大阪シニア自然カレッジ

18期生 9月 30日 講座報告

開催2026年 9月 30日 (水)  曇り 
講座名粘菌観察
講師川上 新一 先生(和歌山県立自然博物館)
場所ノバティホール・烏帽子形公園(河内長野市)

 午前の座学では「粘菌とは?」の話から始まりました。粘菌は変形菌とも呼ばれ、「菌」という名がついていますが菌類でも動物でも植物でもなく、アメーバ動物の一種とされています。世界で1,000種ほど、日本では600種ほど確認されています。
 粘菌のライフサイクルは、胞子➔発芽➔粘菌アメーバ➔遊走子➔接合子➔小さな変形体➔変形体➔子実体形成➔子実体、となり、今回は変形体や子実体を観察するのが目的です。

 今日のフィールド烏帽子形公園は離れている為、座学は軽く予習程度で済ませてフィールドに移動し粘菌探しが始まりました。駐車場近くの広場には朽ち木や積もった落ち葉等も多く、あちこちから先生を呼ぶ声が聞こえます。「これ、違いますか?」「う~ん?これはキノコです」「残念、菌類ですね!」など、なかなか見つける事が出来ません。そんな中「おめでとう!これはシロウツボホコリの未熟子実体のようですね。」との先生の声に歓声が沸き、次々写真を撮る姿が見られました。その後も粘菌探しは続いたのですが、成果は変形体らしき物とシロウツボホコリの2種に留まりました。

昼食後は映像を見ながら、いろいろな種類の特徴や見分け方などの詳しい説明をして頂きました。また先生持参の標本を、顕微鏡を使っての観察もあり、今日の収穫シロウツボホコリと変形体も観察出来て楽しい時間でした。粘菌の観察に最適な季節は梅雨時から夏が良いようで、次回は季節を変えてカラフルな粘菌に会いに行きたいと思っています。    (S・Y)

現地の朽ち木についたシロウツボホコリの未熟子実体➔➔
持ち帰ったシロウツボホコリ
粘菌探し
顕微鏡での観察・ヘビヌカホコリの標本
持ち帰った変形体らしき物、薄い灰色の生物見えますか?
粘菌座学風景