6期生12月5日講座報告
今日は奈良公園の巨樹観察の2回目、春日山原生林の南部遊歩道と滝坂の道を歩き、その道沿いの巨樹を観察して回るコース。案内していただくのは「グリーンあすなら」の甲斐野先生。巨樹観察は春日神社前から始まりました。紅葉の名所としても有名なこのコース、12月の5日ともなればちょっと遅いのでは・・・と気にしながらの登りでしたが、紅葉はまだまだ充分に残っていてくれました。
イロハモミジの落葉の絨毯が続く道を登るのは、疲れも少なく足取りも軽い。途中突然甲斐野先生が立ち止り「皆さんこのカエデの落ち葉を掬って揉み、匂いを嗅いで下さい。今落ち葉がある時だけの香りですが」との声。「お茶の香りかな?、何か心地良い香り」と皆さんの声、カツラの落葉の甘い香りは知っていても、他の落葉でもセラピー効果があるとは知りませんでした。また巨樹の杉の前では、杉のチトンフィットであるスギ芳香成分エキスをスプレーで皆さんの手に吹き付けていただくサービスもあり、イチイガシや杉、モミ他の巨樹観察とともに香りも楽しんだ一日でした。
カエデの落ち葉、揉むと香りますか?
紅葉の絨毯の上を気持良く歩きながら
首切り地蔵の杉 胴回り5.35mには全員が
6期生11月28日講座報告
秋空の中、回りの山々の紅葉が綺麗だ。先ずは午後に予定している紙漉き体験の紙遊苑まで、地元のボランティアガイドさんに案内されながらの九度山街歩きからスタートする。
ここ九度山町は真田幸村親子が隠棲していた街として知られるが、その屋敷跡に建つ真田庵を経て、高野山の表玄関であり、世界遺産と成っている慈尊院へ、またこの町は富有柿の産地としても有名で、丁度今がその季節、街のいたる所で柿を販売しているとともに、たわわに実った柿の木を庭に植えている民家も多い。
紙漉き体験は、苑の指導員により、その小屋の横に生えていて紙の原料となるコウゾの木の観察から始まり、紙となるまでの工程とその漉き方を丁寧に教えていただいた。「さあー今度は皆さんの番」の声に2班に分かれ、紙漉き作業に、上手く漉くことが出来なく何度も挑戦する人もいましたが、何とか全員の卒業証書用の紙を確保することができました。
慈尊院にて、ガイドさんの説明に耳を傾ける
柿畑には収穫前の柿の実がたわわに
それは慎重に真剣になっての紙漉き作業
6期生11月21日講座報告
今日は桝谷先生の「金剛山の植物観察」4回目の講座、今回は今までと違って水越峠からのガンドガコバ林道を登るコース
青空の中、林道は紅葉、黄葉が真っ盛り、前方の金剛山や後方の大和葛城山の紅葉も実に美しい。ついつい皆さんの目もシャッターも先生のお話しより、そちらの方へ
道中、登山道沿いに咲く晩秋の野菊、特にアワコガネギクとシマカンギクの見分け方の説明を受け、ガマズミの実を試食「酸っぱい」という声には「だから酸実」なんですと先生の声。
秋の花は終わりかけていましたが、色々な植物の実を観察することができ大満足の一日。林道の行き止まり付近では、季節外れの母子草やホタルブクロの花が咲いていたのが何とも不思議でした。
登山道沿いに咲く晩秋の花を前に
紅葉,黄葉の中を鑑賞しながら登る
大和葛城山の紅葉もそれは見事でした
6期生11月14日講座報告
ここ奥の谷の里山は富田林の滝谷不動尊のお寺から歩いて数分の所です。市街地からこんなにも近く緑豊かな里山があるなんて、信じられないほど。今日は、ここで、繁網した竹林の伐採、つまり竹間伐に挑戦。先ずは田淵先生の竹講座から始まりました。
里山の管理放棄と竹林の拡大化、竹間伐の必要性、竹の伐採時期や伐採方法等の講義を受けた後、山に入って実習に、「傘をさして、歩ける位の間隔で間伐して下さい」との先生の説明に、皆さん、杉間伐の経験はあるものの、どの竹を切るか戸惑いながらも、足場の悪い急斜面のためか、安全に慎重に作業を進め、心地良い汗をかいたところで無事帰りの途に着きました。
