大阪シニア自然カレッジ

9期生講座報告

9期生10月15日講座報告

開催日2014年10月15日(水) 晴れ
講座名農業体験①
講師四日 克彦先生、他4名
場所ゴールドファーム(北阪 神於山、木積 各農園)

台風一過の秋晴れ。四日先生からも絶好の農業日和ですねとのお墨付きまでいただき、ゴールドファームの成り立ちから現在までの活動をお聞きした後、担当員から農機具の使用法の説明の後、3班に分かれて金ゴマの唐箕がけ。

少し柔らかい土と格闘しながら、サツマイモの収穫、大根、にんじんの間引き、雑草石拾い等、農作業の大変さが体験してよくわかりました。青い空、心地よい疲労感、自分で収穫したサツマイモ、間引き菜、他。重量も省みず、重いお土産にみんな大満足でした。

ゴールドファームの活動の説明
農機具の使い方の注意
金ゴマの唐箕がけ
大根の1本間引き
イモ掘り、夢中になります
イモ、イモ、ゴロ、ゴロ、嬉しい!!

9期生10月8日講座報告

開催日2014年10月8日(水) 晴れ
講座名金剛山の植物観察①
講師桝谷 祥子先生(金剛山の植物に親しむ会、近畿植物同好会)
場所金剛山 黒栂谷

爽やかな秋風と日差しの中、森林浴よろしく、金剛山をご自庭のように熟知されている先生に、今日は86種もの植物を教えていただきました。(きちんと番号を受講生が打ってメモしてました。これもスゴイ!)小さな野花や木の実(食べたら美味しい木の実も)蓼食う虫も好き好きの蓼(ヤナギタデの葉)は辛かった。

頂上を目指しての山歩きも良いけれど、立ち止まりながらの山歩きは目にも体にもやさしいですね。

ツルニンジン
雌しべが3つに開いてる
アケボノソウ
黒点が夜明けの星の様
ゲンノショウコ紅花
日本の三大薬草のひとつ
木々をやさしく感じる

9期生10月1日講座報告

開催日2014年10月1日(水) 曇りのち晴れ
講座名星座入門
講師中島 健次先生(那須香天文台 台長)
場所ソフイア堺(プラネタリウム)、平和と人権資料館

ゆっくり夜空の星を見ることを忘れていました。光って見えている星が気の遠くなる時間、何光年もかかって地球に届いているのです。太陽が一つしかない地球、宇宙には何個もあるところも。四季の星空の観察が出来る星座早見盤の使い方を教えていただきました。

レストランでの昼食後、プラネタリウム見学。カナダ・イエローナイフにて撮影した、オーロラの実写映像とオーロラ交響曲、幻想的で夢の世界へ..10月6日の十三夜、10月8日の皆既月食、12月14日のふたご座流星群の流れ星、秋、冬の夜空、楽しみですね。

月の裏側はクレーターが多い
天体望遠鏡を覗く
星座早見表です
平和と人権資料館

9期生9月24日講座報告

開催日2014年9月24日(水) 曇りのち小雨
講座名里山の観察
講師上久保 文貴先生
場所神於山(こうのやま)、意賀美(おがみ)神社

今日は台風の接近を気にしながら、曇り空を眺めながらの里山植物の観察となった。当初の予定を雨を警戒して少し変更。約300メートルの神於山と意賀美神社へ。

まず、神於バス停より植物観察しながら神於寺へ。出迎えてくれたテーダマツを見上げながら、山道を行く。神於山頂の国見の森広場で昼食後、山を下り、バスで意賀美神社へ。ここは「雨降り大明神」とも呼ばれている。日照りには、滝の水をさらえて神前に祈ると、必ず雨が降ったことから「雨降りの滝」と呼ばれ、神社の森には、くすのき・やまももなど、約70種の暖帯樹が茂り、市の天然記念物となっています。また、大阪府の「みどりの百選」の一つに選ばれています。

私達には神前にお祈りする前から、雨降りが、、、すごいですね。でも、大雨になることなく、帰途に。

テーダマツを前に
マルバルコウ
カギカズラ
茎に鉤がある
テイカカズラの白い毛のついた種
奥に雨降りの滝

9期生9月17日講座報告

開催日2014年9月17日(水) 晴れ
講座名淡水魚入門
講師佃 十純先生(加呂登池自然クラブ)
場所午前:大泉緑地 講集会室、午後:加呂登池

午前の講義は、淡水魚の歴史から始まり、エッと受講生が驚いた、煮干しの解剖に入っていきました。ルーペ片手に爪楊枝、カッター、慣れない細かな作業に悪戦苦闘。脳、心臓、耳石、肝臓等々、取り出し。二枚おろしの後は、ランチ前のおやつにする人も。

昼食後、加呂登池へ移動。胸まである長靴や太ももまでまである長靴に履きかえ、池の中へ。泥に足を取られながらもモンドリを仕掛け、草の茂っているところや隠れていそうなところを網ですくって生き物を採取した。カダヤシ、モツゴ、タモロコ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヤゴ、ザリガニなど、小さな生き物が一杯。残念なことにメダカは捕れなかった。一人も池にドボンすることなく、終了しました。

見つけた!
長靴に履きかえ中
ソロソロとモンドリを仕掛けに
捕れた生き物をバケツの中へ

9期生9月10日講座報告

開催日2014年9月10日(水) 晴れ
講座名磯の生物観察
講師和田指導員(水産技術センター)、山田 浩二先生 (貝塚市立自然遊学館 研究員)
場所午前:大阪府立環境農林水産総合研究所 水産技術センター、午後:豊国崎

暑さがまだ残る中、マイクロバスで少し遠出をしました。大阪府下にある数少ない自然海岸、豊国崎と水産技術センターへ。

水産技術センターでは、大阪湾の環境の保全・改善と水産資源の管理・増殖技術についての調査研究をしています。養殖ではなく栽培漁業のことです。卵から稚魚を育て、ある大きさになったら放流。そして一部には、標識を付けて動向を探っています。

今、約10種類の稚魚を育てています。センター内の大きな水槽で稚魚(カレイ、オニオコゼ)を見学、その可愛らしい動きに思わず歓声が(美味しそうって声も聞こえたり?)

