大阪シニア自然カレッジ

7期生講座報告

7期生12月11日講座報告

開催日2013年12月11日(水)
講座名共生の森づくり視察
講師岡 秀郎先生((社)大阪自然環境保全協会事務局長)
場所堺第7-3区(堺市)

大阪湾に拡がる広大な埋立地の一画にある共生の森を見学した。ここは産業廃棄物処分場となっており、その上に薄く表土を置き平成15年より植樹を始め森を造っている。受講生の中には昭和46年ごろから始まった埋め立て工事に携わった人もおり、森になる前の話も聴け興味深かった。

午後はバスに乗り広い敷地の中を植樹後10年経った森や、若い森、自然に出来た池に渡ってきたマガモやバン、ミサゴなどの野鳥を車の中から観察した。

7期生12月4日講座報告

開催日2013年12月4日(水)
講座名里の冬鳥観察
講師仲 淳一先生、野上先生、山口先生
場所奈良、平城宮跡

近鉄西大寺の駅より、商店街を抜け平城宮跡を目指し歩く。天気が良すぎたためかたくさんで賑やかに歩いた為か判らないが鳥はいつもより少なかったそうだ。

途中水上池で昼食、コナベ古墳、ウワナベ古墳を回り、草地のヒバリや池でのオシドリなど30を超える野鳥を観察できた。

7期生11月27日講座報告

開催日2013年11月27日(水)
講座名地層・地質の観察
講師佐藤 隆春先生
場所ふたかみ文化センター、ドンズルボー

今日は眩しいくらいの朝日を浴びてなかもずを出発。同乗された佐藤先生はバスの中から講座を始められた。ふたかみ文化センターの博物館の案内を受けた後、二上山周辺の地層について、火砕流とは、また地層からなにがわかるのかの講義を受ける。

午後はドンズルボーに登り、実際に地層を観察した。不思議なふしぎな光景を楽しんだ。

7期生11月20日講座報告

開催日2013年11月20日(水)
講座名里山の管理
講師後藤 清史先生
場所錦織公園(富田林市)

今年の水曜日は雨に祟られた感があります。

午前中は里山とはどういうところか、里山に対して奥山は何を指すか、歴史上ではどんな使われ方をしていたのかなどの説明があり、昼食を挟んで午後は、里山の姿の保存と公園の管理という狭間でのご苦労など伺いながらのフィールドワークとなりました。

7期生11月6日講座報告

開催日2013年11月6日(水)
講座名食とみどり技術センター見学
講師小野本 徳人先生、他
場所環境農林水産総合研究所(羽曳野市)

意外と近いところに緑に囲まれてこの研究所の本部があった。
 
午前中は研究所の概要と仕事の内容などの説明があり、その内の一つ、乳牛の基礎と大阪府の酪農については、特に乳牛の一生は衝撃的であり、酪農家の経済的苦労も理解でき大変興味深い話であった。

午後は大阪産(もん)の野菜の面白い商品開発の話や害虫対策の工夫など、実例と共に広大な敷地を見学させてもらった。

7期生10月30日講座報告

開催日2013年10月30日(水)
講座名奈良公園の巨樹観察
講師甲斐野 幸一先生、他
場所春日奥山遊歩道、滝坂の道(旧柳生街道)

久し振りに雨の心配ない活動日。

春日大社の前で集合し、大きな傾いたクスノキに迎えられ早速奥山遊歩道を歩き出す。途中秀吉が植えたという樹齢約400年の杉の大木が残る中、次ぎ次ぎと出て来る巨木に声をあげ、撫でたり、匂いを嗅いだりして登る。首切り地蔵で昼食を取り、遊歩道南部を通って引き返してきた。