先ずは、田淵先生の先導にて里山をぐるり
皆さんの作った熱々のブタ汁でテーブルを囲む
急斜面の下、竹間伐作業に汗をかく
6期生10月31日講座報告
朝から快晴の秋日和、6期生の他にOB5名も加わりマイクロバスは久しぶりの満席となって石津川から大坂湾岸に沿った道路を北へ。
先ず、堺第7-3区の概要説明を当管理事務所の辻氏より受ける。「当埋立処分地の大きさは約280haで甲子園球場の約70倍、その長さは難波から梅田までの距離」と聞いて、その広大さにビックリ!その埋立公有地を森にしようとするプロジェクト「共生の森づくり」の状況を観察することが本日の目的。このプロジェクトに関わっている岡先生より森の植栽や活動の現況を午前中は室内で午後は現場で講義を受ける。「堺にこんな所があるなんて知らなかった」というのが皆さんの感想でした。
岡先生より「共生の森づくり」の室内講座
暑い位の日差しの中、現地で森の状況説明
ちぬみ山を見て、青空の中には数羽のミサゴが舞う
6期生10月17日講座報告
予報より雨は半日も早く降り始め、講座の始まった10時頃には本降りとなる。幸い午前中はラブリーホール(河内長野)での室内講座。佐藤先生による「大阪南東部の1500万年前以降の地質構造から判断される地形と歴史」について熱の入った講義を受ける。
午後の室外講座に入ると幸いなことに雨が止み、遠くに青空もちらっと覗く。近鉄汐ノ宮駅付近の石川河川敷に移動して、その川中に溶岩の塊があることを確認。その何とも不思議な光景、どうして此処に?
その後1500万年前の噴火によって覆われた溶岩の観察できる嶽山への山道を登り、これまた一部が溶岩に覆われていることを観察確認。同じ噴火の溶岩なんしょうか?
佐藤先生によによる地層、地質講座
石川河川敷の溶岩の前で
嶽山山道の溶岩の表れる場所で
6期生10月10日講座報告
天気はまずまずの秋日和。バスは阪和道を走り、途中、四条縄手神社や楠正行(小楠公)の御墓に寄り道して10時半過ぎにむろいけ公園森の工作館に到着。
午前中は、久保館長をガイドに森の秋の自然観察。湿生植園の木道の周りは、ツリフネソウ、ミゾソバ、キセルアザミの花盛り、珍しいサクラタデの花には、どこからか「可愛い」の声が、途中アカガエルがヘビ(もちろん子供サイズ)を捕まえている逆パターンにも偶然出くわし、自然の不思議を強く感じました??
午後からの土鈴づくりには皆さん嬉々として、子供の昔に帰ったような賑やかさでした。
ユーモアを交えた久保館長のガイドに皆さん笑いぱなっし
それは真剣になって皆さん土鈴づくり
出来あがった土鈴、出来栄えは?
6期生9月26日講座報告
ここゴールドファームの里も、すっかり秋めいてきました。青空の下でも汗ばむ事はありません。今期2回目の有機農業体験は、ウォーミングアップよろしく、先ずは鞍馬大根の種蒔きから始まりました。
本番は、金胡麻の刈り取りです。胡麻は手間が掛かり国産の胡麻生産量は数パーセントしかありませんとの説明があり、皆さん刈り取りから束ね作業まで、金胡麻をこぼさないよう慎重に丁寧に・・・気を使っての作業。
最後はさつま芋掘り。そのさつま芋を御土産に頂き、充実した秋の一日となりました。
鞍馬大根種蒔き前の農作業
金胡麻の刈り取り作業
刈り取った金胡麻は葉を除き束ねる
6期生9月19日講座報告
9月も彼岸の入りともなれば、暑さも和らいできて秋の気配が感じられます。ここ金剛山での植物観察は3回目となり、今回は秋の野花がテーマ。
登山口から黒栂谷に沿ってカトラ谷入れ口までの1.5キロの山道の両側には秋の花が真っ盛り。秋の名が付いたアキギリ、アキチョウジ、アキノタムラソウ、を始めとして、この時期の彼岸花、秋分草、シソ科、タデ科、マメ科ハギ属等の花々が競い合って咲き、実を付けた野草を含めてその数80種近くになりました。
桝谷先生の説明に聞き入る6期生
可憐なヤマホトトギスの花
球形になったウドの花が印象的