17期生11月6日講座報告
金剛生駒紀泉国定公園は、奈良県・大阪府の府県境の生駒山地・金剛山地一帯と、大阪府・和歌山県の府県境の和泉山脈一帯からなる国定公園。
日本のブナ林は、南に行くほど標高の高い場所に分布されるが、和泉葛城山は標高857m。西日本では、1000mを越える標高の地域に存在ブナ林だが、和泉葛城山のブナの生育する環境としては標高が低い場所にあり、学術的に価値が高く、大正12年に天然記念物の指定を受けている。まだ、紅葉は進んでいなかったが、マイナスイオンたっぷりの清々しい秋の風を感じ、ブナとイヌブナの違いなどを葉っぱの葉脈などで勉強しながら観察道を散策した。
午後からはヒノキ伐採(間伐)の授業、お持ち帰り用にヒノキをそれぞれカットするなど滅多に味わうことのできない体験に講座生の皆さんも笑顔が絶えず、チャーターした貸切バスで和泉葛城山を後にした。長いバスの旅でしたがお疲れ様でした。(A.N)
マイナスイオンを浴びながら森林浴
講座生 K.M氏 撮影 壮大なブナの木
伐採体験① こんな体験中々できませんネ~
伐採体験② 皆さん、良い笑顔~
ヒノキ 丸太切りに挑戦!
和泉葛城山頂上からの眺め 空が近い!
ブナ愛樹クラブ 土井雄一先生より戴いた集合写真
17期生10月23日講座報告
キノコ鍋の美味しい季節になりました。午前中は、キノコの採取・観察会で烏帽子形公園散策。採取したキノコは、アルミホイルや紙袋に一種類づつ保存し、形が壊れないようにすること。キノコは一番下部、根っこの部分・つぼまでしっかり採取する。また、針葉樹から出ていたのか?広葉樹だったのか?土から生えていたのか?また、生えていた木材は、白色腐朽菌により朽ちていたのか?褐色腐朽菌によりセルロース・ヘミセルロースを分解した木材なのか?記録方法など専門的なことも教えていただきながら公園の山道をゆっくり進んでいきます。
少し移動する度に、たくさんの種類のキノコを次々と見つけては、講師に「コレは何ですか?」キノコの調べ方を教えていただきながら即座に種名を答えていただく。そして、怖々・・・「毒キノコですか・・・?🍄 😱」
午後からは講座会場で、キノコ入門としては専門的な菌類の分類や菌糸の広がり方など学習し、採取したキノコを顕微鏡で覗きながら観察会。
木材を食べて育つ木材腐朽菌は栽培可能。私達が普段から口にする椎茸やえのき茸や、サルノコシカケなどがこの仲間。コレに反して人工栽培できない種類は菌根菌(きんこんきん)。植物の根に宿り菌糸と根の間で栄養分のやりとりが行われる。身近?なものではマツタケ。季節限定な松茸は、アカマツの根に宿る菌根菌に分類され、今現在、松茸の栽培はできない・・・。
そうだったのか⁉だから、あんなに高いのかー!と納得。採取したキノコには毒キノコもあり、きちんと廃棄処分しました。(A.N)
雨の予報 心配しながらの観察会
おさるのジョージが座る サルノコシカケ
17期生10月2日講座報告
菅井先生の軽妙なお話から始まり、「自然観察」は、名前を知ると親しみがわき、分かったつもりになっているが、そこで止まってしまう。そうではなく、いのちの生きている姿を見つめる事。
観察は、自然界の美しさに目を向ける。木は何十年たっても出会え 動かないので観察がしやすい。そして生物の多様性とかかわっている。スザンヌ・シマード作 マザーツリー(母なる木)では、菌根菌を通して木同士が守っているといわれているようです。
だからこの場所で自然の見方を勉強するのに意義があるといわれ、講座生は???先生のお話の中にキーワードが入っていました。講座場所、栂文化会館のある 栂・美木多 の文字が入っているのです。気が付いておおっ!と一気に場が和みました。自然観察の楽しみ方はいろいろで、そこから何を学ぼうとするのか。「知る」、「感じる」、「考える」を通して、日々の人生を豊かに生きることが大事だと学びました。
午後からは西原公園へ。早速、会館のそばのケヤキを見て、枝ぶり、根の張り方、周りのセミの抜け穴や苔から、単に見るのでなく「自然を読む」を体験。階段のひび割れを見て大地の割れ目を想像、アスファルトを見て生物の上にいることを感じ。上を見ると青い空、秋の雲。その向こうには宇宙。
