと。これは南北に長く高山も多い日本の多様性ある気候が影響しており、島の成り立ちなども影響があるとのことです。生物には「目」という一番大きな分類がなされますが、昆虫が最も多く日本には28目がいます。「目」のしたに「科」があり、カメムシ目が最も多く蝉やアメンボ、ヨコバイ、ハゴロモなどが含まれます。虫自体、足が6本で体は3つに区別でき、口が針状など見た目の多様性が広い生き物です。このように分類や進化の過程での変化などの説明に加えて、クビアカツヤカミキリを観ながら、外来種についても説明を受け、天気が崩れる前にフィールドに出て、虫取り網、籠を手に採取に出発しました。
午後からは、3グループに別れ、昆虫1400、鉢ヶ峰の昆虫、甲虫・蝶。蜂・鳴く虫・ハムシそれぞれのハンドブックなどを観ながら、先生のアドバイスももらい同定作業に取り組みました。取り出して観察し、虫眼鏡で見て、図鑑などからなんとか30種類以上を同定しました。
最後に、採取した昆虫たちには、しばし自由を奪ったことに謝意を持って、篭やカップ・袋から出して自然ふれあいの森へリリースしました。今まで虫は退治する物で、観察の対象ではなかった人も多いようでしたが、これからは「どんな個性的な形?」、「何目の虫?」など、少し興味を持てるきっかけになりました。 (Y/M)
座学の様子と先生の映像
ふれあいの森での昆虫採集
昆虫の同定風景
採取した昆虫①
採取した昆虫たち②
同定した昆虫たち:38種(以上あったと思われます)、その他不明な物も多数あり
コウチュウ目:ウリハムシ、オバホタル、チビクワガタ、オオゴミムシ、クロマドホタル、ヒゲコメツキ、 コガネムシ、ツチカメムシ、アトモンサビカミキリ、ナナホシテントウ、 ナミテントウ、オオオバホタル、 (12種) ハチ目:セイヨウミツバチ(1種) チョウ目:ベニシジミ、クロコノマチョウの幼虫、ヒトリガの幼虫、ルリシジミ、ミヤマシジミ、 クロコノマチョウ、カノコガ、モンシロチョウ、ホシホウジャクの幼虫、ギンボシヒョウモン、 オオウスベニトガリメイガ、アワノメイガ (12種) ハエ目:アブ、アオメアブ (2種) カメムシ目:タデマルカメムシ、チュウゴクアミガタハゴロモ、ナガメ、チャイロカメムシ、キドクガ、(5種)トンボ目 ベニトンボ(1種) その他 バッタ目:カマキリ、ヤブキリツユムシ(幼虫)、キリギリス、エンマコオロギ、ショウリョウバッタ(5種) その他 昆虫以外:ササグモ
19期生 6月10日講座報告
今日は河内長野市のラブリーホールに集合し、ネイチャーフォトの講座です。ネイチャーフォトとは自然の風景を撮影した写真で、動植物や風景を写した物です。それだけ聞くと当たり前の写真ですが、新たな見方を発見できるでしょうか?。まずは、1998年の年代物のデジタルカメラ(130万画素)の写真からカメラの歴史に入りました。その後の技術発展により、大きな進化があり、今では携帯電話に数千万画素のカメラが載る時代です。引き続きカメラの仕組みやマクロ撮影の方法などを学びました。今の携帯カメラは高性能な物が多いですが、百均ショップで入手できるマクロレンズでかなりの接写ができるとのこと。先生手作りの撮影小道具、昆虫・植物の映像を交えながら説明を受け、アケボノソウの蜜腺にきれいに並ぶアリ、幼生を抱くカメムシなどの興味深い写真を観ることができました。撮影の「こつ」としては、「片手で持ち、柔らかくシャッターを押し、動かないように」と習い、持参したカメラやスマホを使って十円玉や千円札の細部を写してみました。高倍率のスマホも多く、割と簡単に微細な写真が撮れていました。また、焦点深度合成を使うとマクロ撮影写真での奥行きのピントも合わせられることも学びました。
午後からは中村公園に出て、先生の説明の元、自然の草花、昆虫撮影に挑戦しながら散策しました。暑さもあり早めに切り上げましたが、部屋にもどると隣の人と自分が撮した写真同士で対決をし、お互いの作品を楽しみました。その間、先生はそれぞれの写真を見ながら丁寧にアドバイスを頂き、質問をしたりもしました。
最後に先生のお宝動画鑑賞会です。ミツバチの巣の様子、スズメバチの攻撃、バッタ・トンボ・ナナフシの交尾など感嘆の声も上がる映像がいっぱいでした!
どこにでもある小さな花や虫たちの世界ですが、私達も自慢ができる写真が撮れそうな気になりました。身近な小さな世界を少し気にかけて、頑張ってみましょう! (Y/M)
座学の様子と先生の映像
マクロ写真と焦点深度合成
公園での撮影会と作品評価
阿倉先生の動画鑑賞(YouTubeも視聴可)
19期生 5月27日講座報告
今日は河内長野市のくろまろの郷に集合し、淡水魚入門講座です。講師は元高校教諭で科学教室力塾 塾長の小川先生、教え子の桶土井先生で、木根館にて「魚の生態」について学びます。フナのひれはどんな形?卵の生み方、数や子育て方法などについてのクイズを交えながら、変わった生態の魚や、希少生物について学びました。また、大阪の河川(淀川・大和川)は海であった歴史から、緩やかな勾配によるワンドを代表とする豊かで個性的な自然について、そして、鮎の生態と高校生による石川での復活への努力など様々な切り口で魚について知ることができ、自然の保存の大切さと復元の難しさも学びました。最後に「たも網」による採集方法の説明を受け午前中は終了しました。
午後はやや雨が降る天候の中、石川に移動し先生の投網を観た後、たも網による採集に挑戦します。みんな川にジャブジャブ入り、石を動かし、移動しながら一生懸命魚を探します。先生から「今日は水も少なく魚は少ないかも?」と言われましたが、なんのなんの!ヨシノボリ、ドジョウ、カワムツ、エビ、メダカなど予想以上の豊漁で、「ヨシノボリとれた!」「ドジョウ!」と声をあげながらの採取でした。そして最後に、メダカの雄雌や、種類による模様の微妙な違い、観たことのない生き物についても説明を受け、楽しく魚とのふれあいがでました。(Y/M)
座学の様子・クイズや講義内容
桶土井先生採集の世界の魚、珍しくて、でかい!「少年の水族館」
靴を履き替え、石川に入り、魚採取に挑戦。いろんな魚を捕まえて水槽に入れていきます。
本日採取した生き物たち(一部)
※今日採取した魚(生物)たち
オイカワ、ヨシノボリ、カワムツ、メダカ(雌雄)、マドジョウ、シマドジョウ、カワエビ、ザリガニ、イトトンボのヤゴ、サワガニ、カワニナ 以上11種(以上)