大阪シニア自然カレッジ

8期生講座報告

8期生9月3日講座報告

開催日2014年9月3日(水)
講座名海ほたるの観察
講師山田 浩二先生
場所泉南里海公園青少年海洋センター

浪花にも お江戸にもある 海ほたる たがいに競う 夜のきらめき

「海ほたる見に行ってきた」と話せば「東京にいってきたんか?」たいがいの人が訊きかえしました。

海ほたるの解説(手抜きしました。すいません)
ハニートラップ?
そっちの水はにがいぞ。こっちの水は甘いぞ
「誘惑にはきいつけや」といってたやろ
「天の川」の出現
海ほたるの正体
課外授業
翌日海洋センターでのゴムいかだ乗り

8期生7月23日講座報告

開催日2014年7月23日(水) 晴れ
講座名高山植物観察
講師ネイチャーガイド 藤井氏(伊吹山もりびと会)
場所伊吹山山頂付近(滋賀県米原市)

バスを降りると、そこはうっすらとガスのかかる伊吹山登山道入り口です。標高1,000mを超えるとさすが空気がひんやりとしていて爽やかで下界との差を感じます。「さあ、体の空気を入れ替えましょう」と藤井ガイドの掛け声のもと、登山前のストレッチ体操を行ない、本日の講座が始まりました。

伊吹山ガイド歴13年の藤井氏。「伊吹山の地質は石灰岩でできており、このことが伊吹山の植生を作っています。」そして、「近年、花が少なくなってしまいました。猪・鹿が繁殖しました」と寂しげに話される。

しかし、さすが伊吹山、赤・ピンク・茶色・白・青・紫・黄色の沢山の花々が迎えてくれました。それらの花々について、名前の由来、花の作りの特性、また、花の種類の特定の仕方などのレクチャーを受けました。受講生として、これらの花の名前をなかなか覚え切れず、「これ何だった?」の繰り返しでした。そして、「また会おうね」と自らをなぐさめつつ、次の観察地へ向かいました。

下界の暑さを和らげる、醒井の清流に咲く「梅花藻」に涼をもらって前期最後の講座を終え帰路につきました。(T.I)

行列の出来る登山路
山頂で雨水を集める石積み階段でのランチ
石灰岩地に適応した「ミヤマコアザミ」
じゃこうの香り薬草「イブキジャコウソウ」
可憐でかわいい「イブキフウロ」
湧き水の清流に似合う梅花藻

8期生7月16日講座報告

開催日2014年7月16日(水) 晴れ
講座名京都深泥池・植物園観察
講師竹門 康弘先生(京都大学准教授)
場所深泥池、京都府立植物園

深泥池に到着。でも先生はまだ。先生を待つ間。そこは、さすが好奇心旺盛な講座2年目のカレッジ8期生、三々五々、生き物や植物を自主的に観察。深泥池、広い湿地みたい。池の中の島、浮島?本当に浮いているの??赤・青・緑・黄色・黒・・・いっぱい舞っているカラフルなトンボ、バッタ、水辺の植物等を観察しながら先生を待ったが、会えないので仕方なくスタッフの先導で散策スタート。

池畔を散策すること数十分。やっと先生と合流、さっそく深泥池の説明。深泥池成り立ち、水質について、不思議な浮島のできた理由、珍しい水生植物について。又、ここでも鹿の食害、なら枯れ、外来種の進出に頭を悩ましていること等について、難しい内容を分かりやすく解説して頂いた。

昼食後、京都府立植物園をガイドさんの案内で見学。やっぱり、京都の夏は暑い!(今日の京都は猛暑日でした)

これが深泥池(山の手前に浮島)
(ニックネーム)黄糸とんぼ→(本名)なんと、キイトトンボ
ショウジョウトンボ
チョウトンボ
やっと先生と合流さっそく深泥池の説明
食べたいなあ、ジュンサイ

8期生7月2日講座報告

開催日2014年7月2日(水)
講座名きのこ観察
講師西田 富士夫先生
場所京都府立 山城総合公園

今年の京都は少雨で、きのこの「出」が悪いのでは?と西田先生が心配しておられたそうですが、幸いにもつい最近2日間ほど若干降ったので少し期待できそう、ということで講座がスタートしました。

