大阪シニア自然カレッジ

12期生2月21日講座報告

開催日2018年2月21日(水) 晴れ
講座名自然観察の視点
講師菅井 啓之先生
場所堺市立栂文化会館、西原公園

午前中は「自然観察」についての座学。

ほとんどの人は観察でなくながめている、名前がわかるとじっくりと見なくなり自然を知ったような錯覚をしていると話され、例として「スズメ」の事をどのくらい知っているかと聞かれた。たくさんの鳥の中で「スズメ」という名前で憶えているだけであって、食べ物、雌雄の区別、塒などスズメについてはほとんどの人が何もわかっていない、それは見ているだけで観察ではないとの事。

自然界には無駄なものは何一つなくどこかでつながっている、観察には不思議と驚きと美しさを自分の目で見て確かめる事が大事とのお話し。

午後は西原公園で観察、途中の植え込みでゼラニウムの葉が赤いのを見つけ説明を受ける。この植物は葉を落とさないので寒くても凍らないよう細胞に糖をためているとの事。傍に生えていたスイバの葉も同じように赤くなっていた。

樹木も芽、枝、幹、根など普段何気なくながめて見過ごしているが、枝の伸び方で陽のあたり方まわりの木との関わりがわかる。幹のコケの生えている状態で雨水がどのように落ちてくるかなどもわかる。クスノキの下に枝が落ちているのは、成長が早くそのままでは茂りすぎるので自分で枝を落としているとの事。切り株からも成長、傷、周りとの関係などいろいろなことがわかる。

植物は地上に出ている量と同じ量が地中に隠れている。見えない世界も想像し、個々が全体とどのようにつながって生きているのか洞察することを教えていただき一日を終わりました。

自然観察とは
タンポポの葉も色々です
この切り株は何を語っているのでしょうか