大阪シニア自然カレッジ

いのちの営み探検部会 11月活動報告

開催日2025年11月17日(水) 晴れ
探鳥地鶴見緑地公園
参加人数8名
観察野鳥種数カモの雄・雌を確認しよう エクリプスって?

 今年も冬鳥のカモたちが10月頃から次々と渡って来ています。雌は全体的に褐色の地味な色合いをしているものが多いが、雄は鮮やかで華やかな色合いをしています。雌は巣内の卵や抱卵する自分自身を外敵から守るためにも、自分の存在をできるだけ目立たないようにしている。雄が派手な装いになるのは、より美しい羽毛を持つ雄を好む雌にもてるためです。そんな雄も繫殖期が終わると、自然界で生き抜くため雌と同じような地味な姿になります。渡って来た直後は、まだ完全には派手な装いになりきっていない雄も多くいます。そんな雌のような姿の雄のことをエクリプスと呼んでいます。

 今回はカモたちの雄・雌の違いとエクリプスを観察です。まずは大池でコガモを観察。5~6羽のコガモの中に頭部の緑色が出ていないエクリプスの雄1羽を観察。その後多くのカモが集まるエリアへ移動してオナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ等の雄・雌やエクリプスをじっくりと観た後、日本庭園の池でマガモの雄・雌とカルガモを観察して修了しました。(K.I)

上陸して来たカモたち
マガモ 雄(右)と雌
オナガガモ 雄換羽中
ヒドリガモ 雄換羽中
キンクロハジロ 雄(上)と雌
オナガガモ 雄(上)と雌