大阪シニア自然カレッジ

10期生講座報告

10期生4月27日講座報告

開催日2016年4月27日(水)
講座名金剛山の植物②
講師桝谷 祥子先生(金剛山の植物に親しむ会、近畿植物同好会会員)
場所金剛山ちはや園地~山頂

集合場所であるロープウェイ山頂駅目指し、歩き組17名は伏見林道を一路登った。

登り始めるとミソサザイが我々を出迎えるかのように弾けるような大きな声で盛んにさえずっていた。途中、桝谷先生に出逢い、そこからはプレ講座と相成った。観察しながらの道中は登り坂も苦にならず(?)、ほどなく山頂駅に到着した。天気予報は午後からは雨。折角の植物観察、せめて講座が終わるまでは待ってほしいと祈りつつ、本講座のスタート。

春の花々が勢揃い。スミレだけでもその種類の多いこと。メモし写真を撮るのに大忙しである。めしべが筒型であるのがタチツボスミレでカマキリ型がシハイスミレだとか。ここまでくると我が脳力の限界をはるかに超える。左右交互に2枚ずつの葉の並びをするコクサギの枝葉を見せてもらった。この葉の並び方を“コクサギ型葉序”というらしいが、浅学の身には知る由もなかった。可憐な花ニリンソウや清楚な花ヒトリシズカも観察できた。控えめに咲くカタクリの花もわずかに名残をとどめていた。

お天気も何とか持ってくれ、数え上げたらきりがないほどの沢山の草花・花木に出逢えた楽しい観察会であった。

伏見林道・念仏坂、たかがこれしきの坂、でも足が重そう?
フタバアオイ、徳川家家紋として有名
さあ講座のスタート、雨よ降らないでと祈りつつ
シハイスミレ、めしべがカマキリ状であるのが分かりますか?
コクサギ、葉のつき方が2枚ごとに互生“コクサギ型葉序”
静御前が舞う姿のように美しいヒトリシズカ

10期生4月20日講座報告

開催日2016年4月20日(水) 晴れ
講座名鵜殿の植物観察
講師小山 弘道先生(鵜殿ヨシ原研究所 所長)、伊藤 修身先生(鵜殿クラブ)
場所高槻市 鵜殿

淀川の堤防から眺めると川はどこにあるのと思うほど広い河川敷に、甲子園球場18個分が鵜殿と呼ばれる場所。以前はヨシの群生地であったが1971年の淀川改修により河床が低下、乾燥が進みヨシの群落は一時5%まで減少したが、ヨシ原再生に向け、導水路を通すなど育成、保全活動により現在ではヨシ群落は20%以上に回復した。鵜殿のヨシは他のものとは別種と思われるほど大きく育ち、5メートルを超えるものも、それは雅楽で使われる篳篥(ひちりき)の蘆舌(ろぜつ)の材料に最適と言われている。

好天に恵まれ、開放感一杯の鵜殿を遠足気分で散策する。ウグイス、オオヨシキリ、キジの声。上空ではチョウゲンボウのホバリング、遠くに、比叡山、比良山、天王山の山々。足元に目をやれば黄色、紫、ピンクの花々、絶滅危惧植物も多い。そしてヨシの芽生え。ユーモアたっぷりの先生の話を聞きながら、春を満喫した一日でした。

鵜殿のヨシ原を歩く
若芽が伸びるヨシ群生地、遠くに天王山、比叡山、男山
オギ・ヨシ・セイタカヨシ、見分け方の説明を受ける
オドリコソウ、受講生の多くはこの花に出会うのは初めて
ノウルシの群生もあちこちに
鵜殿と利根川だけでみられるトネハラヤスリ

10期生4月6日講座報告

開催日2016年4月6日(水) 晴れ
講座名都市公園の野鳥観察②
講師仲 淳一先生、野上 勝三先生、市川 康彦先生(泉北野鳥の会)
場所大泉緑地(堺市)

