9期生4月8日講座報告
雨で朝の出足をくじかれましたが、傘と双眼鏡を手に、トレードセンター前駅から南港野鳥園まで歩く。水曜日が定休のため中には入れず、北池周辺への緑道を歩く。
野鳥園入口近くで、オオルリと遭遇。濃いブルーの背中、白いおなか。しばし、オオルリとにらめっこ。先生方が捉えてくれた画を交代で覗く。双眼鏡と比べられない鮮明な画に驚きの声!私達を歓迎してくれたのかな。空も明るくなってきて昼前には雨もあがり、緑道のこだかい東屋で女性陣がサプライズで野点を振る舞った。男性たちの中には初めて抹茶を点てた人も。賑やかな野点になりました。
昼食後、北観察所へ。北池をぐるっと見渡せられるよう窓があり観察出来る。丁度、ミサゴが木の棒の上で魚を食べていた。他の野鳥の様にすぐ飛び立ったりしないので、十分観察出来た。今日、出会った野鳥について先生と鳥合わせ。天気ももうひとつで寒かったりだったが、合計26種類あった。
窓の上に表示板
寒かった鳥合わせ
9期生3月25日講座報告
9期生1年目、最後の講座は野外で地図とシルバコンパスを使ってのオリエンテーリングです。絶好の野外活動日。
午前中は地図とシルバコンパスに慣れる為、先生から使い方をレクチャーしていただきながら、みんなで地図を見て、シルバコンパスを使い何箇所か目標の番号ポストを目指し、緑地内を歩く。運動の後のお弁当は美味しいですね。モグモグ食事していたら、にわか雨。あわてて屋根のあるところへ。ハプニングも又面白し!
午後からは3~4人のチームに分かれ、タイムを競いました。スタッフからの注意点の説明を聞くのももどかしく、足早に出発。そして、予測したタイムより早く、次々とチームが戻って来ました。順位に一喜一憂する姿は若かった。
地図とシルバコンパス
どれどれ、こうかな?
目標地点に向かって
美味しい弁当。この後雨が!
名残の梅をバックに
9期生3月18日講座報告
コケの観察?聞きなれない講座に興味が湧いてきました。コケと言えば苔寺(西芳寺)、”君が代”や万葉集に歌われている、落ち着いた風情を想像しますね。香水に使われたり、環境汚染の目安になったり、コケは日本だけでも約1700種も。世界では20000種以上もあり、コケ植物は、蘚類、苔類、ツノゴケ類に分類されます。根が無い、花は咲かない、胞子で増える、オス、メスが有り受精する等々早く、コケを見てみたい!
午後からのコケ観察が楽しみになって来ました。うす曇りから少し汗ばむ晴れになってきて、コケ観察をルーペ片手に先生の後を追いかけました。樹木や石垣に何気にあるコケ。スプレーで水を吹きかけると、みるみる色鮮やかになります。ルーペで見たコケ。思いもよらなかった鮮やかな緑。素敵でした。
水をスプレーすると
コバノチョウチンゴケの胞子
ツノコケの胞子
9期生3月11日講座報告
今年100周年を迎えた、大阪の人なら必ず訪れている天王寺動物園が今日の講座です。
小学校の校外学習で来たことをなつかしく思い出します。骨格見本で草食、肉食動物の歯の違い、反芻動物(はんすうどうぶつ)と単胃動物、糞の違いなど、わかり易くレクチャーしていただきました。
昼食後、先生と園内を見学、解説も有りその後は自由行動。10日から公開しているホッキョクグマのバフィン親子の可愛い様子やチンパンジーとのふれあいと言うか手荒な歓迎には、ちょっとビックリ。動物たちをせまい檻の中でなく、自然な環境に近づける。今まで持っていた動物園のイメージが大きく変わりました。童心にかえって楽しみました。
今年100周年、晴れの1日(春ですが寒かった!)
左が象の糞、右が象の糞から有機堆肥
サイの骨格
角を触るのでテカテカ
アフリカハゲコウ
巣作り?
昨日から公開されたバフィン親子。可愛い
9期生2月25日講座報告
少しうす曇りの中、甲山森林公園入り口で北垣先生と合流。甲山周辺を歩きます。事前に配布された資料を頭に入れて、今日一日屋外での講座です。
甲山の神呪寺には四国八十八ケ所の写し霊場が作られており(甲山八十八ケ所)、山道を行くとあちらこちらに石仏が祭られ時をかけず巡れそうです。また、木々の間には花崗岩の巨石が見られ、これらは大阪城の石垣に使われました。大きな岩石をどのようにして切り刻んで運んだのか昔の人の知恵はすごい!