昼食後、豊国崎へ。丁度、干潮で磯も広く、生物を探して、石をひっくり返したりして、貝やかにを採取。いつものように集めて、みんなで山田先生の解説を楽しく伺いました。

つくり育てる漁業を目で見る
ナマコやヒトデ、さかなも手づかみ
かれいの稚魚
大きくなって戻っておいで
何が出てくるかな
タマキビガイ
(海に浸からない場所にいる)
目からウロコの解説もあって

9期生9月3日講座報告

開催日2014年9月3日(水) 晴れ
講座名ネイチャーゲーム
講師井上 健太郎先生 (ネイチャーゲーム指導員)
場所栂文化会館、西原公園

今日から講座です。1ヶ月余り、講座がなかったにもかかわらず、先週の続きのような雰囲気で賑やかに始まりました。残暑も少し和らぎ、うす曇りの天気を気にしながら、午前、午後ともシェアリングネイチャーの講義の後、西原公園へ。

ネイチャーゲームを体験。はがき大の鏡を鼻の下に位置し空や木々を見る。まるで空を散歩してるような不思議な感覚、色々な形の自然なものを採取。即席万華鏡を作る。カモフラージュ探し等々。

最後に室内にてカードゲーム。自然の中だけでなく、どこででも出来るのですね。自然体験を通して得た感動を共有することによって心豊かな生活を送る、シェアリングネイチャーです。

鏡の上は?
3Dシニア流生け花
カードを引きます

9期生7月23日講座報告

開催日2014年7月23日(水) 晴れ
講座名両生類と爬虫類
講師木下先生、和田先生、堺自然ふれあいの森 森の館スタッフ
場所堺自然ふれあいの森(鉢ヶ峯)、森の館

週から夏休み。今月最後の活動です。

午前は、森の館で地球史年表、冥王代から始まり両生類、爬虫類の進化まで、生態クイズを交えて楽しく学習。

午後は、ふれあいの森でどっきりの出会いを探索。連日の猛暑で、小川の流れも少なく、カエルやトカゲを見つけるのに一苦労。期待していたヘビとはついに出会えませんでした。ふれあいの森で飼育していた小さいヒバカリで、ようやくヘビ体験。ヒバカリは大人しく噛まない。思わず触ってしまいました。

涼しい教室で座学
これから探索へ
アカガエル
ニホントカゲ
スタッフの手の平にヒバカリ

9期生7月16日講座報告

開催日2014年7月16日(水) 晴れ
講座名環境対策施設見学
講師舞洲スラッジセンター スタッフ、舞洲工場 スタッフ
場所午前:舞洲スラッジセンター(大阪市環境局)、午後:舞洲工場(大阪市建設局)

都市生活を維持してくれている、隠れた存在。普段、見学する機会のない施設へ行ってきました。

午前と午後に分け、二か所を見学。舞洲スラッジセンターでは、下水をきれいな水にして自然に返し、汚泥はスラッジとして建設資材として有効利用。舞洲工場は、収集したゴミを完全に焼却し、発生したガスやダイオキシン類を無害化している。ゴミの焼却で発生した蒸気を舞洲スラッジセンターへ供給、余剰の蒸気を発電に利用。余った電気は電力会社に送電しています。

映像で説明を受ける
覗き込むと底には大量のゴミが
破砕機の鋼鉄製の刃、摩耗すると溶接で肉盛して再使用
ユニークな建物、USJと間違う人も

9期生7月9日講座報告

開催日2014年7月9日(水) 晴れ
講座名ビオトープ入門
講師木村 進先生(大阪府立泉北高校教諭、大阪自然環境保全協会理事、たんぽぽ調査事務局)
場所堺市立栂文化会館、大阪府立泉北高校

台風が近づいて来ているため、天候が心配されましたが、何とか持ちこたえました。

午前の座学は、今期2回目のタンポポ先生こと木村先生です。ビオトープ造成の基礎知識、そして管理①自然のまま放置し人の手は加えない(原生林)②人の手を加えながら出来るだけ多様な生物が生息できるようにする(里山)古くは①の考えが有力だったが、近年は②と考える人が多く、目指す自然が異なればいずれが正しいとはいえない。

座学の後、徒歩で泉北高校まで移動。スーパーサイエンスハイスクールに指定されている同校は国際交流も盛んだ。木村先生、サイエンス部が管理しているビオトープ池を見学、生物を採取した。外来種のアメリカザリガニ、メダカ、マルタニシ等がとれた。教室で池のプラクトンやボルボックス、ミドリムシ、アメーバー、アカゾウリムシ、ミカヅキモ等々、顕微鏡での微生物観察はあちこちで歓声が!童心になれました。

ビオトープとは
ビオトープ池とは
生物採取
顕微鏡を覗く
ガガブタの花危急種