9期生1月7日講座報告
昨日の雨で心配していた今年最初の講座。カラリと晴れ、幸先よいスタート!
1月7日は七草粥です。これは五節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」の行事食で、無病息災を願って、1月7日の朝に七草粥を食べます。今日はみんなで、七草を摘んでお粥を作ります。
最初に先生より、七草の特徴などを教えていただき、いざ採取へ田の畔道などで野草を摘み、先生に選定していただきました。七草を全部揃えるのは無理なので、事前に用意した七草も合わせて羽釜でお粥作り。持ち寄った梅干し、蒲鉾、手作りのお漬け物、昆布、キムチ、鶏肉等々、お粥に、お餅も入り、ボリュームたっぷり。熱々を何杯もいただき、体もお腹も温まりました。
昼食後、奥の谷の里山保全の状態を先生に案内していただきました。
これは何かな?
見分ける方法は
青空の下、美味しい!
9期生12月17日講座報告
今年最後の講座は、一日室内での講義です。外は寒風吹きつけて体感温度も低く野外ではなく、室内での講座に。普段は敬遠されるのですが、今回は歓迎されました。もう一つ歓迎されたのは、素敵な先生ということで質問がいつも以上に多く、あれ、こんなに熱心だったとは、知りませんでした。
身近な話題になりました記録的短時間大雨情報、指定河川洪水予報、土砂災害警戒情報、竜巻注意情報、テレビで速報として表示されるまでに、ラジオゾンデ(高層気象観測、世界各地で行われている朝9時と夜21時)など、さまざまな情報をもとに私達に提供されているのです。24時間、365日体制、時には契約農家にピンポイントで天気予報も。予想天気図の作成、これも気象予報士の仕事です。
天気図を書いてみよう!の先生の指導で、日本の各地の天気を記号で作成(風向、風力、天気、気圧、気温)ほとんど忘れていた記号ですが、天気図を作ることで思い出してきました。特に男性には楽しかったようです。
天気予報の現場を映像で
明朗な口調で
天気図を作る
先生を囲んで
9期生12月3日講座報告
4月の開講から8ヵ月、色々なことを学びました。
植物の種類、野鳥や淡水魚、キノコ、磯の生物、星座、等々でも名前をたくさん覚えたという、自己満足に捉われてしまってたんですね。見るから観るへ、立体的にいろんな角度で見ると、観えてくる自然、見ていたのに観てなかった銀杏の葉でこんなに学べるなんて!
昼食後、外へ。イチョウの葉やサクラの葉、市松模様の標本シートに合う大きさの自然物を採取。きれいに並べて解説していただく。自然をゆっくりじっくり観る。新しい気づきや発見。自然を読むって奥が深い。四季のある日本の自然、私達は恵まれてるんですね。
生きた化石、虫も食わない
紅葉も日光の当たりで変わる
イチョウの葉をよく観て採取
サクラの葉
見事な虫食い
これだけ集めました
9期生11月26日講座報告
雨が降ると、小鳥たちがお宿に帰ってしまいます。空を見上げて天気の回復を祈りながら、鳥たちの姿を追いかけました。鳴き声は聞こえても、姿をとらえるのはなかなか至難の業。老眼、乱視が邪魔をし、双眼鏡を覗き、確認してる間に飛び立っていってしまい、操作になれるのに少しかかりました。紅葉も黄葉も見頃で落ち葉を踏みしめての観察は、別の楽しさも加わりました。
3班に分かれ、各先生方について野鳥、水鳥を観察した。双眼鏡とは迫力が違うスコープでも順番に覗きました。カラスが群れでハイタカを追いかけていた。縄張り争いらしい。ハイタカがカラスより小さいとは驚き!イメージに騙されたみたいですね。
みんなの目と耳で確認できたのは32種。観察の後、先生に説明いただいた。心配していた雨も小雨程度、晴れ間も出て一日探鳥出来て良かった。
野鳥を探して
キンクロハジロ
ポニーテールが可愛い
紅葉の下、今日の成果
タブレットで即見れます!
