大阪シニア自然カレッジ

19期生 7月22日講座報告

開催2026年 7月 22日 (水) 晴れ
講座名天体入門
講師中島健次 先生 (那須香大阪天文台 天文台長)
場所SAYAKAホール(狭山市)

 今日は狭山市のSAYAKAホールに集合し、中島先生による「天体入門」講座で、大宇宙の魅力を1日たっぷりと楽しみました。

 まず、太陽の話。我々地球上すべての生命は太陽からの光や熱のエネルギーで支えられています。その太陽の莫大なエネルギーが黒点近くで起こす爆発現象が「太陽フレア」。大規模な爆発により地球磁場が乱れ、通信機器・GPSを狂わせ、電車やバス、野菜の価格にまで影響が及ぶこともがあるそうで、そのリスクは他人ごとではありません。

 次に、月の話で印象に残ったのは、「見かけの大きさが違って見える」のは人間の目の錯覚であること。「皆既月食になった時の月の色が赤っぽい」のは月に大気を通り抜けた赤い光が曲がり届くから。「月の模様(うさぎやカニ)が変わらない」のは、月の自転と公転がともに27日で同じだから…?!。先生の話は知らない事も多く、楽しく、どんどん進みます。

 次は、太陽系の惑星「水金地火木土天海」と衛星の解説。写真や資料で比較してみると、それぞれの特徴が実に個性的で驚きでした。あの「冥王星」が準惑星になったのは、「冥王星のまわりには、同じような氷の小天体がたくさんある」という大発見があったからなのです。アメージング!

 次は、夜空の星たちの話。時間や季節によって見える星が違います。北斗七星、春、夏、冬の大三角などは、星座とは違う特徴のある星の並び方なので、星を見つけるための目印になると教わりました。恒星までの距離の話はとても印象的で、夏の大三角のベガと地球との距離は25光年(光が25年かけて進む距離)、つまり、私たちが今見ているのは、25年前の星なのです。プレアデス星団「スバル」までは約440光年、年齢は2億歳手前で、星の世界では小学生ぐらいとのこと、宇宙のスケールには驚愕です!!!

 天体望遠鏡は天体観測に便利なツール。初めて作ったのはガリレオ・ガリレイ、今や宇宙望遠鏡まで登場しています。講座では先生のニュートン式反射望遠鏡の実物を見ながら仕組みの説明を聞きました。値段は安いが、調整して使うのが難しいとのこと。その望遠鏡とスマホを使って写した月の写真は、実によく撮れていて美しかったです。  星座早見盤も星の位置や名前を調べるのに役立つツール。製作した星座早見盤を7月22日20時の夜空に合わせて、使い方や星空観察のポイントを教わりました。星座は全天で88あり、それにまつわる神話や物語、星の名前の由来や歴史などを語っていただきました。先生の心地よい語り口や楽しい仕掛けを通して、星空の世界を深く満喫できる時間になりました。

  座学:太陽の構造と表面の様子
  座学:日食・月食の見え方
     座学:月の見え方と模様
  座学:太陽系  冥王星はどこ?
 天体望遠鏡に挑戦。ニュートン式天体望遠鏡はお値打ちだけど少し難しい
    自作した星座早見盤を使ってみます
国際宇宙ステーション「きぼう」…
自宅で見てみよう!

【先生からのお知らせ】

☆天体ショーの予定☆彡                                         次回皆既日食:2035年9月2日 日本では北陸から関東北部で観測できる

次回皆既月食:2029年1月1日(何とおめでたい!!!)

☆近くの星空観察のメッカ…和歌山県護摩壇山、奈良県大台ケ原、兵庫県大撫山(西播磨天文台:ここは来年度の講座で予定してます)

☆自宅から国際宇宙ステーション「きぼう」が見えます → きぼう予報を調べて下さい           

   ⇒きっと宇宙が身近になりますよ。(^_^)