西宮市の天然記念物、 特別保護地区となっている甲山湿原へ。保護の為フェンスで囲っている。冬場で植物が見れなかったのは残念。空は晴れてきたが黄砂でぼやけ気味、展望台で昼食のあと今年1月リニューアルした地すべり資料館へ、阪神大震災の教訓を生かすとともに次世代に伝え風化させないことが大切ですね。
最後に関西学院大学構内にある古墳を見学。そして構内を若返って歩き、雰囲気に酔いました。
甲山八十八ケ所巡り
捕獲岩(マグマに取り込まれた岩石)
木々の間には花崗岩の巨石
矢穴(クサビを打った穴)
甲山湿原(橋の下、小川のよう)
関西学院大学構内
9期生2月18日講座報告
何年ぶりかな、なつかしいなあ。思わず受講生から声が。今日は子供や孫達を連れて来易い近場の植物園での講座です。
寒風の中、園内へ。午前中は座学。植物の多様性保全から生物の3つの多様性(生態系、種、遺伝子)そして、失われつつある日本の植物の種、絶滅危惧種と言います(絶滅の危険性が高い種、危険性が増大している種)絶滅の恐れがある野生生物のリストをレッドリストとして国ならびに各地方自治体がデーターを共有、これらは閲覧、検索も出来ます。ただ、愛でる為だけではなく、植物の多様性を保全し、正しい知識を多くの人に伝えるのも植物園の大事な役割なんですね。
昼からは樹木剪定の基本をプリントで説明を受け、実習へよく茂った2本を、初めは恐る恐る剪定が弾みがついたのか大胆にバッサリ。10名の体験の方もびっくりされるほどの刈りあがった樹に。たくさんの枝が手際よくカゴヘ、後片付けも早く出来ました。
出来上がり。寒そう
まだまだ、剪定するぞ!
面影なし
9期生2月4日講座報告
先週のエネルギー有効活用の講座の時にも温暖化について学びましたが、今回はもう少し広く地球環境について、森林破壊や化石燃料の燃焼によるCO2の排出で気温が上がり、海水が上昇し、天候異変が起きやすくなる。これからも温暖化は進む。
しかし、太古からの地球のサイクルを見れば、それほど驚くことではないかもしれない。といって地球環境を良くしないと、人類が適応出来なくなるかもしれません。未来を目指す暮らしのあり方に、自然エネルギー(風力、太陽光、水力、バイオマスなど)があります。地球温暖化防止にもなり、地球にも私達にもやさしいのです。色んな選択肢がありますが、次世代の子供達に、明るい未来を。私達の願いです。
昼からは太陽エネルギーの可能性、ソーラークッカーの実験をしました。ガラスの中の黒く塗った筒に水を入れ沸かしたり、一番のビックリは目玉焼きが出来ました。試食の感想は”美味しかった!””黄身までしっかり熱が通っていた”シニア自然カレッジでも、目玉焼き成功は初めてかも!!
地球温暖化と環境
色々なソーラークッカー
穴に手を入れると温かい
目玉焼きが、、、、
ちょっと試食、美味しい
9期生1月28日講座報告
私達の生活に溶け込み、有るのが普通という天然ガス=エネルギーについて、大阪ガス泉北製造所にあるガス科学館を訪ねました。
中田副館長から地球環境の保全とエネルギーの有効利用について、枯渇していく資源をどのように生かすか、新しいエネルギーの開発など(シェールガス、メタンハイドレードなどや太陽光、風力などの自然エネルギー)現在も大事ですが、次世代に何を私達は残せられるのか、伝えられるのかですね。1/1000万分のデジタル地球儀で、何日も前からの雲の動きを地球儀に映して観察したり画面を触れたり、酸性雨や二酸化炭素による温暖化の実験。現実に起こっていることを再認識しました。
午後からは、天然ガスで動くバスで広い工場内を見学。大きなタンクやガス製造設備が整然とあるのは壮観でした。科学館では-196度の液化窒素の筒のなかにハンカチやボールを入れて、変化を見たりして楽しませていただきました。
ユーモアを交えて講義
温暖化の実験
天然ガスを含む砂岩と頁岩(黒)
大型タンカー7隻容量に応じて運航
ボールが破裂。思わず笑い
9期生1月21日講座報告
豚汁の材料をそれぞれの班毎に調達(お店で購入や自家製野菜の提供)。
登山組とロープウェイ組に分かれて、集合場所のロープウェイ金剛山駅で合流。下界は晴れて、雪の痕跡もなし。期待してアイゼンの用意もしてきたのにと諦めていたら、金剛山駅には雪が!喜んでアイゼンを装着。少し手間取りましたが、雪道を用心しながらキャンプ場へ。
まず、火つけ焚き火あらため役がかまどに火を鍋奉行が銅鍋を仕切り、他の賄い役と協力して豚汁挑戦。賑やかに調理しました。熱々の出来立て豚汁。もちろん美味しい。餅入りでボリューム一杯。おかわり何杯?お腹一杯。男性陣の後片付け隊の出番よろしく。
終了の後、また、登山組とロープウェイ組に別れ、バス乗り場で合流。河内長野駅で解散しました。
火つけ焚火役、鍋奉行、賄い役
熱々、体もホッコリ
出番待ちです
洗い物、出番です
雪道を歩いたぞ!