9期生7月29日講座報告
前期最終日の講座は、バスで遠出、伊吹山へ。窓から見る伊吹山山頂はガスがかかっていました。伊吹山は約3億年前に噴火した海底火山であったとされており、石灰岩層の山であることなどと他の要因で植物相が豊かで、薬草の宝庫としても知られている。
スカイテラス駐車場でバスを降り、そこから山頂まで植物のガイドをいただきながら、景色を楽しみながら山頂へ。地上より7~8度温度も低く、涼風も心地よくガスも晴れ、素晴らしかったが、人の多さに少し驚き。帰路、梅花藻を見に醒井水の宿駅(JR醒ヶ井駅前)へ。湧水が流れる水路に梅花藻が涼しげに咲いていた。冷たい湧水に手を浸したり、また湧き水飲み場で喉を潤した。
9期生7月15日講座報告
よく晴れたドライブ日和。自家用車5台の乗り合わせで、現地集合。前回のキノコ入門に続いて2回目の講座です。
今回は少し遠出ですが、山城総合運動公園の公園センターで、午前中は座学、午後から採取。先生が7月2日に公園内の太陽が丘で観察されたキノコ等の資料を配布していただき、復習も兼ねて映像を見ながら講義を受ける。
午後からの採取は炎天下だったので、熱中症の心配もあり1時間と決めて、太陽が丘へ。広い場所なので3班に分かれて行動。目が慣れてくると次々と発見。大きなキノコも見つかり、暑さもしばし忘れてキノコ狩り。スコップで根元(ツボ)を傷つけないよう採りました。
みんなで採取したキノコを同じ種別に分けて並べ、先生に名前を付けていただきました。 世間で言われてるキノコの俗説?は信用できないことが多いと言われビックリ!採ってきた中に食べられるキノコ(アカヤマドリタケ)もあって、調理法を熱心にメモする受講生も。大きなキノコや初めて見るキノコ45種もありました。
もしキノコがなかったら
キノコあるかな?
ドクベニタケ
キノコ一杯あるよ
1つ1つ説明
キノコの断面から幼虫
9期生7月1日講座報告
2週続けて、初めての講座です。シニア自然カレッジの2年間が終了しますと、専門部会があり、それぞれの部会に進むのですが、その中に写真部会もあり、今日は写真部会の先輩方も3名も受講に来ました。
まずは、先生のカメラの話からカメラの機能やちょっとした工夫でより良いマクロ写真が撮れるコツ(虫メガネやルーペ、100均が活躍)そして一番大事なことは、手を固定する、(ぶれないように)ゆっくりシャッターを押す どんどん撮ること、先生の号令よろしく片手を上にカメラを持ち、シャッターを押したが手を固定してないので難しかった。昆虫のマクロ写真やムササビの飛んでいる動画を見ながら説明を聞く。
午前は座学。午後から外へと予定していたが雨の為、室内で先生が持参された小さな貝殻、ヤゴやスズメバチ、ラベンダーの花、お札の接写を各自持参のカメラやスマホで激写。撮った画面を見ては、また撮って、お気に入りはなかなか、先生の指摘になるほどと頷くだけ。みんな、カメラやスマホには慣れているつもりだったが、接写を撮りこなすにはまだ時間が、、、
虫メガネ、ルーペを使っての接写は面白かった。お札の細かい線まで撮れます。また、岩湧の森の昆虫マクロ写真も展示。普段、見ている昆虫と違う顔や姿が色鮮やかに目の前に迫って来ました。
マクロ写真を撮るには
カメラを知る
ルーペを使って
大きく撮るぞ!
