昆虫部会 7月活動報告
「いずみの国の自然館(和泉市)」でオオムラサキ観察。飼育ハウスには 数百匹のオオムラサキが飛び交い、事務局の三輪さんが成虫オオムラサキの餌(特別の液体)をトレイに入れると目の前でストロー状の口を伸ばし、餌を吸い始めました。オオムラサキは警戒心なく私たちの服にも止まり、ネバーランドの世界でした。観察のポイントを聞き、交尾、産卵、孵化後の幼虫をじっくり観察。服にオオムラサキが止まっていないのを確認後、ハウスを退出。「今、生まれた卵はどうなるのか?」の質問があり、三輪さんからオオムラサキの成長の写真を見ながら、オオムラサキの一生の話。幼虫はエノキの葉のみを食性にし、冬場は自らエノキの根元に下りて落ち葉に付着して越冬、春、またエノキを登り、若葉を食性にし、6月~7月にサナギ、成虫、交尾、産卵で一生を終える。
飼育ハウスを退出後、近くの公園に移動し、公園内や河原(松尾川)で昆虫採集を行った。河原に入り、石をひっくり返したり、川底を網ですくったりして、ヤゴなどの水生昆虫を採集した。公園内では主にクワガタやカミキリムシなどコウチュウを採集できた。水生昆虫採集は今までにない活動で有意義な時間となった。
採集した昆虫
オオムラサキ(オス・メス)・ハグロトンボ・ハグロトンボ(ヤゴ)・コヤマトンボ(ヤゴ)ガガンボ(幼虫)・カゲロウ(幼虫)・ノコギリクワガタ(オス・メス)・コクワガタ・カナブン・クマゼミ、・クビアカツヤカミキリ・シラホシハナムグリ・シマアメンボ・アメンボ・カゲロウ・カマキリ・アミガサハゴロモ
目視
タマムシ・タイワンタケクマバチ・キリギリス・ハラビロトンボ・ゴマダラチョウ・シオカラトンボ・オオシオカラトンボ・ミスジチョウ・キマダラカメムシ
昆虫以外
ヨシノボリ・カワニナ・ヨシノボリ卵・サワガニ・ガシャモク(植物)
卵産み付けている
オオムラサキ交尾
餌を吸っています
ハグロトンボのヤゴ
コクワガタ
ノコギリクワガタの雄と雌
コヤマトンボのヤゴ
川での採集及び観察
昆虫部会 6月活動報告
当日は30度と真夏日の予報でした。間違いなく暑い日でした。河内長野駅から公園までの道中汗をかきながら坂道を上る。道中コミスジ、モンシロチョウなど早々と観察。公園内の「回廊風展望休憩所」を集合場所とし、荷物を置き捕虫網を持って暑い中みんな思い思いの場所で採取。集合場所の目の前の木の枝先にはオオシオカラトンボが。早速みんなで観察。その後次々と採取した昆虫を集合場所に皆が持ち寄る。先ず驚いたのはWさんが採取したオオスズメバチ。それも飛びっ切り大きい5㎝程の女王バチ。戻ってきたみんなも驚く。その後も昆虫の写真を撮り、皆で手分けして同定作業。
一段落した後昼食をとることに。休憩所は風が吹き抜け汗をかいた後の身体に心地よくゆっくりと休憩。昼食後は、会員さん持参の竹に巣を作ったタイワンクマバチの観察。竹を割ると1匹のクマバチが飛び出し、よく見ると自分たちで細かく作った仕切りの中に幼虫が1匹ずつ。花の蜜を中心に作った餌も入っており数人が味見を。甘酸っぱい餌でこの経験は中々出来ない。割った竹に幼虫、餌を戻し、会員の一人に持って帰ってもらい観察を続けてもらうことに。
暑い中の部会で少し早めに切り上げましたが、充実した一日となりました。
以下が今回採取及び目視できた昆虫です。
採取
