| 開催日 | 2018年1月17日(水) 雨 |
| 講座名 | 午前:生き物の賢い体内時計の利用法、午後:部会説明会 |
| 講師 | 重吉 康史先生(近畿大学医学部解剖学教授) |
| 場所 | 栂文化会館(堺市) |
今回の講座は会員公開講座にもなっているので会員でもある修了生も参加。
体内時計というあまり聞きなれない言葉であるが、ほとんどすべての生物に備わっており、時間の変化を測定して、24時間のリズムを作っているという。朝起きて夜眠るというリズム、体温ホルモン分泌代謝内臓の機能など、ほとんどすべての生理現象にはリズムがある。体内時計によって昼光性動物は日中活動して夜間休息睡眠する。
ところが現在社会はそれを無視している。たとえば、過去にあった、夜行バスの運転士の居眠り運転の悲惨な事故は、体内時計に逆らうことによっておこる、いわゆる社会的時差ボケまた生活習慣病と言われる、高血圧糖尿病動脈硬化等の様々な疾患は、体内時計の乱れによっておこる。
生物に体内時計あるかどうかの証明をどのようににしたのか、受講生に質問を投げかけ考えさせながらの解説。事例として、オジギソウは24時間明るさの環境を変えずに同じ条件で観察、人間は温度差のない洞窟での活動状況、アイアイ(夜行性動物)は昼夜逆転した環境での観察、ミツバチの行動は、蜜の分泌する時間を記憶等々。その体内時計の中枢は、脳の視交叉上核にあり、全身にある体内時計に指令を送って、活動や睡眠の24時間リズムを作っているということも、動物実験によって中枢を取り去り、培養してまたあらたに、移植することによって、リズムを取り戻したということで証明したとの説明。何故?どうして?どこから?疑問を細かく追及する気の遠くなる研究”すごいの一言”重吉先生のユーモアたっぷりの余談雑談を含めながらの、興味深い講座であった。
午後は当カレッジの部会担当理事による部会説明会いよいよ修了も間近、これまで学んだ講座を生かし、より活動的に視野を広げていく、10部会の活動内容の説明を受けた。どの部会も其々の特徴を持ち、会員からも具体内容の質問等もあり、皆興味津々。改めて今後も自然にかかわり、自然を学び、同好の仲間との活動を、続けて行こうと思う。(活動報告作成1班)