新年度、新入生、新入社員。日本では多くの新しいがある4月最初の講座を野鳥観察にした。

野鳥を求めて空を見上げる。葉を落としていた木々は新芽がほころび若葉を広げつつある。満開となった桜の枝にはシジュウカラ、メジロが飛び交う。新しい息吹を一杯に吸い込んだ。今年度も一年、大いに自然を楽しもう!! この季節、留鳥、冬鳥の多くは恋に忙しい。留鳥はさえずりで縄張り宣言し、メスを求めて求愛する。冬鳥もまた盛んにさえずり、つがいとなる相手を見つけて共に北への旅立ちの準備をする。小さな身体のどこからあんな大きな、美しい声がと思えてくる。声だけでなく、外見でメスを引きつけようとする鳥もいる。コサギは飾り羽で自らを飾り付ける。羽根やクチバシの色を変えるオスもある。鳥たちは縄張りを宣言し、メスを引きつけ、優秀な子孫を残そうと必死だ。

大泉緑地は多様な落葉、常緑の木々に富み、また水鳥の住む池や小川が流れる。多彩な生態系がある。今日は夏鳥の到来には早く、期待したオオルリを見つけることはできなかったが、32種もの鳥達の生き様を見た。探鳥には、野鳥の鳴き声と方向から、種と居場所の見当を付け、さっと飛び去る野鳥の特徴をすばやく感じて、同定するらしい。しかしシジュウカラの鳴き声は何度も聴いたのに、なかなか覚えられない。大きな声で春を告げるイカルの声は?? 形や色と違い、音を記憶することは実に難しい。

大泉池に遊ぶ水鳥達。全部ヒドリガモ?いろいろあるように見えたのに!オス(♂)は魅力的に装い、メス(♀)の気を引く。めでたくカップル(つがい)になれたかな。
満開の桜を見上げると、花をついばむメジロが動く。どこに??確かにいたんだけど・・・・?
川辺のコサギとアオサギ。コサギ:クチバシが黒、足の指が黄。繁殖期には頭部に2本の飾り羽をつけ、おしゃれに装う。アオサギ:アオと言うが、羽色は灰色。白でも黒でもない中間色をかつて灰色と呼んだらしい。
コゲラ。日本で1番小さなキツツキ。黒と白の縞模様が美しい。軽量級で、樹をつついてコンというよりサクッだそうな。
保護色で葦原に身を潜めるようにしていたオオジュリン。今は冬色。夏鳥になると、大きく色が変わるらしい。
黒っぽい顔に大きな黄色のくちばし。イカル。この時期、独特のリズムの、澄んだ大きな声で春を告げる。左下:地上で小さな群れを作ることも。矢印:イカル達

10期生3月30日講座報告

開催日2016年3月30日(水) 晴れ
講座名浄水場、植物園見学(村野浄水場、大阪市立大学理学部付属植物園)
講師窪田先生、角谷先生(村野浄水場)、迫田先生(大阪市大植物園)
場所村野浄水場、大阪市立大学理学部付属植物園

今年度最後の講座は好天に恵まれた春の陽気の中、2つの施設を訪れた。京阪村野駅より徒歩にて村野浄水場に到着。

ここは正式には大阪広域水道企業団村野浄水場、いわば「水の卸売業」。日本最大の処理能力を誇る浄水場でここから大阪市を除く府内全42市町村に水道水が供給されているという。ビデオにて浄水場の概要の説明を受けた後、浄水処理のしくみを実験にて体験。汚れた原水も凝集剤(PAC)や粒状活性炭により見事に無色無臭の清澄な水になるのを観察した。

次に実際の処理設備を見学。磯島取水場から送られてきた淀川の水は凝集沈殿、急速濾過、そして高度浄水処理(オゾン接触、活性炭吸着)によおいしい水道水に生まれ変わるその各工程を見学した。太陽光パネルや水位差発電等、環境に配慮した装置の説明も受けた。日々の暮らしの中で当たり前のように使っている水、この限られた資源・水の大切さを再認識するいい機会であった。

