| 開催日 | 2018年2月7日(水) 晴れ |
| 講座名 | 植物が動く方法 |
| 講師 | 長谷川 匡弘先生(大阪市立自然史博物館 植物研究室 学芸員) |
| 場所 | 大阪市立自然史博物館、大阪市立長居植物園(大阪市) |
動物は食物を求め自ら動かなければならないが、植物は大地から水分を吸収し栄養を光合成によって得るので、太陽の光があれば動く必要のない物。その位の知識しかありませんでしたが植物の種子の移動方法の講義を受け考え方が変わりました。
植物の種子には4つの移動手段があります。
例えば綿毛でふわふわ運ばれるタンポポ、種子が動物に食べられないよう花は低い位置にあるが、種子散布期になると茎が伸びて風を受け易くする。西洋シナノキなどは、種が翼を持ちプロペラでくるくる舞い降りる。種皮、果実など様々な部位を変化させ風で種子を運ぶ。
海流にのって比重を軽くするハマヒルガオ、雨の水滴に当たり種子が飛ぶチャルメラソウ
ダイコンソウなどのひっつきムシ、イカリ状になっているオニルリソウ、アフリカに分布するゴマ科植物のライオンゴロシなどのぶっそうな名のつくもの、粘液を出すチヂミグサ、鳥が運ぶものには種の色が鳥が見えやすい黒と赤が主流だが、トキリマメのようにより目立つ莢が赤、中の豆が黒、豆が2色のトオアズキ、哺乳類が運ぶものドリアンやレイシは最近では、マレーグマやアジアゾウなどが種子散布する事がわかっている。リスやネズミなどが貯食や食べ残した木の実というのもある。又、哺乳類ではないが様々な種類のアリも、その一翼を担っている。
フジやシキミ、ホウセンカなどは、種が縮み、弾けて種子を飛ばす。
午後からは、植物園で観察をしました。今年はカメムシの被害が多く、府全域に及びクスノキなども実をつけないものが多いとのこと。また午前中に講義を受けた種子の移動方法にもとずき、園内の植物について興味深くうかがいました。今までの植物の講義を思い出そうと焦ることばかりでした。今日の講義を聞き、植物は静かで周囲の環境をそのまま取り入れて生きているのではなく、どうしても子孫を残していきたいという強い生命力、たくましさがあるのだと感じました。



