大阪シニア自然カレッジ

8期生講座報告

8期生4月23日講座報告

開催日2014年4月23日(水)
講座名ノウルシの群生地、針江生水の郷(しょうずのさと)の観察
場所滋賀県高島市

2年目講座になって最も早い時間に集合し一路琵琶湖西岸を北上。天候は快晴で屋外学習日和。右窓外には湖面からの蒸気霧に浮かんだ対岸が、左には山頂に未だ雪が残る蓬莱山と新緑の樹々。

始めにマキノ高原入り口のメタセコイアの並木(2.4km)を観賞し、若葉のトンネルを快走。湖周道路を南下し、降車して新旭地区湖岸に群生するノウルシを観察しつつ散策し、準絶滅危惧種の黄色のジュウタンを満喫。

そして、車で10分足らずの針江の街へ。湧き水が豊富であり各家庭の生活に組み込まれている川端(かばた)文化。年間通じて13度の効用、湧き水を家に引き込み洗った後の屑を鯉が処理した後に大川へ。そこでは梅花藻と鯉が、そして鮎などの淡水魚が下流の琵琶湖から遡上し、昔ながらの自然とのサイクルを保っている。

針江地区の湧き水は所により味が異なり、いただいた竹のコップであちこち味比べも楽しんだ。

8期生4月16日講座報告

開催日2014年4月16日(水)
講座名食とみどり技術センター見学
講師小野本氏、他
場所環境農林水産総合研究所(羽曳野市)

研究所内の施設の一つ「食とみどり技術センター」におじゃましました。まず研究所の概要、さまざまな活動、取り組みについての説明があり、身近にこんなにも広大な自然が生かされた環境があることを知る。

大阪には全国10位以内の生産量を誇るブドウ、イチジク、コマツナ、シュンギク、フキ(ノビスギデンネンというブランド名とか)の野菜類が有名だという。センターではこれらの恵まれた農産物を生かして、さまざまな商品開発「大阪産(もん)」の支援事業を行ってるとのこと。

次に「鶏と卵のお話」これまたなかなか興味深い内容であった。卵の構造、殻の色、卵黄の色、鶏卵の消費量etc.勉強になりました。午後は施設の園内の自由見学。自然の樹木の並木通りそして緑化樹園を通り抜け見学した。

さわやかな天気に恵まれた一日でした。

熱心に聞き入る
緑化樹園の木々
園内の見学
小さくて可憐なシジミバナ

8期生4月2日講座報告

開催日2014年4月2日(水)
講座名浄水場・植物園見学
講師施設担当者
場所大阪広域水道企業団 村野浄水場・大阪市立大学植物園

たていたに 流す・もらさぬ 魚心 寝耳・焼石 ハテなんでしょう 

水にまつわることわざはたくさんありますね。地表の70%、人体の60%を占める水、人間が使える水は水全体の0.01%とのこと、今回は貴重な水をつくる村野浄水場を訪問しました。大阪市を除く大阪府の水を供給する大阪広域水道企業団の村野浄水場を訪問しました。甲子園球場の6倍、日本最大規模をほこる施設です。

次の訪問先は植物園、大阪市立大学の研究施設として設立され一般に公開されている

マジックショー
青い水がたちまち透明に
取水口からこの大きさの導管をとおってきます
白昼ドオドオと覗き?いえ汚れ分解のためのオゾン発生機
お土産にいただいた園芸用土「あくあふれん土」
飲み水を造る過程で発生した沈殿物を加工しエコ利用
ユキヤナギが満面の笑みでお出迎え
可憐な少女 カタクリ(ややメタボ?)

8期生3月19日講座報告

開催日2014年3月19日(水)
講座名自然観察の視点
講師菅井 啓之氏、(Assist)後藤 紗貴氏
場所サヤカホール(大会議室L)
菅井先生曰く「観察とは、見て知ることではなく、直感と洞察を働かせて現象の本質を見抜くこと。自然に感動することが若さ維持の秘訣です。」
板書「自然観察」に続いて次々書かれた言葉の数々。個に分けて見る手法が「科学」、「個即全、全即個」の「華厳」の教え、個々の「境」をまとめて全体(「環」)として見ることが「環境」、自然を見る深さ「皮肉骨髄」が大事、「自然(しぜん)」と「自然(じねん)」、等々法話とも思える意味深い菅井講師の講話だった。
後藤アシスタントは「足下を見よう」活動を提唱。足下の小さな自然物を集めてじっくり見ることにより、多様な自然界での関係、人も含む自然界全体の理解、そして全てが自己と結びついていることに気付いて欲しい。
屋外での観察体験 身近にある草木はなぜ別々の形状をしているんだろう?人の指紋と同じで全ての 葉の葉脈は同一では無い!など身近な実例で「じっくり観る」ことを学習。
観察風景を観察する 会場のサヤカホールの 屋外にある大きなミラーボルに映った私たちの観察風景。これも「個」にとらわれず「全」を見る鳥瞰手法と言えるのか。
身近な足下にある自然物を集め、市松模様の布の上に並べて全体を見る。それにより身近な自然が布の上に凝縮されていることに気付かされる。曼荼羅の世界。

