7期生9月11日講座報告
夏休みが明けて久し振りの講座は夕食のお弁当を持って午後出発。
5時から海洋センターで海ほたるについての講座を聴く。地上の蛍が体内で光るのに対して海ほたるは放出した発光物質が体外で光るという違いがある。きれいな海と砂地に生息するという海ほたる、日が沈みかけた頃、桟橋に出て仕掛けを沈め、入るのを待った。
泉北から車で1時間のところでこんな幻想的なシーンが見られるのはうれしい。感激しながら8時ごろ帰途についた。
海に突き出た大阪府立青少年海洋センター
桟橋から餌を入れた容器を海に投入する
入っているかなあ~
闇の中、妖しく光る海ほたる、1ミリほどの光の粒がまるで夜空の星のように散らばり、歓声があがる
7期生7月31日講座報告
伊吹山らしく深い霧の中での観察会となった。霧を集めた小さな雫が光る草花は青空の下で見るより美しい。若狭湾と伊勢湾を結ぶ風の通り道には遮る山もなく南と北の植物が見られるのがこの山の特徴である。濡れた石灰岩に注意を払いながら下山し、午後は醒ヶ井のバイカモを愛でながら散策し帰路についた。
たくさんの花が咲く登山道でガイドさんの話を聴く。
大古の昔、赤道近くの海底だった伊吹山、石灰岩の道のわきにウミユリの化石、直径約2cm
頂上(1377m)で
有名な醒ヶ井のバイカモ 直径約1.5cmほどの花
7期生7月24日講座報告
早朝降っていた雨もあがり、林の中を歩くには最適の天気となった。
今まできのこは植物の仲間に分類されていたが最近どちらかというと動物にちかいことがわかってきたらしい。弱った木にとりつきその木を枯らす殺生菌、その木と共に助け合って繁殖する共生菌、森の落ち葉、枯れ木などに発生し腐らせ土に戻していく腐朽菌の3種がある。どんな環境に発生しているか観察することが大切と教わる。どの菌が多いかを見ればその森の健康状態を知ることができるそうだ。
40種を超える可愛い、きれいなきのこの観察会となった。冬虫夏草の不思議な話には時間も忘れて聴き入るメンバーでした。
講師の話を真剣に聴くメンバー。胞子を飛ばし終えたきのこを選んで採取し観察
イグチの傘を割ってみると・・・
刻々と変色していく・・・
コナサナギタケ
冬虫夏草の一つ。蛾のさなぎに発生している。
ベニイグチ
今日見た中で最高に美しい状態のもの
7期生7月10日講座報告
梅雨明け10日の言葉どおりの真夏の青空の中の観察会となった。
この植物園は主に樹木の植物園として有名で、5・6月は樹の花が咲くが、今見られる花は少なくなっていて、少し残念だった。
メタセコイア、セコイア、ラクウショウの違いを勉強、何度聞いても忘れてしまうがそのときは覚えたつもりの受講生です。
昼食の後は熱中症に気をつけながら自由散策をし早めに終了とした。
メーンの北米樹木、メタセコイア、ラクウショウ、セコイアの説明を聴く。
ラクウショウ(沼杉)の気根、ここからは絶対芽は出ないそうだ。
セコイア類のマツカサの違い
右がセコイア(対生でない常緑樹)、左がメタセコイア(葉が対生につく、マツカサも規則正しい)
アオノリュウゼツランの花柄(昨年のもの)50年に一度くらい花が咲き株が枯れるという。
7期生6月19日講座報告
午前中は何とか持った空も予報どおり午後からは本格的な雨となった。
琵琶湖には流入する河川は100を超えてあるが、流れ出る川は瀬田川一つという特徴から昔から洪水の被害が絶えなかった。主に治水の歴史と雨体験室で小雨から1時間に600ミリという雨の体験もした。
午後は日本新薬(株)所有の薬用植物園で世界各地の様々な薬草や毒草、また生活に密着したスパイスの木など普段あまり見かけない植物を見ることができた。
合羽を着て降雨実験中
植物園での講座
薬の原料となる植物の話を聴く
ごぼうです。大きい!畑では花が咲くまで育てない。
温室の中で説明を聴く。時々葉っぱをかじったり、匂いを嗅いだり、味わったり
7期生6月12日講座報告
台風3号はいづこへ?それにしても天気よすぎです!
