大阪シニア自然カレッジ

17期生講座報告

17期生12月11日講座報告

開催日2024年12月11日(水) 晴れ
講座名科学館見学(サイエンスショー、プラネタリウム見学)
講師大阪市立科学館
場所施設担当者

35年ぶりに展示場全体の改装でリニューアルした大阪中之島の大阪市立科学館の見学に行ってきました。午前は目の前で化学現象を楽しめるサイエンスショー。「炎のアツい科学」をテーマに昔、昔、理科で学んだことを実験で分かりやすく、何時もは小学生が多いのか?『50年生』と呼ばれた私たちの心をくすぐるような話術で、いつの間にかのめり込んで、時間が経つのも忘れていました。炎で爆発させたり、缶をロケットのように飛ばしたりと最後まで楽しいショーでした。

昼食後は、プラネタリウム見学。星空と宇宙を案内してくれる世界最大級のドーム型スクリーンでこの時期に見られる星を時間の経過で天井に映し出され、とてもダイナミックなものでした。【はやぶさ2】では、小惑星探査機(はやぶさ2)が小惑星(リュウグウ)に着陸しその岩石を持ち帰るため、困難だった探査活動の様子を見て、『知らなかった』『見て良かった』と感想を述べた人たちがいました。

今日は科学や宇宙に少し触れた一日でした。プラネタリウムでは写真撮影は禁止されていたのが少し残念でした。(M.N、K.K)

17期生12月4日講座報告

開催日2024年12月4日(水)
講座名野鳥観察①
講師上村 賢先生、泉谷 一弘先生
場所喜志~富田林(石川河川敷)

喜志駅を出発するとまもなく、鉄柱にムクドリを3羽発見。早速双眼鏡を手に使い方の指導を受けながら長い間のぞいていました。そして畑では、ハクセキレイのウオーキングとスズメのホッピングの様子を、実際に見ながら歩く様子を観察。ハクセキレイやセグロセキレイそしてキセキレイも見られ、それぞれの鳴き声の違いやハシブトガラスは『かーかー』でなく『あーあー』と澄んだ声で鳴くことを知りました。

粟ヶ池では、水面を助走してダイナミックに飛び上がるカワウに感動して、イカチドリの歩く様子を見て『かわいい~』と思わず笑顔になりました。またマガモだと思っていた鳥がアヒルだと先生の説明を聞いて驚きました。昼食後に石川の河川敷へ。カモやサギの仲間、オオバンなどたくさんの水辺の鳥たちに出会え、カワセミを見る事のできた幸運な人もいました。今日はお天気も良く畑から池、河川敷とロケーションを変えて初めての野鳥観察を講座生の皆さんも楽しんでおられました。(M.N、K.K)

17期生11月27日講座報告

開催日2024年11月27日(水)
講座名ドングリと冬芽の観察
講師出原 茂樹先生
場所和泉シティプラザ、宮の上公園

出原先生の講座は、2回目。今回、午前は『ドングリと冬芽の観察』をテーマに、秋の葉の黄葉、紅葉、褐葉に変化する仕組みやドングリ、冬芽について学びました。特に、宮の上公園にドングリの木がたくさんあるので、ドングリの成熟、部分名称や冬芽について、先生が一人一人に前もって採集したドングリを見ながら詳しくお話してくださいました。私たちがドングリの帽子と言っているところが、殻斗(かくと)なんだと知りました。

そして、午後から宮の上公園へ。早速イチョウの黄葉、イロハモミジの紅葉、メタセコイアの褐葉が見られました。ドングリの木では、アラカシとシラカシがよく似ているので、それぞれのドングリの実や、葉っぱ、冬芽をじっくり観察して先生との会話が弾んでいました。午前の講義の中で8個のクイズがあり、その答えの木々の確認をして、実際に手で触れ、そして軽妙な先生の語り口で、あっという間に時間になってしまいました。最後の一言。『あ~楽しかった❣』でした。(K.K)

17期生11月20日講座報告

開催日2024年11月20日(水)
講座名地質観察①
講師佐藤 隆春先生(大阪市立自然史博物館 外来研究員)
場所ラブリーホール、汐ノ宮(石川)

日本にはたくさんのジオパークがあり、私たちが住んでいる近くにも佐藤先生の一押しのミニジオパークがあると聞いて「へえ~」と驚き。1500年前に形成された汐ノ宮。柱状節理や、炭酸ガスの湧出など、石川・嶽山の見どころを学びました。

