昆虫部会 11月活動報告
光明池野鳥の森公園の広場に到着した時、飛び交うトンボの姿もなく 虫の声も聞こえず、「はて!昆虫はいるのだろうか?」と脳裏に一抹の不安が過りました。ゆっくり、草原を歩くと、バッタ類がびっくりしたように飛び出したり跳びはねたり、広場がのはらうたのようになりました。「いるいる、バッタが」の声に網を持ち出し、早速、昆虫探しに。陽射しが良くなると、わずかながら、チョウもトンボも姿を現し、網を掲げて追いかける、いつもの姿。バッタ類が主ですが、期待以上に採集が出来、昆虫と図鑑を照らし合わせながら、模様や色などの違いを見つけ、同定を行い、その間の昆虫談義も楽しい一時でした。同定作業終了後、皆さんで晩秋の光明池のほとりを散策、前日の冷え込みから一転して、小春日和の中、有意義な昆虫観察が出来たように思います。
観察記録 全34匹(※昆虫外1匹)
チョウ目(10匹)
キタキチョウ、ツマグロヒョウモン(オス・メス)、モンシロチョウ、キタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ヒメシロノメイガ、エビガラスズメ、ナンキンキノカワガ(幼虫)
バッタ目(14匹)
アオマツムシ(メス)、タカネヒナバッタ、セグロイナゴ、ショウリョウバッタ、マダラバッタ(オス・緑)、マダラバッタ(メス)、ツチイナゴ、コバネイナゴ、トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、ササキリモドキ、ホシササキリ、クルマバッタ、エンマコオロギ(死骸)
コウチュウ目(4匹)
ナミテントウ、クチキムシ、オオユミアシゴミムシダマシ、クワガタ?(幼虫)
ゴキブリ目(2匹)
アマミモリゴキブリ(幼虫)、ヒメクロゴキブリ(幼虫)
12月・1月・2月は休止します。3月はJT生命誌研究館(高槻市)・高槻自然博物館(高槻市)の見学を予定しています。詳細は後日、2月中頃、連絡させていただきます。11月担当(K.H)
光明池 野鳥の森公園
キタキチョウ
ササキリモドキ
ツチイナゴ
ヒメシロノメイガ
オオユミアシゴミムシダマシ
アオマツムシ メス
昆虫部会 10月活動報告
未明にかけて降っていた雨がまだ残っている天気でしたが、活動時間にはスッキリとした晴れになってくれた。滝谷駅からの道すがら、チョウやバッタ類に迎えられながら錦織公園へ。現地直行の方たちと合流して、活発になっているスズメバチの注意の打ち合わせ後「河内の里」を目指して活動開始です。雨の影響で虫たちが出てくれるかちょっと心配でしたが、早速一匹目のゲットがなんとアサギマダラでした。これで皆さんの気合が入ってきましたね。古民家を拠点に午前中の採集観察行動を行いました。皆さんやる気スイッチが入り、思ったよりたくさんの昆虫を見つけていただきました。とくに女性のWさんがきょうの一番頑張り屋さんでした。丁度昼食時に雨が来ましたが、同定を終えたころには止んでくれ、今日も楽しい活動を終えることができました。(hiro)
今回出会えた昆虫
チョウ・ガ類
アサギマダラ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン(オス・メス)、ルリタテハ、イチモンジセセリ、ツバメシジミ、ウラギンシジミ、キタキチョウ、ツマグロキチョウ、ヒカゲチョウ、マメノメイガ、キタテハ、マドガ、ナミアゲハ(成虫・幼虫×2・卵)、ツマグロオオヨコバイ
トンボ類
ノシメトンボ、オニヤンマ、アオイトトンボ、マユタテアカネ(オス・メス)
ハチ類
セイヨウミツバチ、キンケハラナガツチバチ、ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、オオスズメバチ
その他
ツヤアオカメムシ、ホソヘリカメムシ幼虫、ナミテントウ、オオカマキリ、ヒグラシぬけがら
以上32種
アサギマダラ
アゲハ(4齢幼虫,終齢幼虫)
ルリタテハ(うら)
マユタテアカネ(オス)頭部
ルリタテハ(おもて)
オニヤンマ