大阪シニア自然カレッジ

17期生 2月4日講座報告

開催日2026年2月4日(水) 晴れ
講座名竹の伐採と炭焼き体験
講師柴山 朗生先生、スタッフ(富田林の自然を守る会 炭焼き班)
場所奥の谷(富田林市彼方)

 今日も寒い中、滝谷不動の奥の谷にて竹炭焼き体験です。滝谷不動から里山「奥の谷」へ移動しますが、昨年1月の春の七草粥作り以来です。ここは、竹だけで無く樹木、動物など自然あふれる里山で、今回の体験も炭焼きだけでは無く、竹を伐採し、運び、切って、割って…。なかなか大変で面白い体験ができました。

 まず、はじめに富田林の自然を守る会の炭焼き班、柴山先生によるオリエンテーションからです。講義から始まり、約600種ある竹の中、日本には真竹、孟宗竹、淡竹の3つが多く、地下茎を張り巡らせて勢力を広げていくとのこと。用途としては、タケノコのほか、竹皮、竿・かご・ほうき・建築資材等の生活用品のほか、楽器・弓・竹刀等日本古来の文化に関わる利用も多くあります。しかし、1960年頃からプラスチックの普及により利用価値が低下し、放置竹林が増えてきていました。竹は1日で高さが1mも伸びたり、地下茎を1年で5mも広げたりその成長が凄いため、他の樹林の勢いを衰えさせ、土壌の保水力低下にともなう地盤の弱体化につなげてしまいます。そのため、竹を伐採・活用し、炭にされているマングローブ保護のためにも燃料・消臭剤や吸湿剤としての竹炭やサスティナブルなチップ材料などへの活用を進める必要があるとのことです。

 まずは、2班に分かれ竹の伐採から体験です。裏山まで行くと、立派な竹林がものすごい急斜面にありました。斜面を登って大きな竹の伐採にチャレンジです。10cm以上の太さで20m近い長さの竹を頑張って切りましたが、倒れるときはなかなかの迫力でした。さらに手分けして、倒れた竹を運べるように切り分け、不要な小枝を落とし炭焼き小屋まで運びました。さらに、切った竹は70cmの長さに切り、ハンマーと竹割り器で4つに割り、節を鉈で落として炭焼き準備完了です。炭窯にいっぱいに装填した後、土で隙間無く蓋をして火をつけます。本来ここから十時間以上かけて蒸し焼きにし、炭化させるのですが、今回は時間の都合でここまでで、過去に焼いた竹炭(ほかにドングリ、松ぼっくりの炭もあり)をいただきました。冷蔵庫内や下駄箱やトイレの消臭剤になるとのことで、他にも使えそうな面白いお土産になりました。また成長の早い竹には困ることも多く、里山の自然を守るには手が掛かることも知ることができました。               (Y/M)

オリエンテーション
竹の伐採
炭焼き竹の準備
炭焼きと蔵出し