落ち葉やケヤキの並木、クスノキの切り株、桜の皮目を見て、いのちの営みの不思議なことのお話が尽きない、カルチャーショックを感じた講座でしたが、今日のテーマの「自然観察の視点」に相応しい、見方を変えて自然観察を満喫した一日でした。(M.N、K.K)
「自然観察」 原点に戻って・・・
「自然観察」は、生きている姿を見つめる事
午後からはフィールドで自然を感じます
「自然を読む」ことを体験
アスファルトを見て生物の上にいることを想像します
普段は気がつかない事を教えていただきながら、いのちの大切さを学びました
17期生9月25日講座報告
心配していた雨も“晴れ男”さんのパワーで快晴となり、数日前の猛暑も影をひそめ最適な一日でした。
観察前に、植物と動物の関係や葉の構造と種類や名称、山を歩く心得等を聞いて出発!アカマツから始まり、ジャコウソウ、ミズヒキ、イタドリ(スカンポ)の雄花・雌花、カラスゴマ、ゲンノショウコウ、アキチョウジ等。春よりも花が少ない秋と言われてはいましたが、シャッターを切ったり、図鑑とにらめっこしたり、たくさん観察できました。途中で“ケッケッター”とアカゲラの鳴き声に耳を傾け、ヒヨドリバナに蝶、ツリフネソウに蜂がやってきて、虫のお食事を眺めて私たちも昼食を。
午後からは、ヤマホトトギスとアケボノソウを足元の草花にも気を付けながら近づいて、かわいさに感動しました。花の見分け方は、花だけでなく葉や葉の裏側も重要、同じ場所を一年通して観察するとよく分かること、木と草の違い等、先生からたくさん丁寧に教えて頂きました。
わいわいがやがやと、楽しい一日を良い天気の中で美しい花を見て楽しみました。(N.M、K.K)
10時に金剛山登山口に集合、先生から説明中
登山口を3分程歩いたら早速花を見つけた先生が熱心に説明をされた
ツリフネソウ
17期生9月11日講座報告
昆虫とは? その定義は簡略すると、足が6本。体は頭・胸・腹の3部分に区別できる。
目(もく)による分類や進化の過程での変化、多様性などの説明を受け、まだ夏の暑さが残るフィールドに出て、虫取り網、篭を手に昆虫を採取した。
午後からは、①バッタ目担当 ②トンボ・コウチュウ目担当 ③チョウ・カメムシ目担当に分かれ、指導を受けながら特徴を話し合い図鑑と照らし合わせる同定作業に取り組んだ。篭から出し手に取って羽や身体の模様などを観察し、図鑑や堺自然の森に住む昆虫の資料から約60種類の採取した昆虫の同定を終えることができた。
採取した昆虫は、篭やカップから出し自然ふれあいの森へリリース。お勉強させていただいたことに感謝し野原へと返した。(A.N)
【採集、同定した昆虫】
コウチュウ目(9種)
セマダラコガネ、コイチャコガネ、クロウリハムシ、ウリハムシ、ナナホシテントウ、シロテンハナムグリ、セアカヒラタゴミムシ、ナミハンミョウ、コスナゴミムシダマシ
チョウ目(16種)
モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジ、アサマイチモンジ、ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ベニシジミ (幼虫)ウコンカギバ属、セスジスズメ、フタトガリアオイガ、ツトガ亜科、ヤガ科、シャクガ科
カメムシ目(14種)
シラホシカメムシ、マルシラホシカメムシ、ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、クモヘリカメムシ、ホソヘリカメムシ、ニセヒメクモヘリカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、エビイロカメムシ、オオホシカメムシ、アカサシガメ、ツマグロオオヨコバイ、アブラムシ科(コナラ 葉の上にて)、チュウゴクアミガサハゴロモ(幼虫・成虫共に)
バッタ目(10種)
コバネイナゴ、ツチイナゴ、ショウリョウバッタ、イボバッタ、オンブバッタ、トノサマバッタ、セスジツユムシ、クビキリギリス、オナガササキリ、アオマツムシ
トンボ目(4種)
ウスバキトンボ、シオカラトンボ、オオアオイトトンボ、ネキトンボ