8期生12月17日講座報告
この冬一番の厳寒の中での講座は、シニアにとってはちょっとこたえた一日であった。
春日山遊歩道を進み、首切地蔵から滝坂の道を引き返すコースで、時折の冷たい風にも負けず元気よく歩く。巨木と巨樹の違い、それぞれの巨樹の特性、樹皮の特徴そしてアラカシに付着したアシノナガキクイムシの現状、大雪による倒木など説明を受けた。
途中先生が足を止め皆を集めて「道に落ちているモミジの葉を取り手で揉むとメイプルの匂いします」と言われ皆熱心にその匂いに集中していた。スギの木他アサダイヌシデ、ケヤキ、イチイガシ、カヤの木など多くの巨樹観察ができました。
講師の説明を聞く
アサダ等の巨樹
モミジを手に取り揉んで何の匂い?
首切地蔵
大きな杉の木
幹回り5.4mもありました
8期生11月26日講座報告
今日の講師は、金剛山の草木について熟知されている桝谷先生。山は残念ながらガスがかかっていて、山の紅葉を俯瞰的に見ることできませんでしたが、視界に入ってくるだけでも十分に晩秋の紅葉を楽しむことができました。
今日学んだことの一部、
- アワコガネギクとシマカンギクの見分け方。両方とも見かけは「黄色い小菊」と言う感じで良く似ていますが、総苞外片と葉っぱの切れ込み、蕾で見分けます。
- 多くの樹木が既に次の春を迎える準備をしており、顕著なのがダンコウバイ(檀香梅)で、枝先に葉っぱの芽、途中には花芽をかなり膨らませていました。
- 観察会では五感を使って自然を感じ取ることも大切で、今日はガマズミの実・ヒキオコシの茎を口にしました(苦味があり、薬草とのこと)。
- コナラとミズナラの葉の葉柄の長さがこんない違うことに驚きました。
- イノコズチの茎に球状の節、これが「虫こぶ」。半分に割ってみると、ミミズの小さくしたような線状の虫が出てきました。
等々多くのことを体験しました。バス待ちの間にも、カレッジのマタギの方たちがキノコ(ヒラタケ)をたくさん見つけてきて、皆さん大感激。「鍋に入れよう」「湯がいてポン酢」等々楽しいひと時でした。
桝谷先生に教えていただく講座は今回でお終いですがまたの機会を期待しています。有難うございました。
雨宿り昼食
落ち葉の絨毯
8期生11月19日講座報告
前回の「奥の谷」七草粥のときは雨にたたられたが、今回は好天に恵まれ絶好の間伐日和。
先ずは午前中、田淵先生から、パワーポイントを使っての屋根裏教室での座学に真剣に聞き入った。タイトルは「里山への竹の侵入と自然生態系=生物多様性」。人間が手を加えずに放っておくと雑木林はやがては照葉樹林化してしまう。(極相林)照葉樹林化するその一つ手前の陽樹(アカマツ、シラカバetc)の段階でとどめるのが里山保全である。また、「奥の谷」では竹が雑木林や人工林へ侵入して里山の生物多様性を低下させている。等々、里山のこと、竹の特性について多くを教えられた。
しっかり学べばおなかも空くもの。昼食は手作りの豚汁をおなか一杯戴いた。おまけに比良山にて採取したというカレッジ仲間からのナメコの差し入れもあり、食も大いに進み、午後の作業に向けての腹ごしらえも整った。
さて、午後は、各人腰には鋸を装着し、ヘルメット、皮手袋、スパッツ(マダニ防止)、靴にはすべり止めの装着と、森林作業者顔負けの万全の出立ちでいざ竹林へ。田淵先生の指導を受けながら、2、3人のグループに分かれて各人孟宗竹の間伐にチャレンジした。約1時間の間伐体験はあっという間に過ぎ、最後に活発な質疑応答があり、解散の運びとなった。
ほんのちょっぴりではあっても里山保全に貢献したという充足感、今日一日、心地よい気分であった。
田淵先生による屋根裏座学
昼食の豚汁順番待ち・心配しなくても大丈夫
やはりこの時間が一番楽しいかな
森林作業者顔負けの出立ち
間伐作業①
間伐作業②
もうすこし
8期生11月5日講座報告
甲子園駅に集合10時過ぎ3班に分かれそれぞれ甲子園浜に向かう。30分ほど歩き鳴尾浜公園に到着、ここには全国中等学校優勝野球大会が開かれた、鳴尾球場があった場所で、そのモニュメントが建ててある。ここを通りぬけ甲子園浜に出る。
海岸線に遊歩道が設けてあり、もらった資料に「この甲子園浜は、阪神間に残された数少ない砂浜のある海岸で、多くの鳥が集まる探鳥地として有名です。秋から春にかけてカモメ類をはじめ、ミサゴなどの猛禽類も見られます。」の説明文がありその通り海面にはたくさんの海鳥がたたずんでいて、講師の方がスコープで鳥をとらまえ名前・特徴を教えてくれる。・・・双眼鏡ではよくわからないし、鳥もじっとしててくれるといいのに動き回るので余計わからない。
今日見られると思われる鳥の数45種類。・・・よく出てくる名前だが「どれが」と言ってしまうぐらい判断がつかない。昼食までの2時間ほど遊歩道を歩きながら見つかった鳥をチェックしていく。昼食時にミサゴが捕まえた魚をカラスが横取りしようとする場面が見られた。・・・横取りするカラスもすごいがミサゴも必死にかわす情景が面白い。
昼食後、鳥合せ、見つけた鳥34種類の特徴をスケッチで説明を受けるも、なかなか覚えきれない。午後2時半終了、好天に恵まれた楽しい探鳥会でした。
その後、反省会と称し難波の居酒屋で有志10名ほどで酒盛り。ほとんど鳥の話はしなかったような感じで、また何を話したのも忘れる始末。このあと誰が言ったか知らないけれど道頓堀の新しくなったグリコの看板を見に行くこととなり、午後6時点灯を待ち記念撮影をし解散。
スズカモ2
ユリカモメ
足くちばしは赤色
鳥の名前合わせ
なんという名の鳥
8期生10月22日講座報告
行く末は 生あるものの パラダイス 人手くわえず ありのママ~ニ♪ ♫ ♪
平成18年に35年間にわたった埋め立て終了後覆土を行い 森などの緑の拠点として整備する「みんなでつくる100年の森づくり」一大プロジェクト
岡先生から共生の森づくりのレクチャー
7-4区の全体図
南北は難波から梅田までの距離、大きさは甲子園球場の70倍
ミサゴのオスのスナップ WHY?
おすプレイなんっちゃって
タヌキのためふん
8期生9月24日講座報告
これまで雨が多かったこの講座、今回も台風のため天気予報は雨だったが好天気の下に行われた(全作業終了後に降雨)。
6月に植えた金ゴマは台風で曲がったり日照不足で成長に影響があったものの、刈り取り作業を体験することが出来、また既に収穫、乾燥されたものをフルイやトウミノ(唐箕)に掛けてゴミ除去等一連の作業を体験した。
また、サツマイモの収穫を行ない、地中で丸々太ったイモを掘り出すたびに歓声があがる楽しい体験も。
一方、これから大きくなろうとしている大根の間引き作業をも行ない、これはリストラだな、と言いながら、寒い時期までに立派に成長するためのサポート作業も行った。
充実したプログラムで、四日氏をはじめゴールドファームのスタッフの皆さんに感謝。
大根の間引き
サツマイモの収穫
トウミノでゴマの選別