電車で市大植物園に移動し、午後は園内ガイドを受けた。希望した「カタクリ」もしっかり観察できた。樹木が中心の植物園、甲子園球場6つ分という広大な敷地の中、限られた時間の中で丁寧に分かりやすく説明頂いた。日本の代表的樹林型13の内、11の樹林型が再現展示されているという。また機会を見つけて再訪し、じっくり散策してみたい。

太陽電池パネルで蓋をされた沈殿池:遮光による沈殿池内の藻の発生防止効果と一石二鳥
磯島取水場からの淀川の水の送水に使われる導水管:なんと2600mm径
高度浄水処理棟からの浄水場全景;琵琶湖が見えますよ!(但し、前方階層系浄水施設の壁面に・・・)
三木博士(元園長)が化石植物として発見・命名されたメタセコイア:樹形が何とも美しい
ラクウショウの呼吸根:カメラアングル次第で面白い作品が・・・
カタクリの群生:可憐です

10期生3月23日講座報告

開催日2016年3月23日(水) 晴れ
講座名磯の生物観察
講師和田 太一先生(水産技術センター見学担当)
場所水産技術センター、豊国崎

みさき公園から、カレッジ生の乗車ですし詰め状態になったコミュニティバスで水産技術センターへ、この講座は昨年9月に計画していたが台風の為中止、半年後の講座となった。

午前中は研修室でビデオを交えて水産技術センターの仕事、海を見守る(大阪湾の水質調査)、魚を調べる(魚の身体検査)、魚を増やす(稚魚を養殖・放流)、海辺を再生する(保護区の設定・海底の整備)ための調査、研究についての説明を聞いた後、展示コーナーと、栽培漁業の対象となるトラフグとヒラメの赤ちゃん達を見学。

午後は大阪では貴重な自然が残る豊国崎へ移動して、生物観察。潮溜り、石の裏、岩の隙間を探し回り、貝、カニ、ウニ、ヒトデ、海藻等多くの生き物を見つけることができ、生き物の多さに一同感激。最後に、採集した生き物について和田先生に解説してもらい終了。

キジハタ(大阪の呼び名あこう)小さい時はメスばかり、群れの中で大きくなったものがオスに変わる
ジオラマで、水産技術センターが係わる大阪湾の水中をイメージする
ヒラメの稚魚がいっぱい とってもかわいい
ナマコ
触った感触はぷよぷよそれともカチカチ?
磯で生き物を探す
豊国崎の生物
こんなに集まりました

10期生3月16日講座報告

開催日2016年3月16日(水) 曇り
講座名植物が「動く」方法
講師長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館学芸員)
場所大阪市立自然史博物館

植物が「動く」??? かつて、動物との違いを説明する項目の一つに、植物は「動かない」というのがあったはず。一体今回のテーマはどういうことか? いろいろと想像を巡らしながら講座を楽しみにした。

講義の副題として〜タネの形と動き方の多様性〜とある。なるほど!!何故タネは動く必要があるのか?移動の方法は?移動のための工夫は?綿毛でふわふわ、翼で滑空、プロペラでくるくる、風でころころ・・・など。これらは風を利用。他に動物等にくっついて移動、鳥や哺乳類が食べて運ぶ物もある。生き延びるための、子孫を残すための戦略だ。どの生物も環境や生活スタイルに合わせた機能美示す。

午後は自然史博物館内を案内していただいた。古代からの生命の進化、自然の仕組み、ヒトと自然の関わりなど、どの展示も解りやすく理解しやすいような工夫が感じられた。ドングリが芽吹く確率をシミュレーションした模型もあり、ゲーム感覚で大いに楽しんだ。

種子とタネ。違いは何?(長谷川先生講義資料を改変)
タネ達の風で運ばれるための工夫
第2展示室。日本列島、大阪平野に現れた生き物たち。
タネの動物による散布。絡みついて、トゲでひっついて、粘液を使って。ライオンゴロシは果実のかぎ爪を四方に伸ばし,動物によって遠くまで散布される。
鳥や哺乳類が食べることで散布。赤と黒が鳥にとって目立つらしい。ウアズキのタネは有毒。鳥は食することはできず,色につられて運ぶだけ。宝飾に利用
生き物は環境を利用し、互いにつながり合って生きている。模型を用いて展示。上:ドングリが落ちてから芽吹くまでのシミュレーション。下:昆虫と花。昆虫は蜜を得、植物は花粉を遠くへ散布。

