大阪シニア自然カレッジ

植物部会の12月活動報告

日時2025年12月3日(水)  晴れ      
場所大泉緑地公園(堺市)
参加人数25名

 今日から本格的な寒さ到来との予報で、各自それなりの寒さ対策をしての参加。集合地の金岡口の公園アプローチはイチョウの枯葉が舞い落ちつつあり、路面はどんどん黄色くなっていく。 今日のコースとどんぐりの種類説明の後、各自、園内のどんぐりマップとどんぐり検索表をもって採集へスタート。 最初は近くのシラカシアラカシから、 この2種は園内に多く植栽されておりどんぐり採集には困らない。次のクヌギコナラでは樹下一面に覆われた落ち葉をかき分けてのどんぐり探し、でもこの2種も植栽数が多いので難なくゲット。地図から探せば次はアベマキとカシワ、アベマキは直ぐに見つかったが、カシワの樹がなかなか見つからない。諦めて次のシリブカガシマテバシイの大木へ、両者とも常緑樹で樹下に落ち葉もなく、落ちていれば難なく拾えるが、今年は結実年でないのかどちらも樹下には見当たらない、それでも堆積物をかき分け昨年のものと思われるものを皆さん採集することができ安堵、そして昼食タイムとなる。昼食場所は加呂登池の近くでしたが、目の前にあるではないかマップとは違う場所にカシワの樹が、でも樹下は綺麗に清掃されておりどんぐりをゲットした人は少ないよう。

 昼食後はスダジイナラガシワウバメガシの大木をマップどおりの位置に見つけ樹下にあるどんぐりを難なく採集、これで地図にある11種全てのどんぐりをゲットしました。帰路では頭泉池近くのヒマラヤザクラの開花を楽しみにしていましたが、まだ咲き始めたばかりでちょっと残念、満開には後10日程先か。 ふれあいの庭ではまだ咲いているカワラナデシコ(自然のものは7~10月開花、園芸品種は12月頃まで咲く)、タツタナデシコ(園芸種)、アゲラタム(キク科、園芸種)を見て、最後のはないずみの庭では皇帝ダリアの花、ノボタン、カリンの実、ギンバイカの実(なぜか一部に花がさいていた)等を観賞し、 部会は解散となりました。

 この時期の大泉緑地公園は紅葉、黄葉が丁度盛り、どこへ行っても目の前は見事に美しく絵になる景色、その中を落ち葉を踏みながら歩くのは本当に気持ちが良いもので、幸い寒さもそれほどではなく、充分満足した一日となりました。(M.K)

銀杏のアプローチ
落ち葉を分けてのどんぐり探し
ヒイラギモクセイの花
15㎝位のスミレホコリタケ
園内は紅葉・黄葉
落ち葉の中をサクサクと
咲き始めのヒマラヤザクラ
寒さに強いアゲラタムの花
まだ咲いていますタツタナデシコ
天高く皇帝ダリア
ギンバイカの実、中に時期外れの花が
採集成果、11種のどんぐりと葉