| 開催日 | 2016年5月25日(水) 曇り |
| 講座名 | 京都深泥池の自然観察と京都府立植物園見学 |
| 講師 | 竹門 康弘先生(京都大学 防災研究所准教授)、柴田先生(京都府立植物園協力会) |
| 場所 | 京都深泥池、京都府立植物園 |
地下鉄「北山」駅より、鞍馬街道を北へ歩を進めると程なく深泥池に到着。ここは「深泥池生物群集」として国の天然記念物に指定され、保護が図られているところである。生物群集の天然記念物指定はここだけ。厳格に言うと池の水コップ一杯持ち帰るにも規制がかかるという。
この深泥池には浮島があり低層湿原と高層湿原が共存、驚異的な生物多様性が見られる。トンボだけでも68種がいるというからその多さがわかる。枯れ葉などの植物遺体は完全に分解せずに泥炭化して堆積し、その上にミズゴケ等が生育、分解の際に発生するメタンガスで浮き上がり浮島を形成、季節で上下動するというから驚きである。また深泥池は湿地として驚異的に長寿。流入河川がないため、土砂で埋まることもなく14万年前の歴史が刻まれている。一時、上水道配水池からの漏水で水質が変わり、ジュンサイ等の水草がダメージを受けたが、その後の漏水のポンプアップ実施により改善された経緯もある。深泥池の保全には貧栄養・酸性水質が必須である。水面全面にジュンサイの葉、ヒメコウホネが黄色い花を、カキツバタは白い花を可憐に咲かせていた。大都会にある貴重な自然の宝庫に感謝!
午後は京都府立植物園の見学。協力会のガイドさんに1時間のガイドをお願いしたが、甲子園球場6個分あるという園内を回るにはあまりにも時間が短くガイドさんの好意で時間延長、メモや写真が追い付かないくらいの多くの植物を観察、最後はバラ園へ。比叡山を背景に咲き誇る花々は確かに絵になる。