10期生3月9日講座報告

開催日2016年3月9日(水) 雨
講座名動物園視察
講師巴里 藍先生(天王寺動物園 獣医師)
場所天王寺動物園

子供らが小さい頃、そして次は可愛い孫を連れて、動物園を訪れた。今回はあれから久しぶりの動物園訪問。

誰のためでもない、自分自身の為にじっくりと動物たちとの出会いを楽しもう。まずは獣医師巴里先生より動物の食性が生み出す、消化器構造の違いについてのお話をうかがった。肉食動物ライオンと草食動物シマウマの顎骨格標本を見せていただいて特徴をじっくり観察した。

食餌の結果として排泄されるウンチの形、内容物,匂いも実感。続いて鳥類嘴の構造と食餌の仕方について。どの動物も、各生活スタイルに合わせて最適な形を作っているものだ!(実際には淘汰の結果として、そうなったということだろう)。

後半は屋外で動物園サバンナゾーンの見学。今日は、昨日までの4月のような暖かさとは一転して、冷たい雨。入園者も少なく、ほとんど貸し切り状態。ラッキー!!??? 雨で動物たちは中に引っ込んでいるかもという先生の予想にかかわらず、多くの動物たちが、ゆったりとして私達の間近に姿を見せてくれた。カバ、キリン、シマウマ、トラ、フラミンゴなど。ライオンのオスはガラス越しのすぐ目の前でお昼寝中。周りに二匹のメスを従えて。ライオンのオスは狩りも、育児もメス任せなのに、餌は1番に食べるとか。こら!オス、もっと働け!! じっくりと堪能した。雨のお陰か?

動物の上顎骨格。草食動物:門歯で草をかみ切り、臼歯ですりつぶす。肉食動物:鋭い犬歯で突き刺し、致命傷。臼歯で切り裂く。
フラミンゴ達。右下:動物園案内板の一部。フラミンゴは何故赤い?:ミジンコなど赤い色素を含む餌を食べるため。どうやって食べる?:泥水を吸い込む→大きな舌で水を押し出す→この時嘴の細かい櫛目で泥を排出。餌は口内に。
カバ。水中に身を潜めていたテツオ君。私達が行くと目を出し、胴体も浮上させて挨拶?サービス満点。
カバ、ティーナちゃんの水中の様子を観察。ティラピアと共生。ティラピアはカバの古くなった角質を食べる。糞も食べてくれるので、水の浄化に役立つ
サバンナゾーンの草食動物達。中央の樹は樹皮を食べられて痛々しい姿に。
ライオン。怠けているように見えるオスの仕事は、外敵から群れを守ること、群れ内での自分の地位を守ること、子孫を残すこと。これも大変きつい仕事だそうだ。

10期生3月2日講座報告

開催日2016年3月2日(水) 晴れ
講座名農業体験②
講師四日 克彦先生(NPO法人ゴールドファーム代表)
場所ゴールドファーム、北阪農園、木積農園

ゴールドファームでの2回目の農業体験講座。

先ずはウォーミングアップにと昨年新たに開墾された北阪第2農園での石ころ拾い。地道な作業だが農業にはかかせない。すこし肌寒さを感じたこの日も少し体を動かすとすぐに体は温まってきた。さてジャガイモの植え付け。芽を上にして30cm間隔に、というが芽がどこにあるのかわからない。芽の向きはあまり気にしなくていいらしい。第2の人生と同じで、どこから芽が出るかわからない。鶏糞、石灰散布と手順に従って植え付け完了。

