| 開催 | 2026年 5月 13日 (水) 曇り時々晴れ |
| 講座名 | 植物入門(木本) |
| 講師 | 出原 茂樹先生(堺植物同好会) |
| 場所 | 堺市立栂文化会館、西原公園 |
今日は前回の草本に続き、元高校で生物を教えられていた出原先生による、木本植物についての講義です。午前の座学は、標高(温度)差・降雨量差別の植物の生態系(バイオーム)を日本・大阪に当てはめての説明で始まりました。途中先生が若かりし頃、亜熱帯雨林が育つ父島と奄美大島で行った調査の苦労話(笑い話?)を交えながら、南大阪のバイオームについて、照葉樹林を中心とし、山間部では夏緑樹林、南部に暖地性植物、八尾周辺に花卉植物があることを学びました。草地から樹林に至る遷移には三百年以上かかることや、近年の害虫による松枯れ、ナラ枯れ、サクラ被害などの話もありました。最後に、西原公園には絶滅危惧種が2種あることと、午後の見学に役立つクイズを出され、みんな熱心に調べ、質問しながら答え合わせに挑みました。
クイズ:
①十両はヤブコウジ、千両はセンリョウ、万両はマンリョウ。では、一両は?百両は?
②ウナギの蒲焼で使用する備長炭(びんちょうたん)の原木となる木は?
③触れるとかぶれる樹木は何と何の木?
④お墓に供える墓花に使用する木は?
⑤一本の木でも、葉の位置によって、その形が変化している木は?
⑥秋になり落葉すると、その落ち葉から甘い「みたらし団子」のような匂いのする木は?
⑦本来は九州で自生している植物で、環境省による絶滅危惧種に指定されている木は?
午後の西原公園での観察会では、「西原公園で観察される樹木」の資料を片手に座学で学んだ陽樹・陰樹、コナラからアラカシへの遷移、見慣れた樹木の特徴や綺麗な花・実、見慣れない樹木の名前と特徴などを丁寧に教えていただきました。最後に絶滅危惧種の2種も目にして、公園内の多くの自然に触れることができました。暑さが徐々に厳しくなってきている中、自然の中を歩くことで、樹木の学びに加え、森林浴をしながら五感で感じ、変化も観ることができたと思いました。本講座での多くの樹木の名前はとても覚えきれませんが、一つくらいは頑張りましょう。






クイズの答え
①一両はツルアリドウシ、百両はカラタチバナ
②ウバメガシ
③ヤマハゼ・ヤマウルシ
④ヒサカキ
⑤カクレミノ
⑥カツラ
⑦ハナガガシ
