7期生4月17日講座報告
7期生にはおなじみとなった上久保先生と春霞のなか、約300メートルの神於山(こうのやま)に向かう。
神於寺からスタートし頂上へ、植物の話を聞きながら国見の森広場へ、昼食後山を下りバスで蕎原に向かった。2箇所の山歩きでたくさんの野の花に出会うことが出来た。山は植樹や伐採などたくさんの人の手で守られており、日向となった山肌には日光を好むミツバツツジが咲き出していた。
冬眠から覚めてぼーっとしていたのか先生に踏まれそうになったシマヘビ。 とったどー!!
花の時期は少し前に終わったが蕎原の山間で見つけたユキワリイチゲの群落
神於寺にあるテーダ松の説明をきく。松葉が3本も4本もあり、マツカサもとげがあるアメリカ東海岸の松
今が盛りのウワミズザクラブラシ状の花の下に数枚の葉が付いているのが特徴
7期生4月10日講座報告
1月にヨシの伐採のお手伝いに行って3ヶ月、その後ヨシ原は焼かれ、見渡す限り広々とした草原に外来種のセイヨウカラシナが一面に咲き誇り、北を見ると比叡山がはっきりと見ることができた。太陽の光を浴びた地面には絶滅危惧種のノウルシやトネハナヤスリがたくさん見られた。
これから始まる第2名神の工事の為、鵜殿のヨシ原が受ける影響を、最小限に抑えるための色々な調査が始まっている。なんとかこの素晴らしい景色と1300年も続く雅楽の篳篥を守りたいという先生方の熱意がひしひしと伝わってきた今日の講座でした。
トネハナヤスリ
利根川の一部と淀川のヨシ原にだけ残るシダの仲間 中央に見える細いしんが鑢のように見える胞子嚢
ヨシ原を歩きながら保全の話を聴く
1月に我々がヨシの伐採をお手伝いしたところにノウルシの群落が見える
7期生3月27日講座報告
7期生1年目の最終講座は元ごみの埋立地だったという花博記念公園に行った。
まず、生き生き地球館で地球温暖化防止、環境保全などに関する展示やDVDなどを見て回り、その後桜やスモモの花が咲き出した園内を散策。昼食後は咲くやこの花館に行き温室の見学、むっとするほどの湿度の高い部屋では今を盛りと様々なランの花が咲き、1日花というオオオニバスの花も見ることができた。今回は日本の自然では見ることができない花を真近で観察し、匂いも嗅いで一人ひとりにレシーバーが渡されたのでガイドさんの話もよく聞こえ楽しめたと思う。
生き生き地球館を見学
幹に直接花をつけているヒョウタン ノキ
ナビブ砂漠に生える寿命5000年!「奇想天外」という植物
7期生3月13日講座報告
ネイチャーゲームってなんだろう?そんな感じで集合した面々。
まず午前中は自然を守るためどんなことをしているか、故郷を守るためどんなことをしているか、そんなことを考え書き出して自己紹介ゲームをしました。
その後は外へ出て西原公園でフィールドビンゴとカムフラージュゲームをし、子供に戻って宝探しのように楽しみました。自然を学び、気づくこと、考えること、それを周りの人と分かち合うことの大切さを学び、今のゲーム機で遊ぶ事しか知らない子供達にもっと自然と遊ぶ事を伝えていかねばならないと思いました。
教室で自己紹介ゲーム。「うんうん」「なるほど」「そ~だねえ」
ネイチャービンゴの報告。白いものでも「からすのフンもあれば雪柳の花」もある
カムフラージュゲームの説明を受ける面々。
7期生3月6日講座報告
ここ数日の寒さも和らぎ絶好の農作業日和となり、7期生開講以来初めて欠席者なし、全員参加で畑へ向かう。長靴を履き格好だけは ”楽しい農夫”