午後からは、「ゾウの足跡化石が見つかるかな?」と期待しながら石川の河川敷へ。橋上から石川の全体の様子を眺め、河原へ行き、柱状節理に直接触れ、川の底から泡がブクブクと出ているところを見つけ地中から湧き上がる炭酸ガスをじっくり観察。そして河原にある石ころを観察して、チャート石や砂岩、礫岩、花崗岩、石英などを見定めて次々と先生に鑑定していただきました。砂岩を手で割るのを披露したり、鑑定が正解だったら喜んだり、違っていてもまた次の石ころを探したり、質問もたくさん出て大盛り上がりでした。(K.K)

17期生11月13日講座報告

開催日2024年11月13日(水) 快晴
講座名奈良公園の巨樹観察①
講師甲斐野 幸一先生(奈良巨樹の会 グリーンあすなら代表)・スタッフ2名
場所奈良公園

観光地・奈良公園は様々な国の観光客で賑わっていました。この日は温度も上昇し、上着を脱いでTシャツだけになって「これで11月中旬?」この気候は木々の紅葉にも随分影響しているようです。見頃のシーズンだったはずですが、🍁🍂、この日でもまだ半分も色づいていないとのこと。

《自然災害や地球温暖化 気候変動などが木々に与える影響》そして、《命を守るために進化していく木々》など実際その様子を目の前にして学習することになりました。講師からは、ひとりひとりに画用紙が配られ、それぞれの葉っぱ図鑑を作りこの講座の想い出にすることがお題に。説明を受けながら葉っぱやドングリを拾っては、セロテープで貼り付けてメモをしていきます。

飛火野では、明治天皇玉座跡の巨樹クスノキや落雷を受けて木の皮だけになっても力強く生き続けているクスノキを観察。

ゲームを交えながら講師のユーモアあるお話に笑いあり、また、樹木の生き方に驚いたり感心したり。自然観察を通して巨樹の保全についても学んだ授業となりました。(A.N)

17期生11月6日講座報告

開催日2024年11月6日(水) 晴れ
講座名ブナ林の保全
講師土井 雄一先生(和泉葛城山ブナ愛樹クラブ代表)
場所和泉葛城山

金剛生駒紀泉国定公園は、奈良県・大阪府の府県境の生駒山地・金剛山地一帯と、大阪府・和歌山県の府県境の和泉山脈一帯からなる国定公園。

日本のブナ林は、南に行くほど標高の高い場所に分布されるが、和泉葛城山は標高857m。西日本では、1000mを越える標高の地域に存在ブナ林だが、和泉葛城山のブナの生育する環境としては標高が低い場所にあり、学術的に価値が高く、大正12年に天然記念物の指定を受けている。まだ、紅葉は進んでいなかったが、マイナスイオンたっぷりの清々しい秋の風を感じ、ブナとイヌブナの違いなどを葉っぱの葉脈などで勉強しながら観察道を散策した。

午後からはヒノキ伐採(間伐)の授業、お持ち帰り用にヒノキをそれぞれカットするなど滅多に味わうことのできない体験に講座生の皆さんも笑顔が絶えず、チャーターした貸切バスで和泉葛城山を後にした。長いバスの旅でしたがお疲れ様でした。(A.N)

17期生10月23日講座報告

開催日2024年10月23日(水) 曇 少し雨
講座名キノコ入門
講師丸山 健一郎先生(認定NPO法人 大阪自然史センター 関西菌類談話会)
場所烏帽子形(えぼうしがた)公園、ノバティホール南館

キノコ鍋の美味しい季節になりました。午前中は、キノコの採取・観察会で烏帽子形公園散策。採取したキノコは、アルミホイルや紙袋に一種類づつ保存し、形が壊れないようにすること。キノコは一番下部、根っこの部分・つぼまでしっかり採取する。また、針葉樹から出ていたのか?広葉樹だったのか?土から生えていたのか?また、生えていた木材は、白色腐朽菌により朽ちていたのか?褐色腐朽菌によりセルロース・ヘミセルロースを分解した木材なのか?記録方法など専門的なことも教えていただきながら公園の山道をゆっくり進んでいきます。

少し移動する度に、たくさんの種類のキノコを次々と見つけては、講師に「コレは何ですか?」キノコの調べ方を教えていただきながら即座に種名を答えていただく。そして、怖々・・・「毒キノコですか・・・?🍄 😱」

午後からは講座会場で、キノコ入門としては専門的な菌類の分類や菌糸の広がり方など学習し、採取したキノコを顕微鏡で覗きながら観察会。

木材を食べて育つ木材腐朽菌は栽培可能。私達が普段から口にする椎茸やえのき茸や、サルノコシカケなどがこの仲間。コレに反して人工栽培できない種類は菌根菌(きんこんきん)。植物の根に宿り菌糸と根の間で栄養分のやりとりが行われる。身近?なものではマツタケ。季節限定な松茸は、アカマツの根に宿る菌根菌に分類され、今現在、松茸の栽培はできない・・・。