8期生3月12日講座報告

開催日2014年3月12日(水)
講座名ネイチャーゲーム
講師井上 健太郎先生
場所栂文化会館、西原公園

穏やかな好天気に恵まれた、心地よい野外活動の一日であった。

まずネイチャーゲームとは「自然を楽しみ自然に学び、自然と自分が一体となるアウトドア活動」であることを教えられ、野生生物、水辺の生物、樹木 森の生物の生態を楽しみ学ぶプログラムがあることを学んだ。そのあと西原公園での自然体験。いろんなゲームを体験楽しんだ。「森の色合わせ」「カモフラージュ」「エサ隠し」「鏡の世界」等みな熱心に取り組んでいた。

最後は教室に戻り最後のゲーム、フォールドポエム(3、4人のグループで詩を作る)で締めくくり。先生の締めの言葉として、「ネイチャーゲームという自然の活動を通じて、子供たちに夢と希望を与えられるよう頑張りたい」というメッセージが印象的でした。

森の色合わせゲーム(この葉この色かな?)
みんなでシカになってゲーム
2個の鏡を組み合わせ見えるものは?
万華鏡みたい???
きちんと順番に並んでニセモノ探し

8期生2月26日講座報告

開催日2014年2月26日(水)
講座名動物園の観察
講師芦田先生
場所大阪市動物園

生き残り 必要なのは 適応力 夫婦の間は にん・にん・忍・・・

「生き残った者が適者であり 適者が生き残る」

「生き物の体には意味がある」

動物園トリビア

フラミンゴ
なぜ片足で立つ?交互に足を替えることにより体温を奪われないように
ペンギン
なぜ人懐っこい?同じ二足歩行する人間を仲間と思う

なぜ鼻で物を掴む?体重が4tもあり足をつかえない
こうもり
なぜ逆さまにぶら下がる? 飛ぶために(体重を軽くするため)足を軽くした

8期生2月19日講座報告

開催日2014年2月19日(水)
講座名地球温暖化と私たちの未来
講師巌 圭介教授(桃山大学)
場所栂文化会館

今回のカレッジ講座は、堺エコロジー大学の協賛講座として開催され、両方の受講生が共に学びました。

始めに当カレッジの新谷代表の挨拶があり、午前中は巌講師よりなぜ温暖化が起きるのか、今後とも温暖化は進むことを分かり易く教えてもらい、午後は屋外に用意された幾つかの太陽集光装置を見ながら説明を聞き、そして温暖化への対応策の数々、シニアだからこそ出来る、とっておきの対応策についても学び、温暖化を日常の身近なテーマとして実感しました。

室内にて講義を受ける
「太陽熱をもっと有効活用すべき・・・」
ソーラークッキングも出来る装置

8期生2月12日講座報告

開催日2014年2月12日(水)
講座名オリエンテーリング(OL)
講師井上 健太郎氏
場所大阪府立「花の文化園」

冬とは思えない風も無く快晴に恵まれた府立「花の文化園」でのOL活動。コンパスを使わないタイプの「スコアーオリエンテーリング」について説明を受けた後、特徴ある各所に置かれた目印(ビーズ箱)を探しに園内へ。大半の草木は春を待ちこがれている状態だが、ロウバイやマンサクの花が青空に映え、梅の香りも漂う園内は春の雰囲気であった。

午後は3つの班が企画・設置したポイントを他班がお互いに探す方法のOL。この美しさ、珍しさに気付いてくれるかなとの設置者の想い、それを探し当てた人との気持ちの交流、思いがけない楽しい体験であった。

オリエンテーリングのオリエンテーション
地図を片手にビーズ集め
このビーズ箱が想いの交差点
講師より活動のふりかえり
花の文化園入り口

8期生2月5日講座報告

開催日2014年2月5日(水)
講座名里山の間伐体験
講師新保先生
場所太子町葉室里山クラブ

「まっすぐに そして大きく 育ちます リストラぬけて だいこく柱に」

小雪がちらつく里山でヒノキの間伐体験。リストラされないかとヒノキ達は戦々恐々の一日でした。

戦闘態勢万端
リストラのターゲットは?
オカチャンのためならエンヤコーラ
ヤットしとめた ふーっ!
通称「つる」間伐技術のバロマーター
この切り口はシロウトハダシとのこと
一仕事終えてのおいしい粕汁

8期生1月29日講座報告

開催日2014年1月29日(水)
講座名冬山の野鳥観察
講師仲先生、市川先生、辻先生
場所金剛山頂上付近

絶好の天気に恵まれ、頂上付近は美しい雪とさわやかな青空の世界。まさに絵にかいた世界でこれに癒された一日でした。

元気な鳥さんたちの美しい姿は、あまりまじかでは見られませんでしたが、コゲラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、珍鳥であるイスカも見られたとの事。全般的には鳥の数は少なかったが、心地よい楽しい一日でした。

鳥の声 かすかに聞こえ 青空に まぶしく光る 雪景色かな

ボタンツルの綿毛
ゴジュウカラ
鳥よ来い こい!
ウサギと野鳥の足跡