個人的には、「食用きのこ」を専門に採りまくるぞ、とひそかに決意しながら講座に参加していったのですが・・・・・・???午前中は、会議室での「講義」=「きのこ入門」、約1時間30分。この間、我らの仲間たち=受講生たちの様子は、①熱心にメモを取る者、②一応聞いている「風」の者、③目を閉じている「風」の者、等々でした。因みに、このレポート作成者の様子は、ほとんどの時間は①、ほんの瞬間的に③でした。少し早めの昼食を済ませ、初めの30分ほどは、先生の後を全員で付いて行きながらの採集。アドバイスもあってか、ポツポツと発見・採集(食用か毒かは別として)できた。

その後、三班に分かれて、運動公園内に分散していきました。初めて行った場所ではあるし、東西南北も、公園の全体像も不案内。ましてや「きのこ」については、つい先ほどの「入門講座」を受けただけの全くの素人集団。果たして見つけられるものなのか???

採集結果 種類:キクラゲ類、ヒダナシタケ類、ハラタケ類、腹菌類、子のう菌類等々、数十種類

西田先生からの事前レクチャー
獲物の品定め
よにもおそろしいカエンダケ
優秀な食用キノコ ムラサキヤマドリタケ
松林の元気の素 コツブタケ
菌界とは
世の中動物と植物だけとチャイマッセ

8期生6月25日講座報告

開催日2014年6月25日(水)
講座名大阪湾の魚の世界、岸和田ガイドウォーク
講師風間 美穂先生、ボランティアガイド
場所きしわだ自然資料館、岸和田市内

午前中は、きしわだ自然資料館での館内の見学そして「チリメンモンスター探し」の実体験でした。

館内にはいろんな生き物が飼育され、展示された巨大な象やモササウルスの骨格の標本などなかなか興味深い。また個人から寄贈されたという数多くの動物の剥製もかなりの迫力おもしろい。

チリモン探しでは、先生の説明を待たずに早速ピンセットを使っての行動開始。なかなかみなさん手早いというかせっかちというか、勉強熱心?でした。タチウオ、イカ、ガシラなどたくさんのチリモンの観察ができました。

午後はガイドさんによる岸和田の街、主に歴史的建造物の説明を受け、暑い中熱心な説明をいただき、岸和田新発見のひと時でした。

元気よく熱く語るガイドさん。
ありがとうございます。
モササウルス
どんな生きもんなんかなー。
このチリモンの名前は?
たくさん取れました。
みなさん早速チリメンモンスター探しです。

8期生6月18日講座報告

開催日2014年6月18日(水) 曇りやや雨模様
講座名有機栽培体験①
講師四日講師(ゴールドファーム代表)
場所北坂農園

3度目の正直  過去2回雨にたたられこの日も???? 幸いにも願いが通じて小康状態のもとで決行

ジャガイモの収穫を楽しんでその後は金ゴマの植え付け

秋が楽しみ・・ 

帰り際に収穫したジャガイモをいただき帰路につく途中で雨がポツポツ 

掘るときは 心静かに 手を添えて 傷をつけるな 褐色のはだ

ジャガイモの収穫 先輩の苦労したものをただでいただきすいません
大漁いや大豊作
夜盗虫(若葉を食い荒らす害虫)よけに周りに好物のヌカをまく
本日のノルマを完了 やれやれ
今日のお駄賃をいただきました

8期生6月4日講座報告

開催日2014年6月4日(水) 曇り
講座名自然観察の視点②
講師菅井 啓之教授(京都光華女子大学教授)
場所服部緑地

1年目最終に行った講座(座学)に続き今回はフィールドにて自然観察を実践、体感するプログラム。

自分の目で、なぜ?の気持ちでじっくり見、自然の営みを知ることが大切、と聞き観察スタート。これまで見過ごし、気付かなかった自然の姿の数々。地に落ちた小枝はなぜ曲がった形をしている?高架道路下の土の所に鳥の足跡と共にある凹みは何?、など身近な所に教材がいっぱい。更には枝の張り方向に対して根はどちらに伸びている?、地表を這っているのも根?アベマキの葉は必ず表を上にして地面に落ちるのはなぜ?ユウカリの葉を食べる犯人はだれ?等々。

一日の講座を終える頃には自然を見る目(芽)が少し芽生えて来た。

また、自然に在る小さな物を集めて格子状の布の上に並べて観察。それらはバラバラな存在ではなく、関係を持っており、また同じ物でも変化し多様であること、等を学習した。

雨にあうこと無く講座を終えた。今日関西では梅雨入りしたとのこと。(mo)