そうだったのか⁉だから、あんなに高いのかー!と納得。採取したキノコには毒キノコもあり、きちんと廃棄処分しました。(A.N)

17期生10月16日講座報告

開催日2024年10月16日(水) 曇り
講座名人と自然公園のつながり
講師日本パークレンジャー協会
武田 敏文先生、石山 泰幸先生、吉原 昭彦先生、松原 秀樹先生
場所むろいけ園地

天気予報では降水確率40%とむろいけ園地の山道が濡れて滑りやすくなることを心配しながらのスタートだったが、全く雨に合うこともなく1日を爽やかに過ごす事ができた。

午前中は、講師より送っていただいた地図を片手に咲いている花は時期的に少ないかな?と思っていたが、想像以上にたくさんの花に出会うことができ、ゆっくりとしたペースで急な坂を登ったり下りたり自然たっぷりの園地をウォーキング。 

午後は、講師が作って下さっていた資料を基に、自然公園の歴史、現実起っているゴミ問題、気候変動が引き起こす環境の変化などの講義を受けた。

また、【in about for】in : 自然の中で、 about : 自然について色々なことを知り、for : 自然のために何かすることがあるのか考えながら自然の中で遊びましょう!という基本的な考え方を示していただいたことで、その概念に共感し、自然カレッジとして活動する意義を改めて考える機会を戴いた感謝する講義となった。(A.N)

17期生10月9日講座報告

開催日2024年10月9日(水) 曇のち晴のち曇
講座名里山の保全と生物多様性
講師田淵 武夫先生 (富田林の自然を守る会 代表)
場所富田林市 奥の谷

低く垂れ込めた厚い灰色の雲が広がり肌寒く感じるかと思えば、急に強い日差しがカーッと照りつけ、眩しいほどの太陽の輝きは猛暑だった夏を思い出させる暑さへと天候が激変する中、午前中はテントの下で鳥の鳴き声に癒やされながら、自然豊かな里山で講師の話に耳を傾けた。

滝谷不動尊から谷間に入った「富田林の自然を守る会」が管理されている『奥の谷』。講師が作られたペーパーベースでの資料に併せてPowerPointをテレビ・モニターの映像にしてわかりやすく説明していただけることで生物多様性とは?里山保全の意義などを学習することが出来た。

午後からは、ヘルメット、スパッツ、アイゼンをお借りし装備を万全にして里山林の散策。昨日の雨で里山の保全のために開拓された登山道は滑りやすくなっていたが、午前中の机上講習での講師の説明を思い起こしながらボランティアの方が杉やヒノキなどを育成し、定期的に間伐した人工林やまだ手つかずの自然林などを散策した。(A.N)

17期生10月2日講座報告

開催日2024年10月2日(水) 晴れ
講座名自然観察の視点
講師菅井 啓之先生(元京都光華女子大学教授・自然環境市民大学講師)
場所栂文化会館、西原公園

菅井先生の軽妙なお話から始まり、「自然観察」は、名前を知ると親しみがわき、分かったつもりになっているが、そこで止まってしまう。そうではなく、いのちの生きている姿を見つめる事。

観察は、自然界の美しさに目を向ける。木は何十年たっても出会え 動かないので観察がしやすい。そして生物の多様性とかかわっている。スザンヌ・シマード作 マザーツリー(母なる木)では、菌根菌を通して木同士が守っているといわれているようです。

だからこの場所で自然の見方を勉強するのに意義があるといわれ、講座生は???先生のお話の中にキーワードが入っていました。講座場所、栂文化会館のある 栂・美木多 の文字が入っているのです。気が付いておおっ!と一気に場が和みました。自然観察の楽しみ方はいろいろで、そこから何を学ぼうとするのか。「知る」、「感じる」、「考える」を通して、日々の人生を豊かに生きることが大事だと学びました。

午後からは西原公園へ。早速、会館のそばのケヤキを見て、枝ぶり、根の張り方、周りのセミの抜け穴や苔から、単に見るのでなく「自然を読む」を体験。階段のひび割れを見て大地の割れ目を想像、アスファルトを見て生物の上にいることを感じ。上を見ると青い空、秋の雲。その向こうには宇宙。

落ち葉やケヤキの並木、クスノキの切り株、桜の皮目を見て、いのちの営みの不思議なことのお話が尽きない、カルチャーショックを感じた講座でしたが、今日のテーマの「自然観察の視点」に相応しい、見方を変えて自然観察を満喫した一日でした。(M.N、K.K)