大阪シニア自然カレッジ

11期生講座報告

11期生5月10日講座報告

開催日2017年5月10日(水) 曇り一時小雨
講座名琵琶湖の治水、薬用植物の観察
講師アクア琵琶 施設担当者、山浦 高夫館長(山科植物資料館)、他スタッフ3名
場所アクア琵琶(大津市)、日本新薬株式会社 山科植物資料館 (京都市)

今回は少し遠出のため乗用車乗り合いで、瀬田川洗堰の横にあるアクア琵琶に現地集合した。

中に入ると足元には琵琶湖の地図が、早速地図を見ながら湖の由来、大きさ(滋賀県の1/6)琵琶湖には一級河川117本が流れ込んでいるが、流れ出て行くのは瀬田川1本のみ、古来より洪水を起こしていた等の説明の後、映像室で「琵琶湖の治水」を見る。その後、昼食まで自由行動館内の展示を見たり雨体験室で日本各地や世界で降る雨をはじめ、人工的につくり出された世界最大の雨(1時間600㎜)を体験しました。

昼食後、乗用車で山科植物資料館まで移動。玄関のセイヨウトチノキが満開の花で出迎えてくれました。日本新薬・山科植物資料館は回虫駆除薬サントニンを含有するミブヨモギの栽培試験圃場としてスタート、世界各地から収集した3000種を越す薬用・有用植物を栽植しています。山浦館長から館内の説明の後温室や園内を3班に分かれ案内していただく。色んな木や薬草の匂いを嗅いだり葉や果実を試食したり。なかでもキソウテンガイは2枚の葉だけをヒラヒラと伸ばし続けていくユニークな植物で「世界三大珍植物」の一つとされている。興味が尽きない感じで時間が短く感じられました。

琵琶湖を眼下に見下ろす
傘をしっかり持ってます
世界最大の600㎜の雨体験
これがキソウテンガイです

11期生4月26日講座報告

開催日2017年4月26日(水) 雨
講座名農業体験④
講師四日 克彦先生、他スタッフ数名
場所ゴールドファーム(ゴールドファーム)

農業体験数日前は晴天が続き、この調子なら農作業日和と期待していましたが当日は朝から小雨で現地に着いた頃は本降りになり、果たして作業は中止かと思われましたが強行するとの事。「雨の農作業も体験できますよ」と先生の号令!

本日の作業はジャガイモの芽かき、追肥、土寄せ、金ごま作りのための鶏ふん堆肥の散布、サツマイモの畝作りを予定していましたが、畝作りは中止となりました。ジャガイモの芽かきは、10~15センチ位に伸びた芽のうち、太い勢いのあるものを残しかきとりました。その後、化成肥料を株と株の間にまき、株が倒れないように20~30センチの畝にして終了。

次に、金ごま栽培の畑では、鶏ふん堆肥の散布をしましたが、雨で湿った畦を一輪車で鶏ふんをバランスをとりながら運ぶのは、かなりの重労働でした。農業体験は今回で4回目、これまでジャガイモの収穫、金ごまの種まき、サツマイモの収穫、難波ネギの苗植え、鞍馬大根の収穫などを通し、愛情を込めて栽培すれば、野菜も、おいしく栄養豊かに育ってくれると体感しました。又、農業は天候に左右され計画どおりにいかない事も多くありますが、除草、間引きなどの地味な作業が大きな収穫につながる事を知り、ファームの方々の努力に頭が下がりました。

雨の為、午前中の作業で終了、昼食の後お土産にファーム産の大根のぬか漬けを頂き早めの帰宅となりました。

小雨の時急いで作業
人海作戦で鶏ふん散布
長靴の泥を洗い落とします

11期生4月19日講座報告

開催日2017年4月19日(水) 晴れのち曇り
講座名鵜殿の植物観察
講師伊藤 修身先生(鵜殿ヨシ原研究所)
場所高槻市 鵜殿

二日前の雨も上がり、自然観察日和となった。伊藤先生から説明を受ける。

鵜殿は、木津川、宇治川、桂川の三川合流地点から約3㎞下流にある、長さ2.5㎞面積75haの湿地。淀川の中で最大級のヨシ群生地です。しかし、1970年代の淀川改修工事で水位が下がり、ヨシ群落は衰退。そのため、導水路を設け、本流から水を汲み上げてヨシの回復を図っているとの事河川敷に降りると、2月末に行われたヨシ原焼の後に、ヨシやオギが芽生えていた。