まず先生から今日の予定の説明があり、班に分かれ、キクイモの収穫、石積み、除草をし、ジャガイモの畑に向かう。午前中は畝の整備をしそこで昼食となる。青空の下、作業の後のご飯の美味しいこと!キクイモの甘酢づけや手作り無添加のおたくあんをご馳走になった。午後はタネ芋の植え付け、玉ねぎ畑の草取りをし今日の体験はおしまい。6月の収穫を楽しみに、手にはお土産をいっぱい提げて、満足、満足の農作業体験でした。
石積みです、結構きれいに積めてます。
耕運機で耕し、畝を整えました。
30センチ間隔で芋を埋めます。男爵、北あかり、アンデスの赤いもの3種。
7期生2月27日講座報告
今回の講座は堺エコロジー大学との連携講座で7期生以外に一般からも約20名の受講者があり、講義室は満員となった。
いかに私達はいつも表面だけしか見ていないか、もっとじっくり、先入観を捨てて観ると、自ずと疑問に思うことが出てくるだろう。そのなぜ?を考え、想像し、洞察することが大事なんだと。色々な葉っぱの秘密、先生が採取し分類された「微小貝」と呼ばれる1ミリ以下の貝の標本など見ているのだけれど気が付かないでいるものを次々と見せていただき、驚きと感動、そして愉快なたとえ話に笑いながら最後には生き方を学ぶ、修養としての自然観察の話には思わず目の奥がジーンとなるようないいお話でした。
満員です
これもイチョウの葉っぱです。
虫食いの桜の葉、なぜこんな食べ跡?
7期生2月13日講座報告
中国から風に乗り飛んでくる極小煤塵のニュースが気にかかるこの頃、日々の生活に密着した今回の講座は体験受講希望者も多く、ほぼ満員の状況で始まった。様々なグラフから過去、現在、未来の地球環境を考えてみる。
人間の英知で人類がどこまで様々な問題をクリアしていくことができるか。地球は少しづつ姿を変えながらもはるか昔からのリズムを刻みながら太陽系を、銀河系を・・・
今日は残念ながら曇りで先生が持って来てくださった道具でソーラークッキングは出来ませんでしたが、太陽の光だけでゆで卵、焼き芋、目玉焼きが作れるそうです。
午前中の講義
いろいろなソーラークッキングの道具
午後の講座
7期生2月6日講座報告
この数日の暖かさで山の雪はすっかり解け、昨夜来の雨の後、一面霧の中を石楠花の道から、ちはや園地、キャンプ場を巡ったが鳥の姿はあまり見えず。それでも首下がやさしいピンク色したウソの群れや、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどが餌を啄ばみに傍までやってきてくれた。
星のミュージアムで鳥合わせをし、今回見れなかった鳥の話などを聴き解散となった。
ヒガラ
ウソの群れを観察
星のミュージアムでの鳥合わせ
7期生1月30日講座報告
入園した早々、何があったのかとびっくりするほどの色々な動物の鳴き声に迎えられた。やっぱり動物園!動物大好きの体験受講者が5名も加わり、ワクワク感がつのる。
午前中は芦田先生から普段は見れない色々な動物の糞、頭蓋骨、歯、卵など手にとり見せてもらう。象の糞を手から手へ、乾燥しているので軽いが、生(!)なら1キロとか。1頭が1日50キロの糞をするそうだ。2頭で100キロ、それを発酵させ肥料にして希望者に配っているそうだ。幼稚園児がその肥料でジャガイモを作りそれがまた象さんの餌になる。
そんな素敵な、楽しい話が満載の後、先生と一緒に園をまわる、ヤギとひつじは何が違う?ホッキョクグマの地肌は黒!?サルの顔には毛がない、なぜか?もっと、もっと聞きたいけれど時間切れで昼食。午後は自由見学となった。
頭蓋骨を手に肉食獣と草食獣の歯の違い、胃が1つと4つある獣の糞の違いなど。皆「ふ~~ん」
さあ、なんの糞でしょう?
もうすぐオープンのあべのハルカスと象