17期生12月11日講座報告
35年ぶりに展示場全体の改装でリニューアルした大阪中之島の大阪市立科学館の見学に行ってきました。午前は目の前で化学現象を楽しめるサイエンスショー。「炎のアツい科学」をテーマに昔、昔、理科で学んだことを実験で分かりやすく、何時もは小学生が多いのか?『50年生』と呼ばれた私たちの心をくすぐるような話術で、いつの間にかのめり込んで、時間が経つのも忘れていました。炎で爆発させたり、缶をロケットのように飛ばしたりと最後まで楽しいショーでした。
昼食後は、プラネタリウム見学。星空と宇宙を案内してくれる世界最大級のドーム型スクリーンでこの時期に見られる星を時間の経過で天井に映し出され、とてもダイナミックなものでした。【はやぶさ2】では、小惑星探査機(はやぶさ2)が小惑星(リュウグウ)に着陸しその岩石を持ち帰るため、困難だった探査活動の様子を見て、『知らなかった』『見て良かった』と感想を述べた人たちがいました。
今日は科学や宇宙に少し触れた一日でした。プラネタリウムでは写真撮影は禁止されていたのが少し残念でした。(M.N、K.K)
サイエンスショー
プラネタリュ-ムを投影する機械
改装した科学館
日常では見ない展示物ばかりでした
17期生12月4日講座報告
喜志駅を出発するとまもなく、鉄柱にムクドリを3羽発見。早速双眼鏡を手に使い方の指導を受けながら長い間のぞいていました。そして畑では、ハクセキレイのウオーキングとスズメのホッピングの様子を、実際に見ながら歩く様子を観察。ハクセキレイやセグロセキレイそしてキセキレイも見られ、それぞれの鳴き声の違いやハシブトガラスは『かーかー』でなく『あーあー』と澄んだ声で鳴くことを知りました。
粟ヶ池では、水面を助走してダイナミックに飛び上がるカワウに感動して、イカチドリの歩く様子を見て『かわいい~』と思わず笑顔になりました。またマガモだと思っていた鳥がアヒルだと先生の説明を聞いて驚きました。昼食後に石川の河川敷へ。カモやサギの仲間、オオバンなどたくさんの水辺の鳥たちに出会え、カワセミを見る事のできた幸運な人もいました。今日はお天気も良く畑から池、河川敷とロケーションを変えて初めての野鳥観察を講座生の皆さんも楽しんでおられました。(M.N、K.K)
17期生11月27日講座報告
出原先生の講座は、2回目。今回、午前は『ドングリと冬芽の観察』をテーマに、秋の葉の黄葉、紅葉、褐葉に変化する仕組みやドングリ、冬芽について学びました。特に、宮の上公園にドングリの木がたくさんあるので、ドングリの成熟、部分名称や冬芽について、先生が一人一人に前もって採集したドングリを見ながら詳しくお話してくださいました。私たちがドングリの帽子と言っているところが、殻斗(かくと)なんだと知りました。
そして、午後から宮の上公園へ。早速イチョウの黄葉、イロハモミジの紅葉、メタセコイアの褐葉が見られました。ドングリの木では、アラカシとシラカシがよく似ているので、それぞれのドングリの実や、葉っぱ、冬芽をじっくり観察して先生との会話が弾んでいました。午前の講義の中で8個のクイズがあり、その答えの木々の確認をして、実際に手で触れ、そして軽妙な先生の語り口で、あっという間に時間になってしまいました。最後の一言。『あ~楽しかった❣』でした。(K.K)
ドングリと一口に言うけど何種類も有るよ
17期生11月20日講座報告
日本にはたくさんのジオパークがあり、私たちが住んでいる近くにも佐藤先生の一押しのミニジオパークがあると聞いて「へえ~」と驚き。1500年前に形成された汐ノ宮。柱状節理や、炭酸ガスの湧出など、石川・嶽山の見どころを学びました。