ヨシとオギとセイタカヨシ、三つの違いをしっかりと教わる。足下の草花を見ながらのんびり歩く。黄色い花をつけたノウルシが、導水路に沿って続いている。絶滅危惧種のトネハナヤスリが、へらのような葉を出しているのを発見し、嬉しくなる。ヨシの天敵カナムグラやゴキヅルはいたる所に生えてきている。ハタネズミの穴もあちこちで見られた。河川敷の鉄塔付近で昼食。目の前にはセイヨウカラシナのお花畑。皆お弁当もそこそこに、夕食用の花摘みに夢中。

午後は青空教室で鵜殿の猛禽類について先生お手製のパネルを使って、お話を聞く。すぐそこにいるようなウグイスの鳴き声や、ダイサギが群れをなして飛んでいるのも、面白い光景だった。また、雅楽の楽器、篳篥(ひちりき)の蘆舌(リード)として最高の品質を誇るヨシが生えている場所のすぐ横を、新名神高速道路が通ることになり、橋脚の建設が始まっていた。ヨシや周辺の自然環境に与える影響が心配だ。河川敷から見る空は広く、30㎝位に育ったヨシやオギの葉をそよがせながら、風が吹き抜けていく。

こんな機会がなければ、鵜殿を訪れることはなかったと、とても得をしたような気分になった。(活動報告1班)

揚水ポンプから導水
水をヨシに近づける
夢中になります
気分の良い青空教室

11期生4月5日講座報告

開催日2017年4月5日(水) 晴れのち曇り
講座名自然観察
講師武田 敏文先生、他スタッフ3名(日本パークレンジャー協会)
場所府民の森 くろんど園地(大阪府 交野市)

2年目の最初の講座は、くろんど園地の自然観察、武田先生からスタッフの紹介今日の自然観察についての説明の後、早速各班ごとに分かれて私市駅よりくろんど園地へ移動、途中、人の感覚、五感をもって、自然観察するいわゆるネイチャーゲーム(ネイチャービンゴ)をしながら、園地に向かう。

月輪の滝アンコウ岩ポットホール(川底にある岩が、水流で回転する石や岩によって徐々に徐々に削られてできた穴のこと)などの岩の造形物足元には、ショウジョウバカマ、オドリコソウ、シハイスミレ、タチツボスミレ、シュンラン、特に珍しいセンボンヤリ(春と秋に異なる花をつける)が咲き誇り、春の訪れを感じさせ、まわりにはミツバツツジ、ヤブツバキ、アセビ、ウバメガシ、ナナミノキ、リョウブ、ニシキギ、それにウグイスの鳴き声、ジンチョウゲの香り、ヒサカキの独特の匂い等々、身体全体で自然を満喫した。

コースの岩場を登っていると、どこからともなく”園地というから軽いウォーキング程度かと思えば、意外とキツイ所だ”と、愚痴とも取れる声が・・・コース終盤近く今日の見どころ八ツ橋湿地のミズバショウラクウショウの群落が、タケノコのような気根を地中から直立しているラクウショウ(沼杉)が何とも不思議な光景である。春のミズバショウは可憐な白い花であるが、夏になると葉が1メートル位にもなり、この場の雰囲気と全く違った状態になってしまうという。

次にカタクリの群生地。前回の講座(金剛山)では見られなかったが、紫色の花を下向きにつけて、見事に咲き誇っていた。受講生も思わずシャッターを切り幸運に感謝。観察するところが多かった事もあり、コースの最終地点で昼食場所でもある、八つ橋に着いたのは午後1時を過ぎていた。

今日一日『自然観察の視点』で学んだ自然の観方を、より実践的に体感できたように思う。色々な花や木々絶妙なタイミングで出会えてご機嫌でした。(活動報告1班)