午前中は資料館の見学と「チリメンモンスター」と呼ばれる ちりめんじゃこの中に紛れ込んでいる小さな生き物、いわし以外の魚の稚魚、かにや貝の幼生などを見つけ出そうというもの。
資料館の3階には1市民の寄贈による素晴らしい動物の剥製がずらりと展示され必見の価値アリです。
午後はボランティアの方と大阪、堺に次ぐ3番めに大きい市である岸和田市の主に歴史的建物ウォークを楽しみました。
ナウマンゾウの骨格標本の説明をうける。
3階にある剥製の一部。珍しいシベリアトラもいる。ライオンやホッキョクグマにも直に触れる!
先生の「まあ!いいものみつけましたね~!」に乗せられルーペ片手に昼ごはんも忘れて探しています。31種類のモンスターを見つけました。
街歩き中。たくさんの歴史的建造物が保存、残されている。
7期生5月22日講座報告
夏を感じさせる青空の下での羊歯観察会となった。
午前中はファインプラザで羊歯植物についての講義。羊歯にも常緑の羊歯、夏や冬の羊歯があるのを知った。だから5月から11月くらいがどの種類の羊歯も見ることが出来るので観察には適しているそうだ。しかしあまりの種類の多さに頭はパンクしそう!先ずは食用の羊歯、身の周りの羊歯から覚えていこう!
林の中で説明を聴く
シシガシラの新旧の葉
先生とベニシダの大株
真上から見た図。これも光を均等に受ける姿
7期生5月8日講座報告
五月晴れに恵まれ雲ひとつない朝、マイクロバスで大阪府の南端にある「大阪府環境農林水産総合研究所」に向かう。ここでは大阪湾の魚についてどんな方法で漁をしているのか、また卵を孵化させ、稚魚に育て、海に戻すという栽培漁業というものを勉強した。魚の秘密を聞いていると飽きない。
昼食後は阪湾に残る貴重な自然の磯のひとつ豊国崎で海綿動物、刺胞動物、軟体動物、節足動物、棘皮動物、索動物などたくさんの種類の生物を採集、観察できた。
水産技術センターの稚魚を育てている水槽中には高級魚のキジハタやヒラメが。
美しい海岸で思い思いに獲物?を探す面々。
今の時期、海岸には黄色のそうめん状のアメフラシの卵がいっぱい。本当に不思議なものだ。
先生を囲んで採集した生物の分類と説明を聞く。
7期生5月1日講座報告
5月というのに暖房が必要なほどの寒い朝となったが、3度目の正直でまずまずの天気でほっと一安心。
しかし麓で8度の表示があったので山頂は5度以下か。盛りは過ぎてはいたがモクレン、コブシ、カタクリ、ショウジョウバカマなどの早春の花も見られ、春の花も沢山見ることができた。面白かったのは普通のネコノメソウの他にヨゴレネコノメ、コガネネコノメがあり名前の付け方に笑いました。また、フタバアオイとミヤコアオイが丁度花を付けており地面の際に咲く珍しい花も見ることができました。
シラネアオイ
植えられたものですがよく育っていて見事な群落に。本当はもっと高山にみられる。
地べたに張り付くような小さな草の説明を一心に聞くメンバー
ヤマトグサ
日本固有種で明治20年、牧野富太郎博士が日本人として初めて学名をつけて世界に発信した植物で全国から見学者が訪れるという。見たのは10センチ内外で、教えられないと発見は難しい。