親根の上に子根が乗って、子根の・・♪「吸収根」
樹の成長に合わせて、それを支える親樹の踏ん張り
マテバシの一房に雄花が約300、雌花が15
イチョウの樹の下にギンナンから生まれた赤ちゃんがいっぱい
身の回りの自然の「曼荼羅」敷き図
陽の具合により苔(右緑部)と地衣類(真中白部)が棲み分け

8期生5月21日講座報告

開催日2014年5月21日(水)
講座名琵琶湖の治水、薬用植物の観察
講師施設担当者
場所アクア琵琶(大津市)、山科植物資料館(京都市)

午前中は「水のめぐみ館アクア琵琶」を訪問。瀬田川沿いにある周りの静かな環境は気持ちが落ち着く。

朝方の雨も上がりホット一息。まず琵琶湖の利水、治水、環境についての話を聞く。滋賀県の1/6の面積を占める琵琶湖には118もの川が流れ込み、流れ出す川は瀬田川のみであり、京阪神の人々の暮らしを支える大切な水源で、水の大切さを知る。また雨体験室で1時間600mmの豪雨体感も経験した。

昼からは山科植物資料館に移動、館長の説明の後3000種類と言われる薬用有用植物を案内してもらう。その種類の多さにびっくり。 ミラクルフルーツ、キソウテンガイなどミラクルな名前の植物もあり皆熱心に観察。また園内のいちご、キンカンを見つけて積極的に味見する講座生の姿が印象的でした。

雨体験室にて豪雨を体感
明治に作られた南郷洗堰(旧洗堰)
植物資料館長の説明
熱心に(?)耳を傾ける
チョウチョも仲良くペアーで歓迎
ネコのひげ(何とも面白い名前)

8期生5月14日、15日講座報告

開催日2014年5月14日(水)、15日(木)
講座名「芦生の森」ネイチャーガイドトレッキング
講師ネイチャーガイド:高御堂氏、三船氏
場所京都大学フィールド科学教育センター森林ステーション、芦生研究林(京都府)美山町

「山笑う」という表現がぴったりの美山の山々が私たちを迎えてくれました。例年より2週間早い5月半ばの芦生の森は所により残雪も見られ、大樹が芽吹く前の新緑の下を、オオルリや「渓谷の歌姫」ミソサザイの声を耳にしながらの期待通りのネイチャー・トレッキングでした。コースは例年同様で、1日目は由良川に沿った「トロッコ道」、2日目は「上谷・杉尾峠」コース。

案内は常連のお二人。熱心な受講生からは、数多くの質問があり、またガイドとの駄洒落の掛け合いも楽しみながら、学び、過ごしました。原生林ならではの動物や草木の命に加え、風や水の息吹をも感じるような森の空間を共有していることを実感出来、私たちは観察者でありながら、自然の中で身を任せて過ごしている、そんな気になりました。

あいにく2日目の昼食後より雨となりましたが森にとっては久し振りの慈雨で、幻想的な白い霧が加わった森のシーンは2日間のトレッキングの終幕として印象深いものとなりました。リピーターを含め多くの受講生がドラマ「芦生の森」にカーテンコールを。

研究員オンザ・トロッコ
トロッコ道コース折り返し地点(コヨモギ作業所跡)
ケヤキの大樹
15種もの着生木を持つ大カツラ
緑のパッチワーク
伏条更新の芦生杉
大樹の鼓動(水音)を聞く
トチの巨木
小さな存在の私たち
堂々たるアシウテンナンショウ
霧の森
全員宿舎に無事到着

8期生5月7日講座報告

開催日2014年5月7日(水)
講座名金剛山の植物観察
講師桝谷先生
場所金剛山

解ればなあ レンズの向こうに あるものが 鳥のなまえや 草木のそれが

カメラのソフトに「山カメラ」「セカイカメラ」というのがあるそうな、これを使えば映っている山やビルの名前がわかるそうです。同様に映っている花鳥の名前がわかるソフトがあれば・・

風薫る五月 眼下にゆうゆうと泳ぐこいのぼりをみて 新緑の薫りを体いっぱいにうけての一日でした

カタクリ。春を代表する花。
エンレイソウ。大きな3枚の葉の上に褐紫色の花
おいしい空気(クウキ)と食う気(クウキ)がでるお弁当
歩き組だけがあじわえた二輪草の大群
二輪草の大群
人の行く 裏に道あり 花の山