軽々登れます
ついに会えました!カタクリ
ミズバショウの後ろに気根が見えます

11期生3月22日講座報告

開催日2017年3月22日(水) 晴れのち曇り
講座名金剛山の植物観察
講師桝谷 祥子先生(金剛山の植物に親しむ会、近畿植物同好会会員)
場所ちはや園地、ちはや星と自然のミュージアム(大阪府南河内郡千早赤阪村)

前日の雨で多少の不安があったものの、当日は晴れ間の広がる活動日和。各々体調に合わせてロープウェイ組、登山組(息切れがしてしんどかった~)に分かれ金剛山ロープウェイ山頂駅前で合流。

今年限りで引退される桝谷祥子先生を先頭に、この時季咲いているであろう花を探しにシャクナゲの道から出発。残念ながら福寿草(キンポウゲ科で原始的な部分を残している)以外はミヤコアオイの葉、タチツボスミレの葉等、花を見るには今年は少し早かったようで、先生もがっかりされていました。

肌寒い外から暖かい”星と自然のミュージアム”へ昼食後は少し座学。花のつくりを専門用語と共に学び、また果実も成り立ちの違いで真果と偽果があることを教えていただきました。近年は植物のDNAの調べなおしによる<科・目>などが今までと変わってきているとの事。

その後また外に出て植物観察、展望台では360度の視界素晴らしいが雲が多くてはっきりとは見渡せなかったのが残念でした。展望台より少し上、登山道(林道)より少しはずれたところにある大阪府の最高地点(1053m)に到達。(因みに金剛山山頂は奈良県だそうです)

4月上旬くらいに一面に咲くと言われているかたくりの花。見たかったですね。初めましてから、また来週ねと挨拶も変わっていき、楽しく学んだこの一年。二年目もまた全員で楽しく、座学にフィールドワークに参加できますように。(活動報告書作成1班)

福寿草が歓迎してくれました
胃袋も身体も温まって
大阪府最高地点(1053m)

11期生3月15日講座報告

開催日2017年3月15日(水) 曇り時々晴れ
講座名コケの観察
講師木村 全邦先生(森と水の源流館)
場所橿原公苑本官会議室、橿原公苑(奈良県)

早いもので、第一年度も今日と来週で終わる。この一年、自然の中で心豊かな時間を過ごすことができたことに、感謝でいっぱい。

午前中は講義午後からは曇天の中、橿原公苑でのコケ観察。早春の風は頬に冷たい、森の中でしゃがみこみ、冷え切った身体で、虫の目になってルーペを覗き、初めてのマクロの世界(コケ)に引き込まれる。まさに身近にあったのに気付かずにいた、万華鏡。自然の観方を習い、回を重ねて漸く、自然観察は〝いのち〟の観察、地球の観察と気づいた。

今日のテーマ、コケについても、シダや藻類、蘚類をまだ区別できていない。もっとコケを見つめたい。唯一、ウメノキゴケだけは、アンモニア抽出で染色に熱中したことがあるのみ。木村先生にいただいたレジメに、万葉集の中のコケの歌が4首、抜き出してあった。国歌、〝千代に流れむ羅(こけ)生すまでに〟は恋愛歌と教わった。〝み吉野の青根が岳の羅むしろ誰か織りけむ経緯なしに〟を、マイフェバリットにいただく。

コケは、いにしえから日本人の深層に深く入り込んだ様でコケの庭を鑑賞する文化へと繋がった。そういえば、〝万葉人は、自然観察と恋愛、が生活のすべて〟思わず膝を打った。古稀過ぎて、万葉人に倣ってみるとしようか、後者は無理でも、前者の自然観察なら・・・。(活動報告書作成1班)

万葉人はロマンチスト
マクロのコケの世界へ 素晴らしい!!
コケはベルベットの手触り

11期生3月8日講座報告

開催日2017年3月8日(水) 晴れのち曇り
講座名里山の竹間伐体験
講師田淵 武夫先生、他スタッフ2名(富田林の自然を守る会代表、大阪自然保護協会理事)
場所滝谷 奥の谷(富田林市)

