| 開催 | 2026年 9月 30日 (水) 曇り |
| 講座名 | 金剛山の植物観察 |
| 講師 | 土井雄一 先生、(ブナ愛樹クラブ代表) |
| 場所 | 金剛山 黒栂谷(千早赤坂村) |
雨が続いた天候の中、やっと予報は晴れ。でも、なんとか曇りという感じの中、金剛山の植物観察が始まります。金剛山は大阪府と奈良県にまたがり、山頂は1,125mですが奈良県にあり、大阪最高峰は大和葛城山の959mとのこと。今日は金剛山登山口のバス停から、黒栂谷を標高でおおよそ500mから700mまで、往復で約4kmの距離を歩きながら周辺の植物を観察します。
土井先生からの資料を手に、まずはバス停周辺の花や木々の観察からスタートしました。緑色の実をつけた「ヨウシュヤマゴボウ」はもう少しすると赤い実になり、「シュウカイドウ」はベコニアの仲間で葉が非対称な形、雄花・雌花があり、「ツリフネソウ」の細長い花は蜂が頭を入れて蜜を吸う時受粉に貢献するなどの興味深い説明がありました。「アブラチャン」はクスノキ科で、その実は油分でよく燃えること、「ツクバネ」の実は羽根つきの羽根のような形、「コアカソ」の実は虫こぶの方が大きいなど面白い説明が次から次へと続きます。途中の砂防ダムでは、昔の土石流で下の家が壊されたため、流木止めが作られた話もありました。でも、最近の豪雨ではやはり心配になりますね。「ムカゴ」の実はおいしく、味見もしましたし、「ウワバミソウ」も様々な料理に使えますが、マムシグサこと「コウライテンナンショウ」はまだ緑でしたが、毒があるとのこと。「シラネセンキュウ」は葉の中に隠れていた花を出して見せてもらい、その抜け殻である葉柄の先から葉が出てくることなども学びました。お昼前の最後に「アケボノソウ」の可憐な花を見ました。5枚の花びらそれぞれに点があり、虫たちも集まっていました。帰り道でも、特定外来種の「アレチウリ」や、中国から来たらしい「ダリア」のような赤い綺麗な花など見ながら、資料の一覧103種のうち50種以上観察が出来ました。
数多くの植物について次々解説をして頂き、多少追いつきませんでしたが、渓流の水音を聞きながら、暑さもおさまった林道を歩くことで、すがすがしく学習できました。ただ、山中の草木にも多くの外来種が増えてきており、環境への不安を感じる一面もありました。(Y/M)






