大阪シニア自然カレッジ

10期生講座報告

10期生5月13日講座報告

開催日2015年5月13日(水)
講座名里山入門
講師後北先生
場所堺自然ふれあいの森

祝日が続き、水曜が2回も跳んで久々の自然カレッジ。自然が恋しい!!

午前は里山についての後北先生のお話。里山とは人の働きかけにより維持される生態系。植物と、そこに暮らす動物や人々も含めた生態循環系によって維持されるもの。講義のあとは、自然環境を考えての都市計画作りを4班に分かれて行った。

午後はふれあいの森を歩きながら自然観察。かつてのこの地に暮らした人々の生活を思い起こさせる、水田のレンゲ草、お茶の木など。これらも放っておけば鬱蒼とした極相の森に変わってしまうんだ!昨日の雨とはうって変わってのさわやかな晴天。絶滅危惧種のキンラン、さときまだらひかげちょう(里黄斑日陰蝶)、日向ぼっこ中の‘まむし’まで、多くの自然に触れました。

グループで作成した都市計画図を発表
さわやかな五月晴れ。見晴らし広場から見た和泉葛城山
レンゲ草。水田の名残。
キンラン(金蘭)。絶滅危惧種。来年も、ずっと見られますように!!
クロアゲハ幼虫(矢印)、2齢。どれ?小さすぎてわからん?
茶色のまむし。大勢の人間に動ぜず。日なたでお昼寝?!

10期生4月22日講座報告

開催日2015年4月22日(水)
講座名植物入門(草本)
講師鈴木 真裕先生
場所堺市立栂文化会館、西原公園

4月に入ってぐずついた日が続くなか、この日は日頃の鬱憤を晴らすかのような快晴、まさに自然カレッジ日和。新年度2回目の講座は植物入門(草本)、講師はタンポポ調査で著名な木村進先生。

午前の座学では、タンポポ調査の意義について分かりやすく説明を受けた。身近な草花であるタンポポの在来・外来種の割合が環境を測る物差しになるという。今年は2015調査の年に当たり、タンポポ調査への参加の依頼もあった。

午後は西原公園での野外学習。ジョークを交じえた先生の熱い語り、引き出しの多さには感服。五感を使っての植物観察は自然との一体感を増してくれる。カレッジ生も観察に没頭、時間の経つのも忘れる楽しいひと時であった。手元にメモした野草の数だけでも優に30を超えた。少し物知りになった気分である。

木村先生のお話を熱心に聴講
スズメかな、カラスかな、それとも・・
フィールドでも真摯で前向き
雌雄異株のスイバ、雄株が圧倒的に少ないとか
観察に没頭、そろそろ教室に・・・

10期生4月15日講座報告

開催日2015年4月15日(水)
講座名自然の見方・観察
講師田中 広樹先生
場所堺市立栂文化会館

10期生最初の講座であり、わくわくしながら楽しみにしている様子。教室で、自然の見方、観察とは?「じっくりと見る」「目に見えないものを感じ取る」その視点を解説して頂き、いよいよ外へ。

午前の観察は会館の周辺で草木を観察。まずウバメガシの葉を触ってみて、今年の葉と去年葉の違いを実感。先生が、いい物みつけたと、手にセミの抜け殻。そしてセミの羽化のお話。今は木々の花が咲く季節とのこと。よく観るとクスノキ、モミジ、イチョウ、マツ等にかわいい花がいっぱい。

午後の講座は、西原公園でのネイチャーゲームでスタート。一分間ゲーム、グループ対抗色合わせ競技、花のネーミング大会。ゲームを通じて自然の見方、観察の楽しさを学んだ一日でした。今日の天気は、風が強く少し肌寒い一日でしたが、フィールドで雨に遭うことなく終了できた。

抜け殻でセミの種類
雌雄が解るそうな
ウバメガシの葉
よく観ると葉脈がとても美しい
イチョウの雄花と、葉っぱの赤ちゃん
この花に素敵な名前を付けましょう
天然のお花畑で草花の観察

10期生4月8日講座報告

開催日2015年4月8日(水)
講座名開講式
場所堺市立栂文化会館

4月だというのに東京では雪。冬が逆戻りした感のあるこの日、大阪でも小雨がそぼ降る寒い天候の中、ここ堺市立栂文化会館で2015年度の10期生開講式が行われた。

10期生18名、理事・スタッフ7名の出席のもとほぼ10時定刻に開始。まず新谷代表理事の挨拶。カレッジの成り立ち、歩み、現状等の説明も巧みな話術で緊張気味の場をすぐに和ませた。続いて、担当理事・スタッフの自己紹介、ガイダンス、集合写真撮影と式次第に従い、午前の部が進められた。

午後は10期生の自己紹介。饒舌な話は頼もしく、またお互いを知り合うに意義ある場となった。最後は3班に分かれての班会議。班長・副班長選出もスムーズに進み、遅れがちであった式進行も定刻15:00に滞りなく終了。

新谷代表理事の挨拶
10期生です、気分は一年生
3班に分かれて班会議、班長・副班長選出もスムーズに