キリギリス(子)・オオスズメバチ(女王バチ)・コミスジ・モンシロチョウ・ヨコズナサシガメ・ヒロオビトンボエダシャク・ヤマトシリアゲ・ホンミスジ・カノコガ・オオスカシバ・クロオオアリ・スジグロシロチョウ・ムラサキシジミ(オス)・オオシオカラトンボ・シオヤアブ・ベニシジミ・シロヘリハラビロヘリカメムシ・ハラビロヘリカメムシ・ハゴロモ(幼虫)・タイワンクマバチ・タイワンクマバチ(幼虫)・カマキリ(子)・ヤマトシジミ・シャクトリムシ・ヒメホソカメムシ・ツバメシジミ・ホソクロツヤヒラタコメツキ・ショウリョウバッタ(子)・マドガ・ナミテントウ・セスジナガカメムシ
以上目視も含め34種
暑い中にもかかわらず確認することができました。(K.T)
ホンミスジ 翅の裏に星のような黒点と表の白線が細かくぶんりされている
オオスカシバ ホウジャクとの違い、いずれもスズメガ科。蜜を吸うときスカシバは前足で花を捉えているが、ホウジャクはホバリングしながら長いストローを差し込んで蜜を吸う
ヤマトシリアゲ 夏型と秋型で色が違う。肉食性。腹端がサソリの尻尾のように曲がっているのがオス。メスに餌をプレゼントするらしい。
ハゴロモ(幼虫) 数ミリととても小さく動きも速い。これはアオバハゴロモ?(小さいので写真拡大してください。)
昆虫部会 5月活動報告
快晴の下、西原公園(堺市南区)で本年度最初の昆虫部会を行いました。公園内は除草作業が始まり、昆虫の採集や観察が心配でしたが、25種類の昆虫採集・同定、6種類の目視をすることが出来ました。池の水際でイトトンボが飛び交う場面を眺めていると、柳の枝にヤゴからトンボになろうとしている様子を目撃しました。翅が純白でだんだんと透明感のある翅が広がり、トンボの体も色合いが見え始め、数時間後、シオカラトンボのメスになっていました。他にもマダラホソアシナガバエを近距離で見ると輝きのある体で、たかが「ハエ」と思わず「ハエ」も美しい。皆さんで今日の昆虫採集の同定をすると、どの昆虫もじっくり見つめ、対象的な模様、動き方や翅の使い方など不思議なことや面白いことを気づき、その気づきを出し合うとさらに昆虫の世界が広がり、楽しいひと時になります。
採集後同定 25匹
①シオカラトンボ交尾、②シオカラトンボ脱皮~3枚(10:32 ・11:03・ 3:47)、③オオヒラタシデムシ、④ヤナギハムシ、⑤アオモンイトトンボ、⑥カメノコテントウ、⑦ハナムグリ、⑧ゴキブリ、⑨ハサミムシ、⑩ナミアゲハ、⑪モンシロチョウ、⑫コジャノメ、⑬ヒメウラナミジャノメ、⑭ベニシジミ、⑮ウンモンクチバ、⑯ヨコバイ、⑰チャバネアオカメムシ、⑱マダラホソアシナガバエ、⑲マドヒラタアブ、⑳クロスジオオシロヒメシャク、㉑ゴマダラキコケガ幼虫、㉒ハチの仲間、㉓コガタルリハムシ、㉔オオウンモクチバ、㉕セボシジョウカイボン
目視 6匹
①テングチョウ、②モンキチョウ、③アメンボ、④ツマグロヒョウモン、⑤アオスジアゲハ、⑥クロアゲハ
カメノコテントウ
クロスジオオシロヒメシ
シオカラトンボ交尾
シオカラトンボ孵化①
シオカラトンボ孵化②
シオカラトンボ孵化③
マダラホソアシナガバエ
昆虫部会 11月活動報告
光明池野鳥の森公園の広場に到着した時、飛び交うトンボの姿もなく 虫の声も聞こえず、「はて!昆虫はいるのだろうか?」と脳裏に一抹の不安が過りました。ゆっくり、草原を歩くと、バッタ類がびっくりしたように飛び出したり跳びはねたり、広場がのはらうたのようになりました。「いるいる、バッタが」の声に網を持ち出し、早速、昆虫探しに。陽射しが良くなると、わずかながら、チョウもトンボも姿を現し、網を掲げて追いかける、いつもの姿。バッタ類が主ですが、期待以上に採集が出来、昆虫と図鑑を照らし合わせながら、模様や色などの違いを見つけ、同定を行い、その間の昆虫談義も楽しい一時でした。同定作業終了後、皆さんで晩秋の光明池のほとりを散策、前日の冷え込みから一転して、小春日和の中、有意義な昆虫観察が出来たように思います。