次は鞍馬大根の収穫。引き抜くにも結構、力のいるとにかく大きな大根であるがお土産に戴けると聞くと労もいとわない。試食もさせてもらったが、甘くてほんとにうまい。

午後は木積農園へ移動し、玉ねぎ畝の草取り、そして最後は、前回の講座で植え付けした大阪伝統野菜・難波ネギの収穫。カレッジ生もその成長を気にかけていたが立派に育っていた。煮ても焼いても甘くておいしく、かつては難波周辺で盛んに生産されていたという。最近、テレビでも話題になっている。今、大阪で栽培農家は2件、今年からはゴールドファームも力を入れていきたいという。お土産に戴いたこの希少な難波ネギ、食するのが楽しみだ。

先ずはウォーミングアップに石ころ拾い
アンデスレッドの植え付け、芽の向きは気にせずに30cm間隔に
くらま大根の収穫、おみあしが細く見えます
枝木の片づけもみんなでやればあっという間
玉ねぎ畝の草取り
難波ネギの収穫、今夜は鍋でも

10期生2月24日講座報告

開催日2016年2月24日(水) 曇り
講座名コケの観察
講師大崩 貴之先生(京都大学大学院 人間・環境学研究科)
場所橿原公苑本館、橿原公苑

今日の講座は、コケの観察。座学ではコケの特徴、分類、生育環境についての講義。

コケは光合成をする陸上植物であり、配偶体と胞子体でできていて、胞子や無精芽(ムカゴのようなもの)で増える。コケ類はスギゴケの仲間の蘚類とゼニゴケの仲間の苔類、ツノゴケ類に分けられる。見た目では茎葉体と葉状体に分けられる等、ちょっと難しかった。

フィールドではルーペの使い方と、コケ目線で観察することが大切との指導を受けた後観察開始。先生から「特に名前は気にしない方がいい。(何々の仲間でいい)」と聞いて一安心。実際にルーペで観察してみると形や表情が実に様々で美しいことに感激。もっと他のコケを観たいと好奇心が湧いてくる。出かける時はルーペを携帯しよう。

パワーポイントの画面とホワイトボードの板書を見ながら講義を受ける
先生を囲んでルーペの使い方や観察のコツを教わる
ケヤキの樹皮に着生しているロウソクゴケ
これは地衣類でありコケ植物ではない
乾燥に強いスナゴケ
上部は元気な状態、下半分は乾燥して休眠中
コバノチョウチンゴケ
緑色の配偶体と突き出ている胞子体が美しい
顔を近づけて、コケ目線でしっかりと観察

10期生2月17日講座報告

開催日2016年2月17日(水) 曇り
講座名絶滅危惧植物入門と剪定実習
講師施設担当者
場所大阪府立花の文化園

午前の座学は絶滅危惧植物入門。散歩中に見る草花はほとんどが外来植物。日本古来の草花はどうなっているのでしょう。そのあたりをしっかり聞いて学ぼうと臨んだ今回の講座。

川や海、森、草原、砂漠、気候や地形に応じて様々な生態系が成り立っている。生物の多様性が失われると、私たちが自然から受けている恩恵を失うことになる。日本には約7500種の植物が自生しているがその1/4が絶滅危惧種に指定されている。花の文化園では様々な角度から、植物の多様性保全に取り組んでいるとのこと。

午後は剪定実習。最初に教室で剪定の基本のレクチャーを受け、現場へ移動。まず、昨年9期生が剪定したシナヒイラギを剪定することに、最初は先生の指導を受けながら剪定バサミで慎重に切っていたが次第に大胆になり、のこぎりの出番も多くなったが、そんな受講生の剪定を先生は温かく見守ってくれた。シナヒイラギの剪定が終わると次にベニバナトキワマンサクに。

先生から、「この木は春に咲く花芽がいっぱいついているので、切りすぎない様に」との指導を受けながら丁寧に剪定して終了。とても楽しい実習となった。

植物の多様性保全についての講義を受ける
絶滅危惧植物を手に熱く語る本田先生
昨年9期生が剪定したシナヒイラギの現在の樹形
のこぎり、剪定バサミで剪定
花芽のあるベニバナトキワマンサクの剪定にもチャレンジ
剪定後
こんなにスッキリ 大丈夫?