大阪シニア自然カレッジ

8期生講座報告

8期生7月17日講座報告

開催日2013年7月17日(水)
講座名奈良の巨樹
講師甲斐野 幸一先生、グリーンあすならスタッフ
場所奈良公園

終日屋外のフィールド学習は初めての体験であり、また当日は夏らしい暑い日差しの下での研修となったが幸いにも巨樹の日影の教室移動であり、全員バテずに終りまで熱心に学ぶことが出来た。

幹の中心部の空洞スペースを、地上から伸びてきた竹に貸し与え、樹の上に竹が数本育っている名物「ムクロジ」の樹。昔々、奈良公園の地に群生しており、2位が嫌いな「イチイガシ(一位樫)」。その他クスノキ、ナギ、ケヤキ、スダジイ、クロマツ、等々。

杉の巨樹を目の前に春ゼミの大合唱を聞いていると、暑い今を忘れ古代にスリップした錯覚になった。

鹿と戯れること無く学習中のシニア
45度三角測量法で巨樹の身長測定
高さ1.3m部分で胴回りの測定
浮見堂前のソメイヨシノを学ぶ
春はこのような所
ユーモアたっぷりの甲斐野講師

8期生7月10日講座報告

開催日2013年7月10日(水)
講座名ビオトープ入門
講師木村 進先生
場所ビッグ・アイ、泉北高校

我が家にも 作ってほしい ビオトープ 煙草も吸いたい 連ドラ見たい

リタイアして3年。年金生活に入れば女房は強くなるし、娘は完全に無視。女房と娘の結合はますます強く・・・壁紙の変化を気にせずタバコを吸いたい。八重の桜もビデオでなく生で見たい。孤独感がつのる毎日。

シミジミ シミジミ・・・

ビオトープとは・・・午前中の木村先生の講義。あまりの暑さでプロジェクターが熱中症でダウンのハプニングも
ザリガニは今夜のおかずになりうるか?
アメーバー・ミドリムシ・ミカヅキモ。ジットしてんとチョットは動け
ヤマトシロアリの巧みなダンス

8期生7月3日講座報告

開催日2013年7月3日(水)
講座名星座入門
講師中島 健次先生
場所ソフィア堺

自ら天文台長を務め各地に出向いて分かり易く語られる中島先生により、太陽、月、星についてお話を聞き、また持参された天体望遠鏡で観察模擬体験を行なった。

昨年の金環日食、1週間前のスーパームーンそして数日後の七夕など、身近な現象についての分かり易い内容であった。今週末の七夕で見える彦星の光は25年前のもの、織姫星が17年前のものだそうです。今年8月13日にはペルセウス座流星群が大々的に見れることをメディアに先行して情報提供をいただいた。

午後は、昨年リニューアルされたプラネタリウム館で「ハップル宇宙望遠鏡の挑戦」を観賞し、迫力のある立体的な映像に引き込まれた体験をした。当日の観賞来館者は幼稚園児とシニアの私たちであった。

ソフィア・堺プラネタ館
天体望遠鏡と中島先生
プラネタ観賞者は老若問わず
夢の世界へ導くプラネタリウム

8期生6月26日講座報告

開催日2013年6月26日(水)
講座名磯の生物観察
講師山田 浩二先生、水産技術センター 見学担当 和田さん
場所大阪府環境農林水産総合研究所 水産技術センター、豊国崎(多奈川)

一日中雨がやむことのない天候でしたが、何とか予定のプログラムを無事終了。

午前中は、水産技術センターで和田さんから、技術センターの仕事の説明および館内の見学。海を守る・魚を調べる・魚を増やす(栽培漁業)のが主な仕事とのこと。栽培漁業とは、卵をふ化させ子供を育て海に放流する漁業で、これらの魚も我々の食卓に上る魚かと納得。管内の水槽には大量のクロダイの稚魚が育てられ、またタコ、ナマコ、ウニなどの海の生物に直接触る体験もでき満足。又、性転換魚の話も、最初は♀大きくなると♂になる?なかなか面白い。

昼からは大阪の貴重な自然の磯豊国崎で雨の中自然観察。たくさんの生き物、生物の多様性を実感。最後に採集した生き物の名前、説明を聞く。海藻類、海綿動物、節足動物、軟体動物、等々名前はなかなか覚えられない。

講座生の感想メモ(一部)

  • 貝の団地発見。先生が標本で持って帰られた。うれしー!
  • ヒトデの返り感動でした。大漁で楽しい時間でした。
  • 館内 磯での解説とても熱意のある話し方で、面白かった。
  • 小さな生き物の命を見ていると、つかの間生きることを考えます。
大量の黒鯛の稚魚
生物とのスキンシップ
雨の中・・・・・・・・
何 何 何 ?????
たくさんの生物をゲット
山田先生の説明 みなさん熱心?

8期生6月19日講座報告

開催日2013年6月19日(水)
講座名エネルギーの有効活用
講師施設担当者
場所大阪ガス科学館

しらなんだ ガスから電気 できるとは コックをひねると 感電するの?