午後からは、「ゾウの足跡化石が見つかるかな?」と期待しながら石川の河川敷へ。橋上から石川の全体の様子を眺め、河原へ行き、柱状節理に直接触れ、川の底から泡がブクブクと出ているところを見つけ地中から湧き上がる炭酸ガスをじっくり観察。そして河原にある石ころを観察して、チャート石や砂岩、礫岩、花崗岩、石英などを見定めて次々と先生に鑑定していただきました。砂岩を手で割るのを披露したり、鑑定が正解だったら喜んだり、違っていてもまた次の石ころを探したり、質問もたくさん出て大盛り上がりでした。(K.K)
河原の石も何種類もある
溶岩の島
1500万年経つと溶岩もこうなる
ル-ぺを使い熱心に観察
17期生11月6日講座報告
金剛生駒紀泉国定公園は、奈良県・大阪府の府県境の生駒山地・金剛山地一帯と、大阪府・和歌山県の府県境の和泉山脈一帯からなる国定公園。
日本のブナ林は、南に行くほど標高の高い場所に分布されるが、和泉葛城山は標高857m。西日本では、1000mを越える標高の地域に存在ブナ林だが、和泉葛城山のブナの生育する環境としては標高が低い場所にあり、学術的に価値が高く、大正12年に天然記念物の指定を受けている。まだ、紅葉は進んでいなかったが、マイナスイオンたっぷりの清々しい秋の風を感じ、ブナとイヌブナの違いなどを葉っぱの葉脈などで勉強しながら観察道を散策した。
午後からはヒノキ伐採(間伐)の授業、お持ち帰り用にヒノキをそれぞれカットするなど滅多に味わうことのできない体験に講座生の皆さんも笑顔が絶えず、チャーターした貸切バスで和泉葛城山を後にした。長いバスの旅でしたがお疲れ様でした。(A.N)
マイナスイオンを浴びながら森林浴
講座生 K.M氏 撮影 壮大なブナの木
伐採体験① こんな体験中々できませんネ~
伐採体験② 皆さん、良い笑顔~
ヒノキ 丸太切りに挑戦!
和泉葛城山頂上からの眺め 空が近い!
ブナ愛樹クラブ 土井雄一先生より戴いた集合写真
17期生10月23日講座報告
キノコ鍋の美味しい季節になりました。午前中は、キノコの採取・観察会で烏帽子形公園散策。採取したキノコは、アルミホイルや紙袋に一種類づつ保存し、形が壊れないようにすること。キノコは一番下部、根っこの部分・つぼまでしっかり採取する。また、針葉樹から出ていたのか?広葉樹だったのか?土から生えていたのか?また、生えていた木材は、白色腐朽菌により朽ちていたのか?褐色腐朽菌によりセルロース・ヘミセルロースを分解した木材なのか?記録方法など専門的なことも教えていただきながら公園の山道をゆっくり進んでいきます。
少し移動する度に、たくさんの種類のキノコを次々と見つけては、講師に「コレは何ですか?」キノコの調べ方を教えていただきながら即座に種名を答えていただく。そして、怖々・・・「毒キノコですか・・・?🍄 😱」
午後からは講座会場で、キノコ入門としては専門的な菌類の分類や菌糸の広がり方など学習し、採取したキノコを顕微鏡で覗きながら観察会。
木材を食べて育つ木材腐朽菌は栽培可能。私達が普段から口にする椎茸やえのき茸や、サルノコシカケなどがこの仲間。コレに反して人工栽培できない種類は菌根菌(きんこんきん)。植物の根に宿り菌糸と根の間で栄養分のやりとりが行われる。身近?なものではマツタケ。季節限定な松茸は、アカマツの根に宿る菌根菌に分類され、今現在、松茸の栽培はできない・・・。
そうだったのか⁉だから、あんなに高いのかー!と納得。採取したキノコには毒キノコもあり、きちんと廃棄処分しました。(A.N)
雨の予報 心配しながらの観察会
おさるのジョージが座る サルノコシカケ