観察記録 全34匹(※昆虫外1匹)
チョウ目(10匹)
キタキチョウ、ツマグロヒョウモン(オス・メス)、モンシロチョウ、キタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ヒメシロノメイガ、エビガラスズメ、ナンキンキノカワガ(幼虫)
バッタ目(14匹)
アオマツムシ(メス)、タカネヒナバッタ、セグロイナゴ、ショウリョウバッタ、マダラバッタ(オス・緑)、マダラバッタ(メス)、ツチイナゴ、コバネイナゴ、トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、ササキリモドキ、ホシササキリ、クルマバッタ、エンマコオロギ(死骸)
コウチュウ目(4匹)
ナミテントウ、クチキムシ、オオユミアシゴミムシダマシ、クワガタ?(幼虫)
ゴキブリ目(2匹)
アマミモリゴキブリ(幼虫)、ヒメクロゴキブリ(幼虫)
12月・1月・2月は休止します。3月はJT生命誌研究館(高槻市)・高槻自然博物館(高槻市)の見学を予定しています。詳細は後日、2月中頃、連絡させていただきます。11月担当(K.H)
光明池 野鳥の森公園
キタキチョウ
ササキリモドキ
ツチイナゴ
ヒメシロノメイガ
オオユミアシゴミムシダマシ
アオマツムシ メス
昆虫部会 10月活動報告
未明にかけて降っていた雨がまだ残っている天気でしたが、活動時間にはスッキリとした晴れになってくれた。滝谷駅からの道すがら、チョウやバッタ類に迎えられながら錦織公園へ。現地直行の方たちと合流して、活発になっているスズメバチの注意の打ち合わせ後「河内の里」を目指して活動開始です。雨の影響で虫たちが出てくれるかちょっと心配でしたが、早速一匹目のゲットがなんとアサギマダラでした。これで皆さんの気合が入ってきましたね。古民家を拠点に午前中の採集観察行動を行いました。皆さんやる気スイッチが入り、思ったよりたくさんの昆虫を見つけていただきました。とくに女性のWさんがきょうの一番頑張り屋さんでした。丁度昼食時に雨が来ましたが、同定を終えたころには止んでくれ、今日も楽しい活動を終えることができました。(hiro)
今回出会えた昆虫
チョウ・ガ類
アサギマダラ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン(オス・メス)、ルリタテハ、イチモンジセセリ、ツバメシジミ、ウラギンシジミ、キタキチョウ、ツマグロキチョウ、ヒカゲチョウ、マメノメイガ、キタテハ、マドガ、ナミアゲハ(成虫・幼虫×2・卵)、ツマグロオオヨコバイ
トンボ類
ノシメトンボ、オニヤンマ、アオイトトンボ、マユタテアカネ(オス・メス)
ハチ類
セイヨウミツバチ、キンケハラナガツチバチ、ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、オオスズメバチ
その他
ツヤアオカメムシ、ホソヘリカメムシ幼虫、ナミテントウ、オオカマキリ、ヒグラシぬけがら
以上32種
アサギマダラ
アゲハ(4齢幼虫,終齢幼虫)
ルリタテハ(うら)
マユタテアカネ(オス)頭部
ルリタテハ(おもて)
オニヤンマ