撮れました
顔、顔、よく知っている昆虫です
9期生6月24日講座報告
今回、初めて水生昆虫の講座が決まりました。
私達が幼いころ、どこにでも見ることが出来た水田。そこに生息するさまざまな昆虫。ゲームなどなかった時代の方が見る、触る、聞く、身体で覚えましたね。年齢を重ねても記憶や感触が蘇ります。
午前は、座学。拡大された昆虫の画像を見ながら、午後からの動きが気になります。少しビックリしたのが、ふつうのトンボより羽が大きいウスバキトンボ、毎年初夏の頃に南の国から飛んできます(別名精霊トンボ)。しかし寒さに弱いため冬には死んでしまいます。これを繰り返してるんです。すごいですね。
講義を早めに切り上げ、地下鉄で鶴見緑地へ。
昼食をとってから、自然体験観察園の水田で昆虫を探しました。男の子?は準備よろしく網を用意、女の子?も負けじとカエルやトカゲと格闘。田園型ビオトープ自然体験観察園にある水田で、アメンボウ、モノアラガイ、スジエビ、トノサマガエル、ヌマガエル、シオカラトンボのヤゴ、サカマキガイ、カワニナ、そして今日一番のクロスジギンヤンマ。
がたろ先生からトンボの交尾やアメンボウの名前の由来をお聞きして、へえ~。昼からの暑さで体力も、へえ~でした。
可愛いトノサマカエル
クロスジギンヤンマ
これは何かな
9期生6月10日講座報告
梅雨の晴れ間。まさしく!農業体験は、お天気次第。昨日までの雨にドキドキでしたが、曇りから晴れへ。気温も上昇。水分補給を心がけながら体力を考えながら。
前日までの雨でぬかるんでる畦に足を取られながら、スイカのわら敷き、雑草とり、キンゴマの苗植えかえ、マルチの古新聞敷き(雑草が生えないようにする)、ジャガイモの収穫など、体力のある限り奮闘しました。
岸和田ブランドのキンゴマ。今年の出来は今日の仕事次第と四日先生にハッパをかけられ、つい手に力が入りました。1日野外でしたが、土をさわり、体を使って、大変さも体験。
お土産のジャガイモを手にニコニコでした。晴れてよかった。明日は雨だそうです。
丁寧にスイカのツルの下にワラ
キンゴマの苗植えかえ
雑草とり
マルチの間に古新聞、抜いた雑草をおく
やっとジャガイモ収穫
みんなニコニコ
9期生5月27日講座報告
シダ類の観察。マイナーな植物という印象が強いですが、食物として、つくし、ワラビ、ゼンマイ、コゴミなど、正月にウラジロ、料理にコシダなどをお飾りとして使用。身近な植物だったんですね。
シダ植物はコケ類と同じ仲間とみられていますが、維管束植物で、シダ植物と言う呼び方は人為的に付けられた呼び方で、維管束植物のうち維管束植物以外の植物の総称です。
午前中はシダ植物の世代交代、シダ植物の各部位の名称、胞子葉、栄養葉、葉の形、持って来て頂いたシダの部位を見たり、さわったり、ルーペで包膜の形や色を見ました。
昼食後、光明池周辺のシダを観察。林の中は日差しを遮って、湿気も余りなく、色んなシダがありました。全部で45種のシダを観察。今回は欠席しがちな方も受講されて有意義でした。
トウゴクシダ
ハの字形葉
トラノオシダ
ヤマヤブソテツの胞子
9期生4月22日講座報告
4月に入ってからは、天候の不順で特に水曜日は前日から雨の心配ばかりでしたが、今回は雲は多めですが”晴れ”。
登山組とロープウェイ組に分かれて金剛山駅で合流予定だったのですが、時間がずれたため、ロープウェイ組が一足先に、桝谷先生と植物観察に出発。少人数だったので先生を囲むような感じで道々の野草を観察しました。ナガバモミジイチゴは橙黄色の実がなり美味しいとか、合流した後も、通り過ぎてしまう小さな花や、カタクリ、シラネアオイ等の花の群生など人工的に植えたものもあるが、植栽で種子が紛れて育ったものもある。
今年は雨が多かった為、新芽の出るのが遅れているのが残念だったが、山桜は山肌にまだ点々と咲いていた。
カタクリ(花被片)
カタクリの群生
粘菌ではなく樹液酵母