吟行部会 2月活動報告
仁徳天皇陵前でボランテイアさんから「古墳」の説明の後、梅の花が満開の公園内をゆっくりと吟行しました。ここ数日の暖かさで、桜の花も咲き始めていました。その後 句会会場までバスで移動しました。
会員代表句
- 春日浴びゆっくり過ごす日も楽し (尚文)
- 山覚める大地ゆるりと目覚めけり (たけみつ)
- 風も良し光また良し猫柳 (洋洋志)
- 早春や伸び始めたる豆の蔓 (まさこ)
- せせらぎに銀の音符よ猫柳 (ゆき雄)
- 早春や淀の土手行く潮の風 (みえこ)
- 初音から今日で五日目上手く鳴き (河笑流)
- きつぱりと世に出て来たり蕗の薹 (ふじ乃)
- おわかれね濃く匂ひくる沈丁花 (楠子)
- 塔ふたつ草餅二つ當麻寺 (万未知)
- 草餅や母が使ひし皿に置く (佐都)
- 猫柳昨夜の雨を含みおり (行行子)
- 釣り人に笑みを来たすや猫柳 (豊年)
当日句
特選
入選
- 風光り静寂(しじま)の統ぶる円(まろ)き墳 (ゆき雄)
吟行部会 1月活動報告
前夜より残る雨模様でしたが、蛸地蔵駅に集合した頃にはどうにか上がっていてゆっくり吟行することができました。
だんじり会館・岸和田城ではボランティアガイドさんの丁寧な説明につい時間が気になってしまう程で、熱心にまた楽しく話してくださいました。
駅前商店街を抜け、天性寺、紀州街道は風情があり、古を彷彿させる町並みでした。(U.T)
会員代表句
- 注連飾り隣近所が気にかかる (尚文)
- 柏手二拍淑気満ちたり龍を呼び (たけみつ)
- 寒日和ただそれだけの馳走かな (洋々志)
- 啾々と鬼も哭きをり凍つる能登 (ゆき雄)
- 祝箸名を書く夫に傘寿くる (みえこ)
- 顔見せぬ孫の名前も箸紙に (河笑流)
- 蝋梅や何故に淋しき色つけて (流以)
- 句座に入る寒紅きりと引き直し (都史子)
- 寒風に身じろぎもせず読経僧 (ふじ乃)
- 蝋梅の匂ひ降り来る路地の角 (楠子)
- 竹馬を斜めに倒し駆け比べ (万未知)
- 悴むやリードの先に犬二匹 (佐都)
- 竹馬やがき大将に孫九人 (行行子)
- 竹馬が屋根に眠りたボール取る (豊年)
当日句
特選
佳選
- 冬空の八陣の庭白く映え (河笑流)
- 蛸地蔵の謂れの寺に懐手 (都史子)
吟行部会 12月活動報告
前日よりの雨しぐれの続く吟行会、皆さん雨覚悟の出立ち。幸いにも風もなく空も雨を我慢してくれた天候の下、14名道明寺界隈を巡りました。東高野街道は弘法大師が京の東寺と高野山に本拠を構えられて以来、一番よくお通いになられた街道とのこと、私たちも僅かな道のりながら大師の偉業を会間見せて頂く吟歩となりました。 (M.M)
会員代表句
- 年惜しむ年となりゐて髪を切る (たけみつ)
- 陽だまりや年惜しむ程の事もなく (洋々志)
- 一筆の雲鮮やかに冬はじめ (まさこ)
- 百寿なるモダンな義母と年惜しむ (ゆき雄)
- 冴ゆる夜の靴音星に響きけり (みえこ)
- 冴ゆる空震え眺むる大三角 (河笑流)
- 冴ゆる夜も凛と住吉高灯籠 (流以)
- 走り書き多き句帳や年惜しむ (都史子)
- 冴ゆる夜竹灯籠の揺らぐ道 (ふじ乃)
- 人の世の戦終わらず年暮るる (楠子)
- 手袋を慌ててはずす着信音 (万未知)
- 月冴ゆる銭湯前の待ち合わせ (佐都)
- 最後まで後三ページ月冴ゆる (行行子)
- 忘れ得ぬあの手袋を失くしけり (豊年)
当日句
特選
- 撫牛の鼻に手を当て年惜しむ (都史子)
- 濡れ砂利の清けき砂紋ふゆの寺 (流以)