| 開催日 | 2018年10月24日(水) 曇りのち晴れ |
| 講座名 | ブナ林の保全 |
| 講師 | 弘田 純先生(大阪みどりのトラスト協会、ブナ愛樹クラブ代表)他スタッフ数名 |
| 場所 | 和泉葛城山(大阪府、和歌山県の境) |
和泉葛城山の標高650m付近から頂上(858m)に茂る天然のブナ林は貴重な森林として大正12年に国の天然記念物に指定された。
ブナは平均気温が6~13度の涼しい地域で生育し標高1000m以下ではほとんど見られないことから、生育の南限と言われる。幹は白っぽく葉脈が10本前後のホンブナと、幹はやや黒っぽく葉脈が15本前後のイヌブナがある。成長は非常に遅く、日当たりの具合で異なるが、日陰ではH5年の種が24年経ってやっと1cmの幹で高さが60cmにしか育っていなかった。幹の断面には年輪が見られず材質が非常に硬い。種は6~7年周期で豊作となり、リスや昆虫が食べきれなかったものだけが地面に落ちて発芽し300年程かかり大木になるとの事。ブナ林が貴重な所以である。
昼食後、3班に分かれて間伐の実習。足場と周囲の確認、倒す方向をしっかり設定し、手鋸で作業。受け口の寸法や追い切りの方法など、沢山のノウハウがある。輪切りのヒノキのお土産は風呂に浮かべると檜のいい香りが大変心地良いとの事。イヌシデ、タラノキ、ヒバ、リョウブ、コシアブラ、タカノツメの木やツルリンドウ、センブリの可憐な花なども沢山観察する事ができた。
台風の影響で大木がたくさん倒れ、一度の災害で数百年の営みが無になる自然の厳しさを実感した。(1班作成)