雨を予想して雨天対応型のこの講座を設定した。勘のよさ。ガス工場に原発一基に相当する天然ガス発電所があるとは・・・工場の広さ、LNGタンカーの大きさに驚き。

不思議な科学実験を楽しんだ一日でした。

マイナス196度の冷熱実験
おちないシャボン玉
バルーンサーカス

8期生6月12日講座報告

開催日2013年6月12日(水)
講座名哺乳類入門
講師早川 篤先生
場所ノバティーホール、長野公園

心配した台風がそれたお陰で、「くっきり青空」の下での講座となりました。

動物園での経験が豊富(30年)な早川先生の、身近な哺乳動物の生態や習性についてウンチクのある内容。「生態系・環境保全の為には動物を可愛く思う気持ちを卒業することも必要」、印象的な言葉でした。

午後の野外活動は、姿は見せないものの存在を示す生態状況を観察し、涼しい藤棚の下に移って、貴重な標本をもとに熱いお話、Q&Aで盛り上がりました。

受講生のコメント(一部)

  • 日本にいる陸生哺乳類が約100種もいるのは驚きでした。
  • 沖縄での生態系保護の実態をまとめた「ヤンバルのムイ」に感動した!
  • 生態系を守るのは難しい課題で、人の都合で決めてはいけないことを理解。
広い教室でのびのびと
早川先生自作の紙芝居「ヤンバルのムイ」
青空と緑の中、藤棚の下での野外講座
ハヤカワ・コレクションの数々
見て、触って生態を学ぶ

8期生6月5日講座報告

開催日2013年6月5日(水)
講座名昆虫入門
講師鈴木 真裕先生
場所堺自然ふれあいの森

梅雨入り宣言後全く雨なし、今日も快晴昆虫採集にはもってこい(?)のお天気でした。

午前中は、講師による室内での講義、「昆虫とは」「昆虫の生息環境(ハビタット)」「昆虫の多様性」等についてのお話。ふれあいの森近辺にも大泉緑地・府大の緑地・モズ古墳群等に水域があり、これらの環境を守ることが生物の生息につながり、また昆虫を知ることによって、身近な自然の見方が変わることを、おしえられた。

昼からは、昆虫採集。トンボ・バッタ・チョウチョ・カエル等を追いかけ「うまいことつかまえた」「つかまえ方ヘタクソ」などの声が飛び交い、子供の頃のように楽しんでいた様子でした。

講座生の感想メモ(一部)

  • 鉢ヶ峰にはまだまだ自然が残っていて、昆虫豊富で驚いた。
  • 採集したチョウやトンボを図鑑で確認し、子供の頃に戻ったみたい。
  • さまざまの視点から、昆虫の世界の深さを知りました。
熱心に聞きいる
さあ、アミカゴ持って
こんなところにササユリ
何の形かな?
チョウとガのちがいは?
ショウジョウトンボ?

8期生5月29日講座報告

開催日2013年5月29日(水)
講座名浜辺の植物観察
講師上久保先生
場所泉南里海公園

外来も レッドも同じ 潮内会(ちょうないかい) なぜに俺だけ 忌み嫌われる

見た目の綺麗さでは(レッドブックに指定されているものに)負けないのに、特定外来種というだけでみつかれば すぐにぬきとられる可哀相な草花 、そういえば・・・・俺も家では特定外来人?(しかも一種指定)、それとも絶滅危惧か・・・誰が危惧してくれんねん、そうではなくて(絶滅期待種)・・・絶滅を期待されてるで 、

梅雨入り二日目、前日の久保の連続の救援失敗という前兆にもかかわらず雨は回避、遠くに淡路島が望めるというお天気でした 。

受講者の声(一部)

  • 金糸梅とビョウ柳どちらも綺麗で違いもわかり感動
  • ハマゴウとコウボウムギをおぼえました
  • こんな素晴らしい海浜公園があるとは大阪に住んでいてしりませんでした
  • ササユリに感動
遠くに淡路島を望む 見えぬあたりが明石大橋
上久保先生のお話し
思わぬ宝物をみつけた感じ
レッドと外来種。呉越同浜

8期生5月22日講座報告

開催日2013年5月22日(水)
講座名緑化入門
講師北野 敦美先生、池田 栄子先生
場所堺都市緑化センター、大仙公園

堺都市緑化センターにお世話になり、草木のデパートとも言える「緑化センター」と「大仙公園」を巡っての講座でした。

北野先生からは剪定のしかた、肥料についてなど、身近なテーマでお話を。永いご経験でのノウハウ、情報が溢れており短時間では納まらないほどでした。池田先生によるフィールド学習では、目、花、口など五感で体験が出来、また歴史や古典のお話も加わり楽しく学ぶことが出来ました。

なお。このセンターでは6月第1週には恒例の「ホタル観賞会」が予定されています。

8期生5月15日講座報告

開催日2013年5月15日(水)
講座名鳥類入門(野鳥観察と干潟の生き物観察)
講師石井 正春先生(大阪南港野鳥園園長)
場所大阪南港野鳥園

お天気に恵まれ貴重な体験ができた一日でした。野鳥観察の基礎知識そして野鳥が飛来する環境についても学習し、午後からは干潟の生き物の観察実習でした。

人間の優しさ(生命を大切にするという)、すべての行動に反映させていかねばと改めて教えていただきました。

講座生の感想メモ(一部)

  • 干潟の役割重要性を実体験しました。カニの♂♀区別の仕方マスターした。
  • ハクセンシオマネキのパフォーマンスが見れた。感動!
  • 大阪湾の水が思ったよりきれいでした。ヨコエビ・ゴカイ・見えないもっと小さな生き物。すごいですね。
  • 童心に帰ってカニとたわむれ楽しかったです。
  • 素敵な先生でしたね。環境を学ぶということは生命をみつめるということ。
このカニ♂♀?
ハクセンシオマネキを遠くから
見つけよう干潟の生き物
石の裏のいきものは?
先生による生き物の名前説明
双眼鏡の正しい使い方