今日は2回目の滝谷奥の谷、1月の「春の里山観察とお粥作り」で訪れた場所である。

午前中は「竹の間伐体験」、午後は「竹について」の講義でした。間伐作業に入る前に、装備について説明が「スパッツ」はダニ対策、「アイゼン」は滑りどめ(なるほど!)それに「ヘルメット」「皮手袋」そして「ベルト」に「のこぎり」を着け間伐準備OK。いざ竹林の中へ。装備をつけると恰好だけは一人前です。

理想の竹藪は、「こうもり傘をさして歩いても竹が邪魔しないのが理想です。整備された山道を進み現場へ、竹の伐採の指導の後4~5人のチームに分かれ伐採体験。まず実践、竹の倒す方向を決め、そちら側を3分の1程度切断次に反対側から残りを切り離す、倒れる方向に人がいないことを大声で確認、跳ねた竹にも当たらないよう注意!竹が倒れるときは迫力があり、「わー」と歓声が上りました。

倒れた竹は3~4m程度に切り分け、下の広場までみんなで運搬して、1部を機械でチップにしました(肥料にします)竹が蔓延ってきている今、竹の活用を広げる事は大きな課題でもあります。(竹製品、竹炭等)昼食時には、伐採した竹筒を使って炊いた「竹メシ」をおかず風にいただきました。作業していただいたN氏とお米を提供いただいたO氏に感謝です。もちろん美味い!?

薪ストーブの焚かれた建物の2階で午後の講義、モウソウチクとマダケの見分け方、竹の年齢と寿命、竹林の拡大化による里山(雑木林)の減少など興味深い内容でした。ヨーロッパに竹がないのは緯度が高いの元々熱帯性である竹に適さないことや1万年前の氷河期の影響もあり植物の種類自体も少ない地域あるとの説明があり、先生の博識がうかがえました。雨も降らず竹伐採の経験ができ、竹の知識も深まった楽しい一日でした。(活動報告書作成1班)

エイホ、エイホとちょっと得意
チップにします
伐採した竹で炊きました
秘密の小屋みたい

11期生3月1日講座報告

開催日2017年3月1日(水) 晴れのち曇り
講座名野鳥観察③
講師仲 淳一先生、辻先生、立石先生(泉北野鳥の会)
場所狭山池(大阪狭山市)

今日は日本最古のダム式ため池とされ、その歴史は千年を軽く超え、ため池の多い大阪でもトップクラスの大きさを誇る狭山池に。平成の改修で工事中は一時期姿を消していた野鳥も最近は少しずつ戻ってきています。

仲先生から”今日は野鳥観察に絶好の天気ですよ”との嬉しいお声が。どんな野鳥に出会うのか?ワクワクしながら、駅からの道のりを双眼鏡片手に歩いて行くとお馴染みの、スズメ、ハクセキレイ、カワラバト、イソヒヨドリ等が出迎えてくれた。狭山池に到着し、早速先生方がセットされた望遠鏡を交代で覗き見えた、見えたの声。

水面や浮き島で休息しているカワウ、アオサギ、ヨシカモ、ハシビロガモ、そして特筆すべきツクシガモ(絶滅危惧種ⅠB類)を観察。陸上では、シジュウガラ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ等が観察出来た。狭山池を一周して鳥合わせをした結果、33種が確認され思った以上の多さに感動。

せっかくの天気も次第に雲が垂れこみ、寒さも戻ってきてタイミングよく講座も終了となった。

浮き島 カワウが目立つ
鳥は待ってくれない すぐ覗く
均一型アースフィルダム(平成の改修)

11期生2月22日講座報告

開催日2017年2月22日(水) 晴れのち曇り
講座名自然/観察の視点
講師菅井 啓之先生(京都光華女子大学こども教育学科 教授)
場所堺市立栂文化会館 1F第1研修室、西原公園(堺市)

午前中は座学で、次のことを学んだ。

*自然の観方を学ぶ

バラを見る場合、通常は「花がきれい」だけで終わってしまう、ではなく見て知る活動から「花、茎、葉、トゲ、根」など全体を見る、直観を働かせ洞察する活動へ(自然観察)木を見て森を見ず、個々の木を見るだけでなく、大つかみで森全体を見ることによって、正しい判断ができる。「共生し、生かしあい、支えあい、棲み分け」という相互関係性をとらえることが、大切である。自然を広く深く観察することが、自然観察といえる。(いのちの観察、目に見えない働き)