甲斐野先生の木に対する愛情溢れる解説が楽しかった。

7期生10月13日講座報告

開催日2013年10月23日(水)
講座名九度山 町中散策と紙漉き体験
講師施設担当者
場所和歌山県九度山、紙遊苑

九度山町とは、空海の高野山開創によって栄えてきた町であり、戦国の動乱期には真田昌幸、幸村父子が関が原の戦いの後、閑居した地としてそれぞれゆかりの史跡が残っている。また、高野山まで続く町石道のスタート地点などをボランティアさんの説明を聴きながら巡った。

午後は紙遊苑で自分の卒業証書となる紙を漉いた。

7期生10月16日、17日講座報告

開催日2013年10月16日(水)、17日(木)
講座名秋の1泊研修 西はりま天文台他
講師施設担当者
場所耐震工学研究センター、SPring-8、西はりま天文台、兵庫県立人と自然の博物館

先週につづき台風の進路にヤキモキしましたが傘をさす事もなく、まず1番目の施設に向けてなかもずを出発。実大三次元震動破壊実験施設E-Defense簡単にいうと地震と同じ複雑な三次元の揺れをつくり出す世界最大の震動台に最大1200トンの構造物を載せ様々な構造の破壊過程と新しい耐震技術を検証することができる施設です。

次に訪れたのは佐用町にあるリング状の大型放射光施設「SPring-8」とそれに隣接するX線自由電子レーザー施設「SACLA(サクラ)」まさに鬼に金棒の施設でこれも世界トップクラスの研究施設をただただ「へ~!」と感心しながら見学した。

そして夕方、これも一般人が見ることができる世界最大の反射望遠鏡のある天文台に到着。昨日まで半そでで観察できたらしいが想定外の冷え込みに全員持ってきた服を全部着込み、台風26号による伊豆大島の被害に胸を痛めつつ観望会へ。晴れていたが台風の余波で雲の動きが速く時々中断しながらも白鳥座の2重星アルビレオ、海王星、オレンジと緑のツートンカラーに光るカペラ、H星団、月のクレーターなど見ることができたた。

二日目は有名な佐用の朝霧を見るため5時半に宿舎を出て20分ほど歩き展望台へ。谷を埋める朝霧と感動的な日の出を見ることができた。記念撮影のあと、最終目的地の「人と自然の博物館」へ向かい、午前中は高橋先生による”日本人と木の文化”午後は布野先生による”最近のカラスに関するセミナー”という特注セミナーを受け、残りの時間は自由見学し、二日間のお得気分満載の充実した研修旅行は無事終わりました。

7期生9月25日講座報告

開催日2013年9月25日(水)
講座名有機農業体験
講師四日 克彦先生、他
場所ゴールドファーム(岸和田市)

下弦の月が頭上にぽっかりと浮かんでいるだけの快晴の空の下、午前中は畝の整備、大根の種まき。ゴマを刈り取った後のマルチはがし等炎天下での農作業は目も眩むようで汗が目に沁みる!

昼食後は場所を移しさつまいも掘り、土の中から次々と顔を出す赤いお芋に大歓声、その後ゴマを干すため農業公園に行き、初めて見るゴマの穂?にびっくりしながら教わったように束ね、括り、雨が当たらないところに干して今日の作業は終了です。

さて、お土産にいただいたお芋の味は?

7期生9月18日講座報告

開催日2013年9月18日(水)
講座名金剛山 秋の植物観察
講師桝谷 祥子先生
場所金剛山 黒栂谷

台風一過の快晴に恵まれたものの台風の爪跡が残る山道を歩いた。

草花は季節を忘れず、チェックしたものだけでも100種ほどかわいく咲いていた。

足を運ぶ度この山の素晴らしさを実感し、変に人工物で自然を壊して欲しくないと切に思う。それにしても何を指差してもすぐ名前が返ってくる先生の知識の凄さにメンバー全員 「すばらしい!」のひとこと。

山道を歩きながらの講義
山の中、千早赤坂の地震観測地
木陰に腰をおろし おべんとうタイム
赤い実がかわいい ハダカホオズキ