大阪シニア自然カレッジ

18期生 11月12日講座報告

開催日2025年11月12日(水) 曇りのち雨        
講座名ブナ林の保全
講師土井 雄一先生(ブナ愛樹クラブ代表)ブナ愛樹クラブの皆様
場所和泉葛城山(大阪府・和歌山県)

 今日は和泉葛城山頂の周辺にある天然記念物のブナ林の観察と間伐体験である。
マイクロバスで和泉葛城山頂へ、到着してバスを降りると寒気で全身を包まれて「お~寒い!」気温6℃と予想以上の寒さに急いでもう一枚着こみました。講師はブナ林と周辺のゾーンの保全活動をされているブナ愛樹クラブ代表の土井先生と会員の皆様です。
 ブナの実は約5~7年に一度大量に実をつけるそうで今年は不作の年で残念ながらブナの実はほぼ無い状況でしたが、紅葉、落葉が始まったブナ林には30種類以上の樹木が生育しており、樹形、樹皮、葉や色の違いの説明を聞いて観察して違いを確認した。

 昼食後は「お待ちかねの?」ヒノキの間伐体験。ヘルメット、手袋、ノコギリを携行して準備OK。植栽して60年以上のヒノキの間伐開始。倒したい方向に切込みを入れる(受け口)次に受け口の裏側に追い口を切込むノコギリ作業なのだがスムーズに引き切るのに結構苦労した人もいたが指導して頂きながら受け口、追い口切りを完了してロープを引いて倒した後、枝切りをして間伐は無事終了。
 最後はヒノキの丸太切り体験。事前に少し切れ目を入れてくれている丸太を切ったが「あぁ~しんどい」「まだ切れへん!」「頑張って切るぞ~」などの声が聞こえたが全員自分が切ったヒノキをお土産でお持ち帰りです。
 自然のキャンバスに紅色。黄色、茶褐色、緑色などで描かれた秋の風景に心が癒された講座でした。ブナ林の保全に努められているクラブの皆様に感謝! (T・O)

樹木の種類が多いブナ林
受け口、追い口の切込み作業
上 倒れるヒノキ 下 丸太切り  
自然の秋色
集合写真