9期生11月19日講座報告
地質、普段の生活にあまり聞かない言葉ですね。午前中は大阪南部の地層と岩石の講義、およそ1500万年前、獄山や汐の宮に溶岩が噴出して流れた。およそ100万年前には大阪層詳がその上に堆積し、川が土砂を運んで地層を作った。海水面が下がり、または陸地が隆起する。反対に海水面が上がりまたは陸地が沈降する。そうすると、段丘が形成される。
石川の川原では、段丘や形状節理(熱い溶岩が冷える時、体積が小さくなる。右側から上下に引張られて六角の角柱が出来る)が見れる。講義のあと、汐の宮まで移動。
昼食後、石川の川原に下り、色々な石を持ち寄り、先生に鑑定していただく。チャート、砂岩、花崗岩、礫岩、石英、石を割ってカンラン石輝石を教えていただきました。
大阪周辺の地質を画面で講義
鑑定した石の名を書いてもらう
川の中から冷泉が湧いている
黒いところが溶岩
9期生11月12日講座報告
早朝の突然の雨、足元を心配しましたが、何とか雨も上がり、今日一日は野外での体験講習です。
まず高田先生から里山の管理方法、人工林の間伐目的 間伐作業の道具、伐採方法、そして一番大事な安全の優先などの講習を受け、ヘルメットを被り、腰には安全なノコギリをさげ、皮手袋、係員の指導のもと、4班に分かれて作業。みんなで協力しないと伐採は出来ません。受け口を切る人、追い口を切る人、ロープをかける人、ロープを引張る人。
みんなの力で伐採する一体感、いつになく充実感があり、また、お昼には羽釜で炊いたきのこご飯、温かい豚汁、美味しかった!体力回復。昼からの作業の助っ人でした。 体力、気力の限界、疲れましたが、山を守る、育てることの大変さがよくわかりました。
伐採した杉の枝を払い丸太にする
倒れるぞ!
美味しい温かい豚汁、キノコご飯
ソーレ!力を合わせて
伐採する杉の木にロープをかける
9期生11月5日講座報告
朝晩の温度差が身体に辛くなってきました。でも、紅葉、黄葉はこれからが本番。
午前は、紅葉、黄葉、葉色の変化のメカニズムについての講義。クロロフィル、カロチン、キサントフィル、アントシアニジン、アントシアニン、カロテンなど葉に含まれている色素が合成、分解、結合されて色が変化するのです。私達が綺麗と愛でている紅葉、黄葉は木々が冬芽で厳しい冬を越して、春に芽吹く為の大事な作業なんですね。
午後からは和泉シティプラザから桃山学院大学、宮ノ上公園へ紅葉、黄葉冬芽の観察に行きました。
紅葉、黄葉について
見事に色づいて
紅葉を手に持って
色づき始めた桐と実
9期生10月29日講座報告
きのこと言えば季節がらマツタケ(ちょっと遅いかな)、マイタケ、シメジなど、食用をすぐ思ってしまうが、午前中は、きのこの基礎知識の講座。
ホイタッカーの5界説の中の菌界、きのこ(茸・蕈)とは、菌界の生物が形成する、子実体のうち特に肉眼的な大きさのもののことである。きのこは分解して、もとの単純な物質に還元する働きを持ちます。この季節に多いキノコ中毒を解明するのにDNA鑑定ができます。中毒患者の食べ残しや嘔吐物などに含まれるきのこの破片から、種類の同定が出来るからです。今まで食用だったのがダメになったり反対に調理の仕方で食する事が可能になったりときのこは、まだまだ未知の分野です。
午後からきのこの採取に。緑地内を探しましたが、よく手入れされているためか、期待したほどの数はありませんでしたが、先生を囲んできのこの名前を教えていただきました。今回は試食志願はありませんでした。
まず、きのことは
根っこかな?落葉の下かな?
先生を囲んで
今日一番の収穫