*自然の美は、秩序性、法則性がある。環境に適応したその中に「成長、変化,老化、変遷」があり、命が存在する。

*驚きと感動を持って見ること。疑問や不思議と思うことは、次の進歩につながることになる。

午後は、西原公園で自然観察の後、座学

樹木の枝にキノコが生えていたり、根元に徒長枝が生えているのは、樹木が枯れかけているよ。ケヤキの幹にローソクコケ(橙色)が生えているのは、幹の北側で上部から雨水が流れているところです。傾いている木は、倒れないように支柱根が大きくのびている。また、桜の木が、根元から見て左回りに延びているのは、強度を高めるためである、等先生は足を止めては普段見過ごしている自然を、見て知る活動から「直観を働かせ洞察する」活動へ、私達をいざなって下さいました。座学の後、質問が続出、?の質問にも丁寧に答えて頂き感謝です。

今回も、目からウロコがはがれるような、充実した内容でした。(活動報告書作成1班)

自然の観方から
ここも自然観察
何故根っこが跨ぐ?

11期生2月15日講座報告

開催日2017年2月15日(水) 晴れ
講座名動物園見学
講師天王寺動物園 施設担当者
場所大阪市天王寺動物園(大阪市)

園内に入ると、整備されたゾーンの自然に近い状態の中、生き生きとした動物の生態が見学出来た。動物園も随分変わってきたという印象を受けました。

午前は、施設担当者より食性と消化形態というテーマで講義を受けました。天王寺動物園は、日本で3番目に開園した動物園で今年1月1日で開園102年目を迎え、214種約1000匹の動物が飼育されていると聞き少し驚きました。

ほ乳類は肉食動物、草食動物、雑食動物などに分けられ、草食動物の中で胃が1つあるのはウマの仲間やゾウ、胃が3つ以上はウシの仲間です。ウシには4つの胃があり、我々と同じ消化の役割をするのが第4胃、第1胃には微生物が多数おり、反すうしながら、消化するそうです。

草食動物のエサは、ニンジン、リンゴ、バナナなどがあるがペレット(栄養補助食)やヘイキュウブ(干し草を圧縮した物)も一緒に与えるとのこと。ゾウは、1日にニンジン、サツマイモ、ジャガイモなど100kg位食べる大食漢、糞も70~80kg園では、糞を有機たい肥「エレファント・ダン」にして市民に配布しています。(これも感心しました。)肉食動物のエサは、馬肉、鶏、レバー。糞の色は骨も食べるので、その成分も出てくるため白色に近いと聞き、また驚きでした。猛禽類のエサは、牛肉、ネズミ(冷凍)を与えるそうです。

講義後ライオンやグラントシマウマの骨格標本、ゾウやサイ、コアラなどの糞を手に取ったり、においを観察。その後、室内から外へカバやサイ、ライオンなどがいるサバンナゾーンを説明を受けながら見学。カバは、1日40~50kg草や水生植物を食べ、糞は水の中で放出、同じ水槽でテラピア(魚)を放しているのは糞の清掃も兼ねています。(共存しているんですね。!)サイのゾーンでは岩の向こう側でじっとしていたサイの目が、あんなに小さいとはビックリ。サイは目は悪いが、鼻と耳はとても良いので絶えず耳を動かし周囲の様子を注意深く窺っているらしいです。ライオンのゾーンでのオスは退屈そうに寝そべり、メスは頻繁に動き回り、ガラス越しに間近に寄ってくるとちょっとドキドキ、自然な状態ではメスが狩りをすると聞き納得です。

午後からは自由見学です、それぞれ見たいゾーンへ、興味があったコアラ館へ、コアラの最も活動的になる時間は早朝および夕方ほとんど木の上で過ごしています。動いてる姿は見られない様です、残念。

色々な動物を見ましたが子供の時に見たのとは随分、印象が違いました。施設は良くなっているのですが子供のキラキラした目が大人の目になったからかな。(でも楽しい一日でした。)(活動報告書作成1班)

何でもさわります
木が掴みやすくなっている
木の葉に隠れる様にコアラです