| 開催日 | 2025年11月5日(水)曇り一時小雨 |
| 観察場所 | 島の谷(河内長野市) |
| 場所 | 20名 |
今にも降りだしそうな曇り空、降雨は夕方から予報されているが、降り始めないことを願って出発。 天見駅周辺では早くも秋の花や実が彼方此方に、 キク科の淡紫色したヨメナ、白色のケシロヨメナとイナカギクに拡大鏡なしでは形がよく分らないヨモギ、イタドリなどの小さな花やアオツヅラフジ、マユミ、スズメウリ、トキリマメ、カラムシ、ナンテンの実、アオツヅラフジの種を取り出しアンモナイト形をしていることを確認。 例年は実が見られるセンニンソウもまだ花が咲いている状態だ。 イネ科の多くの植物は枯れかっているがススキやアブラススキは元気。
島の谷の入り口でもある蟹井神社に1時間半以上かかりようやく到着。 ここからは緩やかな登り勾配の山道と左側に崖が続く。 崖にはミツデウラボシなどのシダ類や本日お目当ての黄色の野菊アワコガネキクやヤマハッカ、ヨシノアザミの花、イネ科のノガリヤスが続く。樹木のダンコウバイはまだ黄葉には早く、果実も色づいていない。
島の谷の集落に入ると道沿い両側はかなり草刈りにあっていたが、それでもアキノキリンソウをようやく1輪見つけ、アキノタムラソウやコナスビの花、実を付けたカテンソウやキヅタの実を観察。 道沿いの群生して咲くイヌタデも群となると見事だ。 島の谷の集落を抜け棚田の中でようやく昼食。 土手にはヤクシソウの花が一面に咲き、道沿いにはヨメナやアキノノゲシの花が咲いている。 過去ではヤクシソウの花が辺り一面に土手をうめ尽くしていたことを思えば今年は余りにも物足りない。
午後に入ると、ぽつぽつと小雨が降り始めたので、観察を中止し駅への直行コースへと変更。それでも行きに見落としたシロダモの樹木を見つけるが、開花には少し早い蕾状態でした。 草木の実が熟すには、もう少し先のように思える秋の植物観察でした。(M.K 写真M.K&K.T)










